- 社会保険適用促進手当には社会保険料を抑える利点あり
社会保険適用促進手当について詳細に解説しています。この手当は、社会保険料の本人負担を軽減するために事業主が支給するもので、特に年収の壁を超えた際の社会保険料の増加を抑制する目的があります。手当は、標準報酬月額・標準賞与額の算定から除外され、被保険者の年収減少を防ぐ効果があります。また、短時間労働者の社会保険加入に関する影響も考慮しています。 - 年収の壁とは 社会保険に加入する利点を解説
年収の壁と社会保険加入の利点について詳しく解説しています。年収の特定のポイントを超えると税負担や社会保険料が増加する「年収の壁」の概念と、社会保険加入による健康保険料の会社負担、傷病手当金、出産手当金、扶養制度、将来の年金額の増加、社会保険料の減少などのメリットについて具体的に説明しています。 - 国民年金の加入年齢が65歳まで延長 加入者への利点は?
国民年金に加入できる期間が65歳まで延長されたら加入者にはどのような利点があるのか。支払う保険料が増えたと考えれば不利な改正のように思えますが、一方で加入者にとって利点になることもあります。 - 年金は遅く受け取ったほうが得なのかどうか
年金を早く受け取るか、遅く受け取るか。受給開始時期によって年金の受取額が変わり、自分の寿命もわかりませんから、悩むところ。 - 2022年10月から社会保険の適用が拡大される短時間労働者 国民年金第3号被保険者と健康保険の被扶養者が減っていく
パートタイマーへの社会保険の適用が拡大されて、どのような条件でパートタイマーが社会保険に入るのか。加入する基準や注意点を解説。 - 年金手帳が廃止されて基礎年金番号通知書が交付されるように
- 会社を設立して社長が1人だけでも社会保険に加入する必要があるか
- 厚生年金の在職定時改定とはどのような制度で、メリットは何?
- 年金のしくみ、厚生年金には国民年金が含まれている
公的な年金は2種類あって、それが国民年金と厚生年金であることはよく知られています。学生でも、大学生になれば国民年金に入りますし、会社に勤めてる人だと、厚生年金に入っています。では、厚生年金に入っている人は国民年金には入っていないのかと言うと、実は国民年金にも同時に加入していると扱われます。会社経由で社会保険に入ると、健康保険と厚生年金がセットになっています。厚生年金に入ると国民年金にも同時に加入しているという扱いになり、国民年金と厚生年金にダブルで入っている状態になります。 ですから、厚生年金には入っているけど国民年金には入っていない、と考えるの違っていて、厚生年金に入っていれば自動的に国民年金にも入った状態になっているというのが正しいのです。 - 厚生年金を途中でヤメたら、保険料は掛け捨てになるの?
年金に入っても、早い段階で被保険者資格を喪失して脱退してしまうと、支払った年金保険料が無駄になるんじゃないか、と思う方がいらっしゃるようです。年金の受給資格期間は、以前は25年でしたが、短縮化されて10年になりましたから、年金を受け取るには10年加入しとかなきゃいけない、という点は知られているようです。じゃあ、仮に厚生年金に3年間だけ入って、脱退しちゃったら、被保険者資格を喪失したら、厚生年金を将来受け取れないのかどうか。年金を受け取るには10年入らないといけないのですから、厚生年金も10年入っとかなきゃいけないのかな、と思ってしまうところですが、実際のところどうなのか。 - 保険料が割高? 給与が変動しても社会保険料が変動しないワケ
社会保険料は毎月の収入に連動して決まるものと理解されていますけれども、実際は月々の給料に連動するものではなく、年に1回、社会保険料を決める手続きが済んだ後は、1年間同じ保険料が原則として適用されるので、一時的に収入が増減したとしても社会保険料がすぐに変わらないのが特徴。 - どちらに加入するの? 自営業の国民健康保険と会社の協会けんぽが競合するとき
国民健康保険と協会けんぽ、この2つの健康保険のどちらにも加入できる条件を満たしたとき、どちらの健康保険に入るのか。同じ健康保険だから好きな方に入れそうですけれども、両者が競合した時は、会社の方で社会保険に入って、協会けんぽの健康保険に入ることになります。 - 残業が多いと社会保険料が増える? 時間外手当が膨らんで標準報酬月額も膨らむ
- 未加入で逃げられない 2年遡及される社会保険
- 健康保険に加入するメリットは? 目玉の給付は3つある
- 健康保険の高額療養費制度を使いやすくする限度額適用認定証
健康保険の高額療養費制度の利用が便利になりました。以前は自己負担後に払い戻しを受ける必要がありましたが、限度額適用認定証の導入により、病院の窓口で直接手続きが完了し、立て替え払いが不要になります。この制度の改善により、医療費の自己負担額を大幅に減らすことが可能になり、利用者にとって大きなメリットがあります。 - 家族の健康保険 オトーサンが刑務所に入ったら健康保険はどうなるの?
- なぜ健康保険は国民健康保険と協会けんぽに分かれているのか
- 年金の受給開始年齢 早く受け取るべきか、それとも遅く受け取るべきか
年金受給の開始年齢について、早期受給か遅延受給かの選択肢があり、70代中頃がその分岐点になります。65歳からの受給が一般的ですが、個人の寿命や健康状態により、最適な選択は異なります。特に女性の場合、早期受給のメリットが強調されていますが、厚生年金の受給開始年齢は早めることができず、総合的な判断が必要とされています。 - 退職したら、任意継続健康保険よりも国民健康保険を選択する?
- 退職後の健康保険を国保にするか任意継続にするか。「任意継続の標準報酬月額上限28万円」と「国保の免除制度」
- 社会保険料の決まり方 昇給と降給が合わさって随時改定
- 公的給付を二重取りできる?「在職老齢年金の調整」と「傷病手当金の調整」との調整
- 休日に健康診断を受ける これは仕事で、給与は出るの?
会社で働いていると、年に1回、定期の健康診断を受けます。これは労働安全衛生法で決まっており、毎年受けなければいけない健康診断です。健康診断には30分から1時間ほどの時間が必要ですが、この時間が仕事の時間なのかどうか。さらに、休みの日に健康診断を受けるようにしたらどうなるか。給与が出るのかどうか、そこが問題です。 - 【知ってました?】税金に上限は無いが社会保険料には上限がある
健康保険と厚生年金の保険料を合わせると収入の約30%に達しており、「高いなぁ」と思ってしまいます。しかし、社会保険料には上限があり、その上限を超えると保険料は収入に連動しないようになります。ちなみに、所得税や住民税、法人税には上限がありませんので、社会保険料はむしろ良心的に感じますね。 - 収入が10倍になったら、社会保険料も10倍になるか
収入に連動して社会保険料は増加しますが、青天井の税金とは違い、社会保険料には上限があります。収入が10倍になったからといって、必ずしも保険料まで10倍にならないのが社会保険料の特徴です。 - 年金に加入せず、健康保険にだけ入りたい
社会保険は大きく2つに分かれます。健康保険と年金。社会保険というと、この2つがまず頭に浮かびます。社会保険に加入するとなると、「年金に加入したくない。健康保険だけ加入したい」と考える人もいるのですが、会社経由で社会保険に加入すると、健康保険と年金はセットで加入することになります。選ばせてはくれないのですね。 - 月収88,000円で社会保険に加入したらお得なの?
社会保険に加入するパートタイマーの範囲が広がり。社会保険に加入すべきか否か、悩んでいる方もいるでしょうが、加入ラインギリギリの月収88,000円で社会保険に加入したらトクなのかどうか。考えてみましょう。 - 傷病手当金の待機期間に有給休暇を使えるか
健康保険の傷病手当金を受給するとなると、すぐに受給できるわけではなく、いわゆる待機期間が必要になります。その待機期間中に有給休暇を使えるかどうか。ここが今回の話の中心です。 - 社会保険料が変わったら本人に通知するべき?
毎年夏の終わり頃になると、9月から向こう1年間の社会保険料が決まりますし、健康保険料や介護保険料、厚生年金の保険料は毎年のように変更があります。社会保険料が変われば手取りの給与も変わりますので、どれだけ社会保険料が変わったかを知らせるべきかどうか。 - 雇用保険を遡及加入しても怖くないが、社会保険を遡及加入するのは怖い
雇用保険料を過去の分に遡って支払ったとしても、毎月の保険料は少額ですから、仮に2年分の保険料を遡及して払ったとしても金額は大きなものにはなりません。しかし、社会保険料は毎月の支払額が多く、健康保険と厚生年金の保険料を合わせるとおよそ30%になりますから、それを過去2年分まで遡及して払うとなると金額は大きなものになります。 - パートタイムでダブルワークしているときの社会保険はどうなる?
2つ仕事があれば、収入も2つありますから、どういう条件で社会保険に加入するのかが疑問になります。2つの職場での収入が合算されて社会保険料が決まるのか。どちらか片方の収入だけで社会保険料が決まるのか。収入が多くなると社会保険料もそれに連動して多くなりますから、ダブルワークで2つ以上の仕事をしていると、どのように社会保険料が決まるのかが気になるところ。 - 在職老齢年金への対策で「給与を減らして欲しい」と社員から求められたら
厚生年金を受け取りながら働くと、年金収入と勤労収入が一定の水準を超えると、年金が減額されたり不支給になります。そのため、在職老齢年金への対策として、あえて給与を減らすという選択もあるわけです。 - 市販薬でも健康保険を使える? セルフメディケーションと医療費控除どちらを選ぶか
確定申告での医療費控除は、入院して手術する時や、普段から病気や怪我で通院する機会が多ければ所得控除受けられます。しかし、医療費控除を利用できる金額に医療費が達しない場合は、医療費控除を使えないので、ドラッグストアで自分で対象となる医薬品を購入して対処すると、セルフメディケーション税制によって控除を受けることが可能になっています。しかし、後から確定申告するよりも、保険証を病院に持っていく方が簡単ですから、市販薬を買わずに病院に行ってしまう人のほうが多いでしょうね。 - パートタイマーが社会保険に加入するメリットとデメリット
会社経由で社会保険に加入すれば社会保険料を給与から支払いますが、1号被保険者よりも2号被保険者になった方が、支払う保険料が少なくなる場合もあります。 - 退職したら健康保険を任意継続するか、それとも国民健康保険に入るか
任意継続被保険者になるか、国民健康保険に入るか、退職するとこの2つを選ぶ必要があります。法人を設立して商売をしているならば、自分の会社を経由して健康保険に入るという手もあります。 - 年金の受給資格期間 年金は10年加入したらもう大丈夫?
年金の受給資格期間は、以前は25年でしたけれども、制度が変わって10年以上加入していれば、年金を受給できるようになりました。ならば、年金に10年加入したら、年金の保険料をもう払わなくてもいいのかどうか。受給資格期間が10年ですから、10年以上加入して年金保険料を払っていれば、年金を受給する資格だけは確かに取得できますけれども、保険料を10年分払うだけで終わりにしてもいいのかどうかが考えどころです。 - 心配。ガンになったら仕事を辞めないといけないの?
病気の治療を続けながら仕事も一緒に続ける。この両立支援ができるような職場を作っていくことが求められているんですね。入院して集中的に治療するだけでなく、普段から通院して治療する方もいますから、通院するための時間が取れるような職場環境を使用者は作っていかなきゃいけないわけです。 - 【4月から新入生になる人へ】大学生になったら国民年金に入るの?
会社員だと会社経由で厚生年金(厚生年金に入ると、国民年金にも入っている状態になる)に入りますが、大学生は個人で国民年金のみ加入します。学生納付特例制度を利用すると、国民年金の保険料を後払いにできます。 - 退職すると健康保険証はいつまで使える?
退職すれば、被保険者資格を喪失する手続きをしますので、健康保険から脱退します。退職したあとも手元に健康保険証があるからといって使ってしまうと後から費用を請求されます。 - 扶養されている人(被扶養者)の社会保険料は誰が負担するの?
家庭内の被扶養者が増えれば、社会保険に加入している人の社会保険料が増えるんじゃないかと思えますが、どうなのでしょうか。妻が被扶養者になれば、被保険者である夫の社会保険が増えるのかどうか。 - 3月は退職の季節。退職した後の健康保険をどうする?
在職中は会社経由で社会保険に加入しており、会社に社会保険を丸投げしている状態ですが、退職後は自分で手続をしないといけなくなります。 - 大学生になって国民年金への加入案内が来た。
- 年金の支給開始年齢は「全員が65歳」とは限らない
年金は65歳から支給される。そう思っている方もいらっしゃるでしょうが、支給開始年齢は生年月日によって個々に違いますから、65歳よりも前から支給される方もいます。さらに、繰上げ支給で年金を申請すれば早く受け取り始められます。 - 国民健康保険に入っていても健康診断を受けられる?
健康診断を受けるというと、会社経由で健康診断を受けるのが一般的かと思いますが、国民健康保険に加入している人でも、市町村が格安で健康診断や人間ドック、がん検診を受けられるようにメニューが用意されています。 - 健康保険の被扶養者でも健康診断を受けられる?
会社で社会保険に入ってる人は、職場の方で健康診断を受けられるように手配してくれますが、被扶養者の場合は、市町村や都道府県の健康保険協会が独自に健康診断を受けられるようにメニューを用意していることがあります。自費で健康診断を受ける前に、市町村や健康保険協会のウェブサイトを調べて、自分でも使えるメニューがないかどうかを探すと良いでしょう。 - 年金、早く受け取るべきか、後から受け取るべきか
年金を受給する時期を繰り上げて早く受け取ると、年金は少なくなります。一方、受取時期を繰り下げて受け取ると、年金は多くなります。では早く受け取った方がいいのか、それとも遅く受け取る方がいいのか。悩むところです。 - フリーランス(自営業者)が産休や育休を取ったら公的保険はどうなる?
会社員だと、会社経由で社会保険や労働保険の手続きを丸ごと面倒を見てくれるので、あまり細かいことを意識する必要はありませんが、自営業者となると、自分自身の保険は自分で管理する必要がありますので、どのような公的保険を利用していけるのかが気になるところです。 - 通勤手当が増えると、社会保険料も増える?
通勤交通費は、税制では一定額まで非課税枠が設けられていますけれども、社会保険では通勤交通費として支払ったものも労働の対価として支払われる報酬として扱われるので、通勤手当が増えると、その分だけ社会保険料も増えるのです。 - 6月は算定基礎届を作る時期 1年分の社会保険料は7月に決まる
収入に連動して決まるのが社会保険料なのですが、毎月の給与に連動してコロコロと変わるわけではなく、6月に実施される社会保険料を算定する手続きによって、1年分の社会保険料が決まるようになっています。そのため、毎月コロコロと社会保険料は変わらないのです。 - 月の途中で退職したら社会保険料はどうなる?
月の途中で退職したとき、社会保険料はいつの分まで支払うのか。日割り計算になるのか、前月分までの社会保険料を払うのか、それとも退職した月の分までの社会保険料を払うのか。金額が大きくなるので気になるところです。 - パートタイム労働者が社会保険へ加入する基準とは
- 国民年金保険料の免除、納付猶予、どういうメリットとデメリットがあるか
国民年金の保険料を通常通りに支払う以外に、納付を猶予する制度や免除する制度があります。猶予や免除の制度は、種類が多くて、どういう条件で、どのメニューを利用できるのかが分かりにくいところがありますが、それぞれ特徴が違います。 - 働いたら損なのか? 60歳以降に働くと年金がカットされる人、カットされない人
年金を受け取りながら働くと、年金の受給額が減ってしまう。この点についてご存知の方もいらっしゃるでしょう。国民年金は、働いて収入を得たとしても、年金の受給額は減らないのです。しかし、厚生年金は、報酬に連動して支払われる年金なので、収入がある一定程度まで超えてくると、年金の給付額はそれに連動して減っていくように設計されているのです。 - 一石二鳥の効果がある在職老齢年金
働きながら年金を受け取っていると、年金の給付額が減らされてしまう。この点についてご存知の方もいらっしゃるでしょうが、これは在職老齢年金制度というもので、過去に厚生年金に加入していた人が働いて収入を得て、なおかつ厚生年金も受け取っている状況になると、収入に応じて年金の給付額を調整するようになっているのです。年金が減るという点だけ着目すると、さも良くない制度のように思えますが、在職老齢年金制度があることによって、高齢者はなるべく働かないようにするし、その一方で、若い人たちが働く機会が出来上がるわけですから、高齢者と若年者を入れ替えていくという効果がある点に着目すれば、在職老齢年金制度は良い制度であるとも思えます。 - 入社直後や退職直後で健康保険証が手元に無い期間をどうするか
会社に入社して健康保険に加入すれば、健康保険証が交付されますが、被保険者資格を取得してすぐに保険証が手元に来るわけではなく、1週間ぐらい待たないと健康保険証が手に入らないことがあります。また、退職した時も、保険証は返還して、任意継続健康保険なり国民健康保険に入ることで、また保険証が交付されますが、この時もすぐに保険証が手に入るわけでなく、健康保険証が手元に来るまでタイムラグがあります。健康保険証が手元にないと、病院で健康保険を利用できないのではないかと思って不安になるものです。 - 高所得者は社会保険料を気にしない? 任意継続の健康保険にも保険料に上限がある