あやめ社労士事務所 - 労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます

人間がやるべき仕事。やってはいけない仕事。

 

昔は振込のために20分待ち。今は2分でネット振込。


銀行でお金を振り込むために、長蛇の列に並んで、何十分も待って、ATMでピッピッと操作する。2017年の今でも、月末近くになると同じような光景を銀行で見かけますけれども、PCやスマートフォンを使って振り込みができるようになって、ATMの列に並ぶ機会はほぼゼロになりました。

どうしてあんなにATMに並ぶのか不思議ですが、「ポケットなりカバンに入っている、そのスマートフォンを使えば振り込みできるんじゃないですか?」と声をかけたくなります。とはいえ、払込票を利用する場合、ATMでしか支払えないケースもあります。

ネット経由で振り込みができると知ったのは、確か2001年。大学生の頃でした。まだスマートフォンなどなくて、パソコンをADSLに接続してネットを利用していたんです。今の10代や20代の人だと「ADSLって何?」と反応しかねないシロモノですが、ADSLというのは電話回線を利用した定額ネット接続サービスで、当時は定額料金でネットが使い放題になるスンゴイものだったんです。

Amazonなんてまだ黎明期で、ネット経由だと本が2割引、3割引で買えるのは当たり前。そういう事実を知るだけでも驚きでした。本は定価で買うのが当たり前だと思っていましたからね。というか、ネットで本を買えるということすら知らない時期でしたので、何を知っても新鮮な感じ。

プリントを配布する場合も、紙でガサガサと配るのではなく、「大学のウェブサイトにアップしているので各自でダウンロードしてください」と伝えてしまえば、配布する手間がなくなります。「何を当たり前のことを」と思うでしょうが、2001年ではまだ当たり前じゃなかったんですよ。

インターネットで振り込みができることを知ったのもこの頃。まだネットバンキングが主流化していない頃で、新生銀行ではネット振込サービスを開始していて、何度振り込みをしても無料という大盤振る舞い。振り込みって、1回400円ぐらいの手数料が必要でしたから、それが何度でも無料となると、「こりゃ、スゲー!」となるわけです。

その後、2006年か2007年ぐらいまで回数無制限で振り込みが無料でしたが、一部の利用者が振り込みサービスを濫用したとの理由で、回数制限が設けられました。

そんなネット振込ですが、これは本当に便利で有り難いサービスです。20分も並んで振り込みをしていた頃に比べて、パソコンやスマートフォンでササッと2分で振り込みが済んでしまうわけですから、時間を短縮する効果は10倍です。

たかが振り込みですが、どの手段を用いるかで消費する時間は10倍も違ってくるんですね。

 

 

ロボットに仕事を奪われる幸せ。


コンピューター、AI、ロボット、これらが人間の代わりに動いてくれるとなると、必ずそれに反対する人がいます。

「人間の仕事がなくなる」と。

ロボットの脅威 ―人の仕事がなくなる日

確かに、今まで人間が取り組んでいた仕事をコンピューターなりロボットでやれるようになったならば、その人間は他の仕事をしないといけませんから、一時的にであれ失職します。

ロボットやコンピューターの仕事が10増えて、人間の仕事が10減る。こういう単純な増減関係ならば確かに「人間の仕事はなくなる」という気持ちになります。

これは、ATMで振り込みをするか、ネットで振り込みをするかの違いに似た部分があって、20分かけてでも銀行で振り込みをしたいのか。わざわざネット振込の10倍もの時間を使ってまで。

1度でもネット振込を利用すれば、もうATMの列に並びたくない。そう思うはず。


計算作業でも、今では電卓、さらにはスマホの電卓アプリもあります。コンピューター上で計算プログラムを走らせて処理することもできます。あと、ポケコンもありますね。対数などの高度な計算、簡易なプログラミングまでできるもので、私は高校が工業高校でしたから使っていましたね。ポケコンを。

そういう道具が充実している時代に、あえて計算尺を使う人がいるのかどうか。計算尺はアナログな計算道具で、電卓が登場するまでは一般的に使われていたようです。私も、その存在は知っているものの、実物を触ったことがありません。

電卓のあの使いやすさ、便利さを感じてしまえば、もう計算尺に戻りたいとは思えないでしょう。


20年前に比べて、生活は便利になりましたし、以前は人間がやっていたことをコンピューターやロボットが代替してきましたけれども、人間の仕事は減るどころかむしろ増えているのが私の実感。「仕事が奪われるどころか、与えられているんじゃないの?」と思えるほど。

 

 

年賀状が来ないのが嬉しい。


小学生の頃は、友達同士で年賀状を送り合って、冬休みが終わった頃に、「何枚貰った?」と聞き合っていたのを覚えています。「オレ、12枚」、「おまえ多いな。オレは7枚」みたいに、枚数で競っているんです。

年賀状の枚数なんて競っても仕方ないのですけれども、それが楽しみだったんです。

ところで、あの年賀はがきの抽選、当たったことがないです。当たった人、いるんですかね。何だか当たる気がしないんですけど。

今では年賀状の配達数が年々減っていて、2017年は約28億枚を発行したとのこと。28億枚と言われると、個人的な感覚としては、もんのすごく多いと感じますけれども、減ってるんでしょうね。

2004年には44億枚ほどで、2017年は28億枚なので、13年ほどで約半分、減っているわけです。発行枚数というところも何だか怪しい感じで、実際に送られた枚数じゃなくて、製造して発行した枚数をカウントしているんですね。ということは、実際に送られる年賀状の数は、、、。うーん、この先は考えるのをヤメておきましょうか。

スマホのSNSでメッセージを簡単に送れますから、もう年賀状を送る気にならない。これが本音です。ネットが一般に普及していない頃だと、通信手段は電話か郵便でした。その頃だと、確かに年賀状を送ろうという気持ちになりますし、送られてくると嬉しいもの。

けれども、今のように通信手段が充実していると、もうこれ以上の連絡は要らないというほど溢れていますし、メールボックスには読まないメールもワンサカと送られてきます。ひっきりなしにSNS経由で送られてくるメッセージにもウンザリしている人がいるのでは。

年賀はがきを買って、ペンで定型文と宛先を書いてポストに入れる。そして、受け取った人はそれをチラッと見ただけで捨てちゃう。これが今の実情でしょう。

テンプレートで作られた年賀状を受け取っても嬉しくないのですが、人はそれを理解しているはずなのに相手に送ってしまう。不思議なものです。市販の年賀状葉書には、賀正だの謹賀新年だのと文字が印刷されていて、新年の干支の絵も印刷されている。そういう葉書に宛名だけを印字して相手に送る。「あ〜、今年も年賀状を送る作業が終わった〜」と満足する12月の末。

「作業」という言葉を使っている時点で、もう何だかな〜、という感じ。その作業で送られてきた年賀状を受け取った人はどう感じるのか。「うわ〜っ! 年賀状だ。嬉しいな」なんて思う人は稀じゃないかと。

ですから、今ではもう年賀状が届かないのが嬉しいんです。だって、届いたら送り返さないといけないですから、困るんです。

 

 

仕事を捨てる勇気。


今までやって来た仕事がなくなってしまうとなれば、誰しもが抵抗したくなるもの。ドライバーレス技術が完成したから、バスの運転手は要らない。さらに、タクシーの運転手は要らない。ドラックの運転手は要らない。となると、ドライバーとして仕事をしてきた人としては、「そりゃあ困る」と。

人は安定した場所を好む生き物ですから、今までやって来たことを将来も続けていきたいもの。

だからといって、20分もかけてATMで振り込みをしたいのかというとそうは思わないし、金太郎飴のような年賀状を何十枚、何百枚と送りたいのかというとそうも思わない。

今までやってきたことをヤメる。そういう時期が時折やって来ます。


会社の事務でも、「給与計算で最もイヤなことは?」と聞かれれば、「ツマンナイところ」と答える人が多いはず。同じ作業を毎月、延々と繰り返す。計算に次ぐ計算。目の前は数字だらけ。「私、給与計算、大好き!」なんて人は、ちょっと変わってます。

人が最も苦痛を感じるのはどういう時かというと、単調な作業を延々とさせられるとき。狭い部屋に入れられて、単調な作業をさせるのは、過去に死刑よりも重い刑とされていたようです。「単純作業なんだからラクでしょう?」と思うでしょうが、単純作業ほどシンドイんです。

車にはマニュアル車(MT)とオートマチック車(AT)があります。MT車だと、クラッチ操作、ガコガコとシフトレバーを操作しないといけないので、運転中は忙しい。一方、AT車ならば、ギアをドライブに入れておくだけで、後はアクセルを踏めば前に進みます。

今では、販売されている自動車のうち、98%程度までAT車が普及しているようで、あの乗りやすさが好まれているんでしょうね。クラッチペダルを踏むことはないですし、信号待ちになるたびに1速まで落とさないといけないなんてこともない。

電卓やエクセルで給与計算しているのは、例えるならばマニュアル車を運転しているようなもの。クラシカルで懐かしさはありますけれども、退屈な仕事は、なるべく短時間で、サッと終わらせたいものです。となると、給与計算にもAT車のような道具なり手段があったらいいなと思いますよね。

AT車に乗っているかのように給与を計算する。「そんなことできるの?」と思うでしょうけれども、あるんです。それを実現する方法が。

 


コンピューターは正確に単純作業をこなすのが得意。


その方法は、人事労務freeeを使うこと。

給与総額から、雇用保険料を控除して、社会保険料を控除して、割増賃金を計算して、、、となかなか面倒な作業なんです。給与計算って。

雇用保険料は毎年のように変わりますし、社会保険料も健康保険料は4月に変わり、厚生年金の保険料は9月に変わる。もう恒例行事です。あと、そうそう、介護保険料もありますよね。

さらに、最低賃金も10月になったら、ここ数年はいつも変更があります。

こういう変更に付いていくのはなかなかシンドイんです。多くの人にとってはツマンナイし、退屈だし。けれども、正確に計算しないと給与がおかしくなるから、チャンとマジメにやんないといけない。これが苦痛なんです。

ところが、単純で繰り返しが求められる作業がコンピューターは得意です。

「税金の計算? 自動でやってあげますよ」、「雇用保険料? 保険料が変更されても自動で対応しておきますよ」、「社会保険料の計算? もちろんアナタが計算することはないんです、ワタシがやっておきます」、「保険料が変わる? 変わったらこちらで対応して、チャンと新しい保険料で給与を計算しますよ」、このように言われたらどうでしょう。

これは頼もしいですよね。退屈な仕事だけれども、正確にやらないといけない。そういう部分を助けてくれるのですから、もう使うしかないでしょう。


 




給与計算は人間がやってはいけない仕事。


未だに給与を手計算でやっているとすれば、ネットバンキングを使わずに銀行に並んでいるようなものですし、年末に年賀状をエッサホイサと書き続けているようなもの。

どーしても給与計算をやりたいんです、という変わったオカタならばあえて止めませんけれども、そういう方はほんの一部、数パーセントでしょう。大多数の方にとって、給与の計算は「できればやりたくないな」、「やらないで済むならばそうしたい」というシロモノです。

雇用保険料の変更や計算は自動。健康保険料と厚生年金の保険料も、変更されれば最新の保険料に切り替わり、もちろん計算も自動。税金の計算まで一緒にやってくれる。まさにオートマチックの自動車に乗るがごとく給与計算が終わっていくのです。

もうここまで読めば、「じゃあ、新しい道具を使ってみるか」とフツフツと気持ちが滾ってきているはずです。

人事労務freeeは無料で使い始められますから、「まずは試してみようか」という程度でもOK。最初の一歩を踏み出せば、その後はグイグイと行けますよ。

 

 

 

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