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健康保険に加入するメリットは? 目玉の給付は3つある

利点

 

健康保険の目玉となる3つの給付

健康保険を使う場面で最もよく知られているのは、おそらく風邪や怪我で診療所や病院に行って治療を受けたり、薬を処方するときではないでしょうか。1割から3割の負担で医療機関のサービスを利用できる便利な仕組みです。

健康保険には他にも給付が色々とありますが、特に知っておきたいもの3つ挙げるとすれば、「3割負担の診療」、「高額療養費制度」、「傷病手当金」ではないかと思います。「出産関連の給付は含めないの?」と思うかしれませんが、あえて3つ挙げるならという場面を想定しましたので、含めませんでした。この点については、人によって判断が異なる可能性があります。

出産育児一時金出産手当金も、健康保険では看板となっている制度ですので、忘れずに利用したいメニューです。

上記の3つを知っておくと、おおよそ満足に健康保険を利用できるのではないかと思います。

特に傷病手当金は、健康保険に加入している人と被扶養者で違いがありますし、国民健康保険に加入している人と協会けんぽや組合健保に加入している人との間でも違いがあります。

被保険者には傷病手当金制度が無く、国民健康保険に加入している人にも傷病手当金制度はありません。条例で特例的に国民健康保険で傷病手当金制度が用意されるときがありますが、あくまで例外です。

病気や怪我で長い間仕事ができないときであっても、健康保険と厚生年金の保険料は必要ですから、もし傷病手当金がないと、困る場面もあるかもしれません。傷病手当金は毎月の給与の代わりになるものですから。

ちなみに、業務上の病気なり怪我ならば、労災がありますから、こちらは心配するほとでもないと思います。

被扶養者だと傷病手当金制度を利用できない(退職後の継続給付は除く)ですし、国民健康保険には傷病手当金制度そのものがありません。考えると、会社員の健康保険は傷病手当金がある点で他の立場の人よりも若干ながら有利ではあります。

保険会社が販売する医療保険には加入せず、健康保険だけでカバーする。そういう選択肢もありますね。気軽に医療機関に行って3割負担で医療サービスを利用でき、高額療養費制度もありますから、協会けんぽや国民健康保険の保険料が高いのも納得できます。

 

 

厚生年金に入らず健康保険だけ加入したいという望み

保険料は相応の負担だけれども、内容が随分と良いものなので、人によっては「厚生年金には加入せずに、健康保険だけ加入したいよね」と思うかもしれませんね。私も、以前は健康保険と厚生年金に別々に加入できたらいいのにと思ったことがありました。

現実には、健康保険と厚生年金の手続きはセットになっていて、健康保険に加入するときは厚生年金にも同時に加入するように手続き用紙が出来上がっていますし、制度から脱退するときも健康保険と厚生年金はセットで手続きします。被保険者資格取得届では、健康保険と厚生年金保険が一体のものになっています。両方の制度で同時に被保険者となりますから、健康保険だけ加入したいというわけにはいかないのですね。

国民健康保険、協会けんぽ、組合健保、国民年金、厚生年金、介護保険など、公的な制度は色々とありますが、この中から自分で好きなものを組み合わせて利用できたらいいのにと思ったことは1度ではありません。いまは生命保険会社の医療保険だけだけど40歳になったら国民健康保険に加入しようとか、資産は自分で構築するので協会けんぽと国民年金の組み合わせがいいとか、自分は病気や怪我をほとんどしないから医療保険は生命保険会社のものを利用して国民年金だけ加入したいとか、人によって組み合わせは様々ですね。

カフェテリアというかバイキングビュッフェのような発想で、公的保険を自分でアレンジできたら彩り豊かな生活が設計できるのではないかと想像できます。自分の健康状態や体質、経済状況を勘案して選択する。考えているとワクワクしますね。

もちろん、健康な人が健康保険に加入せず、よく病気に罹患したり怪我をする人が健康保険に加入すると、公的な医療保険として運営しにくくなるので、健康な人もそうでない人も義務的に制度に参加させることで運営しているのですね。

健康保険を他頻度で使う人だけを被保険者にしていたら制度が回りませんので、健康な人を被保険者にして、全体でバランスを取りながら公的医療保険制度は運営されています。

公的医療保険には所得再分配機能が組み込まれていて、健康な人に保険料を支払ってもらって制度が支えられています。この点では、税金と同じです。

健康な人や自ら資産を構築できる人、いわば健康保険をあまり必要としてない人によって成り立っているのが公的な保険制度なのでしょうね。ヘンな感じですけれども。

 

社会保険料をラクに計算してくれる給与計算ソフトとは?
健康保険料や介護保険料は毎年のように変わるものですから、保険料が変わったことを忘れて給料を計算してしまうことのないように、社会保険料を自動で計算してくれる給与計算ソフトを使うのがいいですね。
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