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有給休暇のルール パートタイマーでも有休を繰越できる?

 

繰り越し

 


 

週5日出勤でなくても有給休暇は付く。


フルタイム、つまり1日の所定労働時間が8時間で働く人でないと有給休暇は付かない。

そう思っている方もいらっしゃるでしょうが、パートタイムで働く方でも有給休暇は付きます

週4日勤務でも、週2日勤務でも、同様です。

更に書くと、週1日出勤でも有給休暇は付きますからね。


パートタイムで働く人には学生も含まれますから、他の社員と同様に、学生にも有給休暇はあります。

 

 

フルタイム社員じゃないから有給休暇を繰り越しできない、、、というわけではない。


有給休暇には2年の時効があり、付与された日数を繰り越しできます。

一例としては、今年は12日の有給休暇が付与され、7日分を使い、残りの5日分は翌年に持ち越す、という形になります。


繰り越しできるのは、有給休暇を付与された人全員が対象です。フルタイム社員は年次有給休暇を繰り越しできるけれども、パートタイマーの人は1年以内に使い切らないと有給休暇は消滅する、なんてことはありません。

パートタイムで働く人も、学生も、有給休暇の有効期限(時効のこと)は2年ですから、繰り越しできます。


「繰り越しできる日数に制限はあるの?」

と思うところですが、時効で制限がかかっているため、日数には制限がありません。


例えば、今年分の有給休暇が5日残っていて、翌年に繰り越したとしましょう。

翌年、新たに14日分の有給休暇が付与されたとすると、繰り越した日数と合わせて19日分になります。

この19日分の有給休暇を1年ほど使わずに持っておくと、繰り越した5日分が時効になり消滅します。その場合の有給休暇の残日数は14日になります。

 

 


繰り越した有給休暇から使うのか。新しい有給休暇から使うのか。


先程の例では、繰り越した有給休暇が5日ありました。

さらに、14日の有給休暇が新たに付与されています。

合計で19日分ですけれども、有給休暇を使用するとき、どの有給休暇から使うかが問題となります。


古い5日分から先に消化していくのか。

それとも、新しい14日分から消化していくのか。


自分の給与明細に有給休暇の残日数が表示されていたとしても、「19日」と書かれているだけでは内訳は分かりませんからね。

有給休暇を1日使ったら残りは18日になりますが、その1日は古い5日分から消化されたものなのか、新しい14日分から消化したのか。

これは給与明細では分かりません。


繰り越した有給休暇から使うのか、新しく付与された有給休暇から使うのか。

この点は会社ごとに異なっていて、就業規則で決めておく必要があります。


時効が先に到来する古い方から使うのが人の感情としては納得できますよね。

新しい方から使う形になっていると、「時効消滅を狙っているのでは?」と社員は不満を感じるでしょう。

やはり、繰り越した有給休暇から先に使うようにしている方が納得を得られやすいもの。


繰り越した後の有給休暇をどう使っていくか。ここは大事なところですから、就業規則でキチンと決めておきましょう。

 

 

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山口正博 社会保険労務士事務所
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