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従業員を休ませても給与は必要 白菜が高いのでキムチが作れない



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■従業員を休ませても給与は必要 白菜が高いのでキムチが作れない◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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白菜が高いのも使用者の責任なのか、、、
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■韓国のキムチ。

韓国で有名なものといえばキムチを挙げる人は多いかもしれない。他には、プルコギやサッカーでしょうか。ドラマも有名だ。

今年は韓国も暑かったためか、白菜をあまり収穫できないようで、価格が高くなっているとのこと。キムチを作るには白菜が必須で、白菜が無いとキムチが作れないほど。白菜以外のキャベツやキュウリ、大根でもキムチは作れるが、韓国の人は白菜で作るキムチが主体のようで、白菜以外でキムチはあまり作らないようだ。

キャベツでキムチを作っている韓国の家庭がテレビで紹介されていた(たしかフジテレビのとくダネだったと思う)ので、私も「白菜以外でもいいんじゃないの?」と思うけれども、白菜以外のキムチは韓国の人にはあまり美味しくないみたい。私は大根のキムチも好きなんですけれども。

韓国ではキムチが作れないと騒いでいますが、日本では意外と韓国産のキムチが普通に売られている。「韓国で供給量が細っているから、日本に入ってくる韓国産キムチの価格も上昇するかもねぇ、、」と思っているものの、今のところそのような動きは無し。プラスチック容器入りのキムチが398円とか498円だから、いつも通りだ。

原材料価格が上昇すると、その原材料を利用して商品を生産している企業に影響が出る。例えば、小豆の価格が上昇すると、たいやき屋に影響が出たり、和菓子屋に影響が出る。野菜の価格が上昇すると、野菜バイキングを提供しているファミレスで影響がでるわけだ。白菜の場合も同じで、白菜の価格が上昇すると、キムチを製造している企業に影響が出るし、キムチを販売している企業にも影響がでると予測できる。








■白菜が高騰しているのでキムチ工場を操業停止にした。

白菜の価格が高騰したために、生産を一時停止しているキムチ工場もあるようで、ガランとした工場がテレビで紹介されていた(これもとくダネだったと思う)。

ここで、白菜の価格が上昇したためにキムチ工場を操業停止にしたら、いわゆる休業になるのかどうかが今回の焦点です。

中小企業緊急雇用安定助成金や雇用調整助成金によって休業の仕組みへの認知も進んだため、「操業停止ならば休業」と反射的に判断される傾向もあります。

天災事変やストライキ、ロックアウトによる操業停止ならば休業にならないという点は知られているものの、それ以外の場合ではどう判断するのかがいわゆるグレーゾーンになっていて、休業手当制度の運用で悩むポイントです。

休業手当制度では、いわゆる不景気による操業停止だと、使用者の責任になる。では、白菜の値段が高騰することは使用者の責任なのかどうか。これはとても微妙なところですよね。

責任とは、「立場上当然に負わなければならない任務や義務(大辞泉)」と定義されています。ならば、白菜の価格が高騰したという結果の責任を使用者は当然に負わなければいけないのでしょうか。


野菜の取引には、競りで取引する「現物取引」と競りの前に受け渡しの契約を締結する「先物取引」という2つの手段があります。モノを目で見て売り買いするのが現物取引、モノを見ずに先に売買を実行してしまうのが先物取引です。金融だとオプション取引も先物取引の一種ですね。

もし、白菜の価格が上昇することを予測していたならば、先物取引の仕組みを利用して、事前に10kgで500円というように、事前に価格を固定する契約ができたのではないかとも考えることができます。現物で取引すると、10kgで1,500円になってしまうところを、事前に売買契約を締結し価格を固定しておけば、原材料価格の高騰による影響は軽減できたのではないかと思えるわけです。このように考えれば、原材料である白菜の価格が上昇したのは使用者の責任と言えないこともないでしょう。不可避ではなく、回避できる可能性があるので使用者の責任だというわけ。


他には、輸入を利用できたかもしれない。国内の白菜だけを調達するのではなく、事前に白菜を外国(例えば、中国から輸入するとか)から輸入するバイプを作っておけば、白菜価格の高騰による影響を回避できたかもしれない。日本も94年頃だったか、冷夏で米が不作で困り、タイ米を輸入しましたよね。初めてタイのコメを食べたのがあの頃でした。日本国内だけで米を生産・供給していると、不作のときに困るので、普段から米を輸入するルートを用意しておけば、国内の供給が細っても海外からの供給でフォローできるわけです。ただ、日本のコメにしろ、韓国の白菜にしろ、必要な量は自国で供給できると考えているため、「もし供給が細ったら」と想定はしていないのでしょうね。また、米農家や白菜農家からの輸入阻止のための圧力もあるかもしれない。


もし、先物取引や輸入という手段でもって、キムチの価格変動の影響を使用者の行動次第で回避できたと判断できれば、調達する原材料の価格上昇は使用者の責任になる可能性が高まるわけです。気候に影響されない人工栽培のキノコやサニーレタスならば価格は安定するのですが、白菜は人工栽培していないようで、価格の変動を予測しにくい。その予測しにくい要因を使用者の責任にできるのかという点に無理があるのではないかと思います。

確かに、上記のように理屈をコネれば使用者の責任にできてしまうのでしょうが、助成金の利用が普及し「休ませたら休業」という理屈が認知されてきたため、「とりあえず使用者の責任にして、休業にしちゃえ」というように何でも使用者に責任を転嫁してしまう雰囲気も最近はあって困ります。







■労働基準法26条の濫用

もし、日本で韓国と同じような状況になったら、キムチ工場は休業手当を支払わなければいけないのでしょう。

金融トラブルが原因で突然仕事が減ったために操業を停止すれば使用者の責任になるぐらいですから、白菜の価格高騰もおそらく使用者の責任にされてしまうのでしょうね。

以前から何度も指摘していますが、休業手当制度は使用者の責任を広く認め過ぎであって、どこまでが使用者の責任で、どこまでが使用者の責任外なのかがハッキリしていないので、右から左へ使用者の責任だと判定される可能性が十分にあります。それゆえ、労働基準法26条は濫用されやすいのです。とはいえ、使用者の責任の範囲をどうやって絞るのかというパッした具体策がないので、歯がゆいですね。

できるとすれば、通達などで、「この場合は使用者の責任にならない」というパターンを増やしていくことでしょうか。使用者の責任になる範囲は限りありませんので、「使用者の責任にならない範囲」を決めてしまうわけです。

 

 

 

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労務管理の問題を解決するコラム

職場の労務管理に関する興味深いニュース

【仕事のQ and A】

決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。

他には、雇用保険や社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。

労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。

しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が労務管理では起こります。

  • Q:会社を休んだら、社会保険料は安くなる?
  • Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
  • Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
  • Q:休憩時間を分けて取ってもいいの?
  • Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
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このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。

 

仕事のハテナ 17のギモン

【1日8時間を超えて仕事をしたいならば】

毎日8時間の時間制限だと柔軟に勤務時間を配分できないので、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

しかし、仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。それを実現するにはどうしたらいいかについて書いています。

残業管理のアメと罠

 

残業管理のアメと罠

【合格率0.07%を通り抜けた大学生。】

私が社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが社労士試験ごときにオチたのか」って。

どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。

社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。

大学生が独学で社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡 Kindle版

 

合格率0.07%を通り抜けた大学生。

【学生から好かれる職場と学生から嫌われる職場】


高校生になれば、アルバイトをする機会があり、
過去、実際に経験した方、
もしくは、今まさに働いている学生の方もいるのでは。

中には、
「学生時代はアルバイトなんてしたことないよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。

そういう稀な方は経験が無いでしょうけれども、
学生のアルバイトというのは、
何故か、不思議と、どういう理屈なのか分かりませんが、
雑というか、荒っぽいというか、
そういう手荒い扱いを受けるんです。

若いし、体力もあるし、
少々、手荒に扱っても大丈夫だろうという感覚なのでしょうか。

それ、気持ちとしては分かりますけれども、
法令上は、学生も他の従業員と(ほぼ)同じであって、
一定のルールの下で労務管理しないといけないのです。

もちろん、
18歳未満は夜22時以降は働けないとか、
8時間を超えて働けないとか、
そういう学生ならではの制約は一部ありますけれども、
それ以外のところは他の従業員と同じ。

週3日出勤で契約したはずなのに、
実際は週5日出勤になっている。

休憩時間無しで働いている。

採用時に、1日5時間働くと決めたのに、
実際は1日3時間程度しか勤務させてもらえない。

「学生には有給休暇が無い」と言われた。

テスト休みを取って時給を減らされた。

など、
やってはいけない労務管理がなされてしまっている
という実情もあるようです。

何をやってはいけないかを知らないまま、
間違った対応をしてしまうこともあるでしょう。

(知らないからといって許されるものではありませんけれども)

このような労務管理をすると、学生から好感を持たれ、
辞めていく人が減るのではないか。

一方で、
「これをやってしまってはオシマイよ」
な感じの労務管理だと、
ザルで水をすくうように人が辞めていく。

学生から好まれる職場と嫌われる職場。

その境目はどこにあるのかについて書いたのが
『学校では教えてもらえない学生の働き方と雇い方 - 35の仕事のルール』
です。

 

「学生が好む職場」と「学生が嫌う職場」 その違いは何なのか。

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