労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

試用期間中なら、すぐに解雇できる?

f:id:ma95:20181008120004p:plain

 

メールマガジン 本では読めない労務管理の"ミソ"

山口社会保険労務士事務所
(2018/10/9号 no.314)

 

 

◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

試用期間中なら、すぐに解雇できる?
◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

試用期間でも本採用と同じ扱いになる場合がある。

「試用期間だから、会社の判断次第で、いつでも解雇できる」

そう思っているとしたら、それは間違いです。


例えば、

新しい人を採用し、
採用から2ヶ月間を試用期間として、

1ヶ月を経過した段階で、
「この人には適性が無いな」
と判断したとしましょう。

ここでスパッと何の準備もなく、
雇用契約を解除できるのかというと、
それはできないんです。


採用して1ヶ月も経過すると、
会社としてはまだ試用期間中なのですが、
法的にはもう本採用と同じ扱いになります。


雇用保険の加入手続きは翌月10日までですから、
1ヶ月だとまだ被保険者資格取得届を出していないかもしれません。

しかし、

社会保険の被保険者資格取得届は採用から5日以内に
提出するのが原則ですから、
1ヶ月経過していたなら、すでに社会保険に加入しているはずです。


さらに、

採用から14日を超えて雇用契約が継続していると、
労働基準法20条の解雇予告も必要になります。

試用期間が2ヶ月であっても、
それは会社が独自に決めた期間であって、
法律が決めた期間ではないんですね。


採用して、
「これはダメだ」
と判断したら、

なるべく早く雇用契約を解除する方が
従業員にとっても事業所にとっても良い結果になります。

 

 

試用期間中だから自由に解雇できる、という誤解。

 

 

f:id:ma95:20181010134859p:plain

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com
お問い合わせ

© 社会保険労務士 山口正博事務所