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2010/3/15【ボーナスが休暇というのもいい】





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■ボーナスが休暇というのもいい
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「ボーナス=現金」とは限らない。
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■休暇も報酬になる。



企業や公的機関のような組織に勤めていると、ボーナスが支給されることがあります。

ボーナスとは、いわゆる賞与のことで、夏と冬の年2回支給されるというメニューが一般的なようです。中には、支給額を変化させやすいように年4回で賞与を支給する企業もありますね。賞与の支給回数を多くすると、業績に合わせて支給額をコントロールすることが容易になります。

ボーナスは月ごとの給与と同じく現金で支払われるのが大半ですが、現実には必ずしも現金でなくともボーナスとして成立できるのですね。

例えば、ストックオプションを賞与として支給する企業もあります。創業して年数があまり経過しておらず、現金が不足している企業に好まれる方法です。

本来、賃金は通貨で支払わなければいけないものですが、このルールは毎月の賃金に限られており、ボーナスのような特別な一時金には適用されないのですね。それゆえ、ストックオプションで賞与を支払うこともできるわけです。


ストックオプションで賞与を支払えるならば、賞与として休暇を支払うのはどうでしょう。

休暇も有給休暇のように金銭的価値があるものですから、賞与として使えるはずですよね。






■バーター取引を応用する。



ストックオプションで賞与を支払う場合も、休暇で賞与を支払う場合も、共通するのは「バーター取引の仕組みを利用している」という点です。

バーター(Barter)とは、物々交換のことで、金銭を介在させずに物品取引を実行する手段です。

通常の取引だと、こちらの欲しいものと相手の欲しいものが合致することは難しいので、何でも通貨を介在させて取引を実行します。通貨は常に価値が認められてる(中央銀行がキチンと機能していることが前提)ため、誰でもそれを欲しがります。それゆえ、取引の中心に通貨を据えると、取引が円滑に行われるわけです。

昔は物々交換で取引が行われていたようですが、とても不便でしたので、通貨を使うようになったのですね(途中の過程では、金や銀などの貴金属を使っていましたね。その後、悪貨が良貨を駆逐するようになったので、通貨に変わりました)。


今現在の取引にはほぼ通貨が介在しているのですが、物々交換も使いようによっては便利なのですね。

ストックオプションで賞与を支払うというのは物々交換の好例で、現金を介在させずに取引ができるため、企業はキャッシュアウトを避けながら、キャッシュを支払ったとほぼ同等の効果を発揮させることができるのですね。

他にも、株式交換によるM&Aも物々交換の例の1つです。


また、休暇で賞与を支払うという方法も物々交換であり、賞与の支払いにバーター取引の仕組みを利用し、現金を使わずにボーナスを支払う方法として使えるわけです。

ただし、就業規則で、ボーナスを現金で支払うと決めているならば、休暇で賞与を支払うことはできません。






■休暇の価値を測定する。



休暇で賞与を支払うとすれば、「休暇の価値」をどう測るかが悩みどころです。

休暇といっても、無給の休暇と有給の休暇では価値が違いますし、また、1日単位でしか使えないのか、それともまとめて使えるのかによって価値が変わります。

さらには、もし賞与として有給休暇を支給するならば、有給休暇には「金銭部分と休暇部分」が組み合わさっており、価値を判断するに悩みます。

金銭部分の価値は問題なく測れますが、休暇部分の価値をどう測るかがポイントです。

まさか休暇部分の価値はゼロということはありませんから、幾分かの価値を見いださなければいけないでしょう。


例えば、1日分の休暇につき4,000円の金銭部分と6,000円の休暇部分というような割合を想定するのでしょうか。

う~ん、訳が分からなくなりますね。


賞与として休暇を支給するならば、全て無給の休暇として支給するのが良いだろうと私は思います。

休暇にどれほどの価値を見いだすかは企業ごとに違いますし、また社員ごとでも異なります。この価値がどれほどのものかが決まらないと、定量的に休暇の価値を判断することは無理です。



ちなみに、支給された休暇をまとめて取得することにすれば、価値を増加させることが可能でしょうね。

例えば、賞与の一部として10日の休暇を支給するとして、1日単位で使った場合よりも、10日まとめて使った方が休暇の価値は高まるはずです。








┏━━━━━━━━━━☆★ 編集後記  ★☆━━━━━━━━━┓


1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉。

なぜ硬貨を呼ぶときに「玉」と付けるのか。


硬貨が丸いから「玉」という表現が付いたという説もあるようです。


ちなみに、価額が高くなると「玉」という表現が取れる傾向もあるようです。

1円や5円、10円までならば、玉を付けて表現することがあるが、100円や500円になると、玉を付けずに表現することが多い。

「1円玉」と表現する人は多いが、「500円玉」と言う人は少ないと感じませんか?

500円を「500円玉」と言わずに単に「500円」と表現しているはず。




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