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よし、退職しよう 「3」が付く時期に退職者が出る。

ジンクス

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■■┃  本では読めない労務管理の「ミソ」
□□┃  山口社会保険労務士事務所
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━ (2009/8/3号 no.111)━

 


■■  「3」の付く時期に配慮する
■■  人の動きは3の付く時期に起こる。
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数字の3が付く日に退職する人たち


人事の経験則には、

「すぐに辞める人は、3日で辞める」
「しばらく経って辞める人は、3週間もしくは3ヶ月で辞める」
「自分のキャリアを考える人は、3年で転職する」

という不思議な法則があったりします。

このように、「3」の付く時期というのは、人が節目を意識する
時期なのではないかと思うのです。


もちろん、必ず3が関係しているとは断言できませんし、確実な
法則として成立しているとも言えません。

しかし、「3」という数字は、方々で人間に影響を与えている
のではないかと私は考えています。


4ではなく、8でもなく、7でもなく、9でもなく、「3」です。




アントニオ猪木も「3」を使っている

「3、2、1、、ダー」という掛け声はアントニオ猪木さんの
定番ネタです(あと、モノマネの人もいましたね)。


あれは、なぜ3からカウントダウンするのでしょうか。

プロレスのダウンカウントも3ですから、そこから流用している
のかもしれません。

ただ、なぜか3を使っているんですね。


他にも、具体例や理由を提示するときも、3をよく使います。

具体例を提示するときは、3つ提示すると説得力が増すと言われ
ています。

2つだと少なくて、説得力に欠ける。しかし、4つだと多くて、
冗長になる。

ゆえに、具体例は3つに絞るのですね。

また、理由を述べる時も、3つ提示すると相手に納得してもらい
やすいです。

プレゼンをしている人は良く分かると思います。


他に3を探すと、「3日坊主」がありますね。

3日で辞める人も3日坊主と言えるのかもしれません。ちなみに、
私は、高校生のとき、1日でチェーン店のレストランを辞めたこと
があります(となると、私は「1日坊主」なのでしょうか)。
雰囲気がどうしても合いませんでした。

さらに探すと、世界の(?)ナベアツも、「3」を芸に取り入れ
ていますよね(余談ですが、なぜ「世界」なのでしょう?おそら
く、彼は日本でしか仕事をしていないはずですが)。

彼の芸は、「1、2、3!(さん!)、4、5、6!(ろく!)、、、」というように数字をカウントします。


特徴は、3の倍数のときに、変な顔(目がアッチ向いてホイして
います)をして奇声を発します。

人は、意外と3を多用しているのですね。




3は区切りが良い数字なのか

そこで、3を意識する人間の習性を想定して、3日、3週間、
3ヶ月、3年という区切りの時期に、人事メンテナンスをすると、
離職を防ぐことができるのではないか、と私は「仮説」を立てて
います。

過去にも、「若者は3年で辞める」という本がありましたから、
「3」というのは人間にとって都合の良い節目と考えられている
のでしょう。

そこで、その節目となる時期に、人事面接(入社用の面接とは違う
のもの)を行ってみたり、就業満足度を調査してみたり、コミュ
ニケーションを増やしてみたりすると、良い効果があるのかも
しれません。

例えば、採用後3ヶ月というのは、おそらく本採用される時期に
なることが多いですから、ここで人事フォローをしておくことは
有効ではないでしょうか。

具体的に何をするかは千差万別でしょうが、「関係性を深める
こと」が主眼になると思います。


会社によっては、勤続年数に応じて長期休暇を付与する制度を
設けているところがありますが、勤続年数の条件は3年を避けた
方が良いのかもしれません。


つまり、3年で1ヶ月の有給の休暇を与えるという制度があると、
社員さんはその休暇を利用して転職活動をするかもしれません。

もし、より長く働いて欲しいと考えるならば、せめて4年に1ヶ月
の休暇という設定にするのが妥当なのではないでしょうか。

もちろん、転職を妨害するために休暇制度を運用するのは避けたい
ですが、「3年」という節目に人の動きがあるというジンクスを
考えるならば、3年という時期を避けるのも無理はありません。

そうは言っても、実証された内容ではありませんので、経験則上の仮説でしか
ないのですが、どうしても私は因果を感じてしまうのです。

「必ず成立することではないが、意識することは有益では
ないか」、というのが私の考えです。

しかし、何を言っても、なぜか人間は「3」が好きなので、
使いたがるのでしょうね。

3の魅力は奥深いです。

 

 



従業員が退職する際の社会保険や税金などの手続き
従業員が入社する時だけでなく、退職する時も社会保険や税金の手続きで色々とやらなければいけないものですから、労務管理を担当するなら、こういったことを知っておきたいところです。

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労務管理の問題を解決するコラム

職場の労務管理に関する興味深いニュース

【仕事のQ and A】

決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。

他には、雇用保険や社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。

労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。

しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が労務管理では起こります。

  • Q:会社を休んだら、社会保険料は安くなる?
  • Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
  • Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
  • Q:休憩時間を分けて取ってもいいの?
  • Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
  • Q:残業しないほど、残業代が増える?
  • Q:喫煙時間は休憩なの?
  • Q:代休や振替休日はいつまでに取ればいいの?

このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。

 

仕事のハテナ 17のギモン

【1日8時間を超えて仕事をしたいならば】

毎日8時間の時間制限だと柔軟に勤務時間を配分できないので、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

しかし、仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。それを実現するにはどうしたらいいかについて書いています。

残業管理のアメと罠

 

残業管理のアメと罠

【合格率0.07%を通り抜けた大学生。】

私が社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが社労士試験ごときにオチたのか」って。

どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。

社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。

大学生が独学で社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡 Kindle版

 

合格率0.07%を通り抜けた大学生。

【学生から好かれる職場と学生から嫌われる職場】


高校生になれば、アルバイトをする機会があり、
過去、実際に経験した方、
もしくは、今まさに働いている学生の方もいるのでは。

中には、
「学生時代はアルバイトなんてしたことないよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。

そういう稀な方は経験が無いでしょうけれども、
学生のアルバイトというのは、
何故か、不思議と、どういう理屈なのか分かりませんが、
雑というか、荒っぽいというか、
そういう手荒い扱いを受けるんです。

若いし、体力もあるし、
少々、手荒に扱っても大丈夫だろうという感覚なのでしょうか。

それ、気持ちとしては分かりますけれども、
法令上は、学生も他の従業員と(ほぼ)同じであって、
一定のルールの下で労務管理しないといけないのです。

もちろん、
18歳未満は夜22時以降は働けないとか、
8時間を超えて働けないとか、
そういう学生ならではの制約は一部ありますけれども、
それ以外のところは他の従業員と同じ。

週3日出勤で契約したはずなのに、
実際は週5日出勤になっている。

休憩時間無しで働いている。

採用時に、1日5時間働くと決めたのに、
実際は1日3時間程度しか勤務させてもらえない。

「学生には有給休暇が無い」と言われた。

テスト休みを取って時給を減らされた。

など、
やってはいけない労務管理がなされてしまっている
という実情もあるようです。

何をやってはいけないかを知らないまま、
間違った対応をしてしまうこともあるでしょう。

(知らないからといって許されるものではありませんけれども)

このような労務管理をすると、学生から好感を持たれ、
辞めていく人が減るのではないか。

一方で、
「これをやってしまってはオシマイよ」
な感じの労務管理だと、
ザルで水をすくうように人が辞めていく。

学生から好まれる職場と嫌われる職場。

その境目はどこにあるのかについて書いたのが
『学校では教えてもらえない学生の働き方と雇い方 - 35の仕事のルール』
です。

 

「学生が好む職場」と「学生が嫌う職場」 その違いは何なのか。

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┃それを実現するにはどうしたらいいかについて書いています。
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