台風が来て店は臨時休業に
台風が来ると、電車が止まり、飛行機は飛ばず、バスのりばも大混雑。さらに、お店を開けてもお客さんは来ないものですから、何のために雨風の中、出勤したのかと思わされます。
もうお客さんが来ないと考え、臨時休業にしてしまう店もあります。また、本来の閉店時間を早めて店を閉めてしまうところもあります。
明日は台風だから店を休みにしてしまうか?
今日は台風だから早めに終わるか?
お客さんが少ないから閉店を早めるか?
などと考えてしまいます。
飲食店、ショッピングセンター、コンビニなど、これらは天気が悪いと急にお客さんが減る業種です。
私が学生だった頃、飲食店で働いていたのですが、台風で風も雨も凄いので、営業時間は22時までのところ、20時で閉店したことが1度ありました。夜は17時から開店しているお店でしたが、当日は1時間に2人か3人、お客さんが入ってくる程度で、店を開けているだけで赤字になるような状態でした。
こういう場合は、22時まで店を開けているよりは早く店仕舞いした方が賢明です。
ただ、店を早く閉めるのは良いとしても、働く時間が2時間短くなると、その分だけ給与も減るものですから、どうするのかが問題となります。
「そりゃあ、台風だから仕方ないだろう」と思うところですが、会社側の判断で勤務時間を減らすと、ちょっとした問題が生じます。
台風で会社を休みにしたら休業補償が必要?
洪水や風で店が壊れてしまって営業できないならば、これは会社側に責任はありません。しかし、お客さんが少ないという理由で、閉店時間を早めてしまうと、閉店時間までの給与を支払わないといけなくなります。先程の例だと、20時から22時までの2時間分の給与。これを支払うわけです。
「でも、その2時間は仕事をしていないのに給与が出るの?」と思うところですが、契約で約束した時間は働けるようにしなければいけないので、使用者側はこういう場合に補填をする必要があるのです。
しかし、ちゃんとフォローをすれば、対応できるのです。
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