通勤定期よりも切符の方が安上がり? / 週休3日を実現するために超えるべき壁。 / マスクを付けてお仕事

通勤定期よりも切符の方が安上がり?

 

電車で通勤するとなると、方法は2種類あります。1つは、通勤定期券を利用して電車に乗る方法。もう1つは、電車に乗る都度、切符を買う方法。

 

2017年の現在では、もう切符を買う人も少ないですかね。JR東日本ならばSuicaカード、JR西日本ならばICOCAという便利なICカードがあるので、今はもう自動改札機にピピッとかざすだけで電車に乗れます。

 

通勤するならば、「切符じゃなくて定期券の方がいいだろう」と思うところ。毎回、切符なりSuicaカードで支払っていると割高なので、3ヶ月なり6ヶ月と期間を指定して定期券を買う方がリーズナブル。

 

では、電車で通勤する人には全員に定期券を利用してもらうべきなのかどうか。「都度払いよりも定期券の方がお得」と考えていると、何が何でも定期券となりがち。

 

週5日で出勤している人ならば、切符よりも定期券の方が間違いなくお得。月に20日ほどは使うわけだから、都度払いは割高になる。指定した期間、指定した区間は乗り放題になるのが定期券だから、電車に乗る回数が多いほうがお得感がアップします。

 

では、週3日出勤ならばどうか。さらに週2日なら。もっと言えば、週1日出勤の人にも定期券を使ってもらうのかどうか。

 

出勤日数が少ないほど、都度払いの切符に比べて定期券が割高になります。通勤する回数が多いほうが定期券は割安になり、逆に、通勤回数が少なくなると、都度払いの方がリーズナブルになる。

 

ただ、通勤交通費は税制で優遇されているので、「全員に定期券を使ってもらってもいいんじゃないか?」という考えもあります。

 

他には、出勤日数で分けるという方法もあります。週3日出勤までは都度払いで対応し、週4日以上で出勤する場合は定期券を買ってもらう。ただし、この方法だと、「なぜ週3日を境界線にしたんだ?」と突っ込まれる余地があります。

 

あとは、学生の通学定期との兼ね合いも論点の1つです。通学定期で通勤できる範囲のところで働いていると、電車に乗っているので交通費が支給されるものの、利用しているのは通勤定期ではなく通学定期になります。

 

支給された交通費で通学定期を購入できる。学生だとこういうオイシイ状況になる可能性もあります。私は大学生の頃、まさにその経験をしました。

 

book897(通勤定期券の良いところ。切符の良いところ。)

 

 

 

 

週休3日を実現するために超えるべき壁。

 

週休2日の職場も珍しいものではなくなりましたが、最近では、週休3日を導入してみようという動きがチラホラとあります。

 

週に1日しか休みがない人にとっては、「ウチは週休2日でもないのに、週に3日も休みなんて、羨ましい」と感じるところ。週休2日が当たり前と思われているフシがありますけれども、今でも休みは週に1日である会社もそれなりにあります。

 

さて、肝心の週休3日ですが、固定で毎週3日の休みを設定するところに難易度の高さがあり、ここで挫折してしまうケースがあります。計画していた当初は「まぁ、いけるやろ」と楽観的に考えていたものの、実際に取り組んでみると何だかうまくいかない。

 

従来の週休2日に慣れていると、それに合わせて仕事のスケジュールを決め、カラダも動くものですから、使える日数が1日減るとなると、すぐには馴染めません。

 

例えば、キーボードの配列。QWERTYキーボードと言われるキー配列がもう当たり前と感じてしまい、指も手もあの配列に慣れきっています。PCで文字を入力するには、あのお馴染みのキーボードがいつも手元にあります。

 

あのキー配列はタイプライターを使っていた頃の名残で、2017年の今ではタイプライターなんて骨董品ですけれども、キーの配列はそのままです。日本では大正時代に普及し始めたようですが、あえて打ちにくい配列にすることで、タイプライターの可動紐が絡まらないようにしていました。

 

PCには紐なんてありませんから、どれだけ早くタイプしても支障はありません。タイプの速度に制限がないならば、もっと入力しやすいキー配列に変える方が合理的ですが、慣れきったキー配列を放棄することはできませんでした(過去だけでなく現在も)。

 

 

キーボードの配列のように、毎週の休みも2日と長い間固定してきたものですから、週に5日、仕事の時間として使えるとカラダが慣れてしまっているのですね。だから、いざ「休みを週3日にするぞ」と言われても対応できない。

 

そこで、固定で週3日にするのではなく、固定の休みは今まで通り週休2日にしておき、追加の1日分は有給休暇で補填する方法があります。

 

例えば、付与する有給休暇を2倍にして、増えた分の休暇で週休3日に近い状態を作ってもらう。

 

固定で週休3日だと、月に休みが4日増え、年間だと48日。有給休暇を2倍にしても、年間で48日も休暇日数は増えませんけれども、給与が減らないという利点がありますし、休みの日数を弾力化できるというところも利点です。

 

週に休みが1日増えると、5日の出勤日数が4日になり、使える仕事の時間は20%カットされます。それに連動して、給与も20%減ってしまっては、「それじゃあ、意味ないじゃん」と言いたくなるところ。給与が減らずに休日だけ増えれば万々歳ですが、そうはならないのが悩ましいところ。

 

有給休暇を利用して、言うなれば「緩い週休3日」から始めれば、仕事の時間をバサッとカットせずに済みますし、有給休暇で給与の減りも回避できます。

 

ただし、この方法には、週休3日を導入しようという職場ならば、有給休暇はチャンと消化できる職場なのだろうという前提があります。

 

book895(週休3日を実現する方法)

 

 

 

マスクを付けた寿司職人が握ったお寿司。食べたいですか?

 

2009年か2010年頃、インフルエンザに関するニュースが増えて、猫も杓子もマスクを付けている異様な光景を目にしたのを覚えています。

 

インフルエンザが流行しているとテレビで熱心にお知らせすると、飛ぶようにマスクが売れる。電車に乗って周りを見渡せば、下を向いてスマホを操作している人がたくさんいますが、あのスマホがマスクに変わったと思えば、当時の光景を想像できるでしょう。

 

マスクを付けている人は、よっぽどの重病人なのか、それともヤバイ感染症(懐かしいSARS)にでも罹患しているのか、要するにカラダが相当にシンドイ状態を想像してしまう。

 

マスクを付けることに抵抗感が薄れてきたのは、まさに2009年、2010年ごろで、それまでは、記憶を辿ってもマスクを付けたことはなかったんです。

 

あのマスク大流行以降は、街を歩いていると、何人かはマスク姿の人を見かけるようになりました。風邪とか花粉症とか、必要があって付けている人は仕方ないとして、特に理由はないけど付けている。そういう人もいます。

 

私も、冬の寒い時期、12月から2月にかけては、外に出るときにマスクを付けることがあります。その目的は、主に防寒。風邪を予防する効果もあるでしょうが、私にとってはマスクは防寒具の1つなのです。自転車に乗る時、バイクに乗る時、マスクを付けていると口元がホワーっと温かい。巷には口元を覆う防寒具はあまりなくて、マフラーを口まで巻きつけるとか、極端なところだと目出し帽を被るなんてこともできますが、やはりマスクの方がお手頃。

 

何か特別な目的はないけれども、マスクを付ける、いわゆる「伊達マスク」なるものが一部の人に浸透しています。あなたの身近にも何人かいるのではないでしょうか。なぜかいつもマスクを付けている人が。

 

周りの人との接触を遮断して、ラクな気分にさせてくれる効果がマスクにはあるようで、ずっとマスクを付けていると、その気持ちの良さゆえに外せなくなってくるんです。私は冬時期しかマスクを付けませんが、そのときに、周りの人から遮断されている感じを覚えるので、「あぁ、これじゃあ確かにマスク依存症になるだろうな」と分かります。

 

普段の私生活でマスクを愛用するのはいいとしても、仕事中に伊達マスクを付けられると困る職業があります。主に接客を必要とする仕事で、例えばホテルマンとか、飲食店、百貨店などの小売店、他にもお客さんと直に接する仕事全般が対象です。

 

お寿司屋に訪問して、お寿司を握る職人の人がマスクを付けていたらどう感じるか。「あの人、体調が悪いのにお寿司を握っているのか?」、「もしかしてノロウィルスに感染しているんじゃ、、」、「えっ? それじゃあ、あのお寿司には、、」などと悪い方に想像を膨らまされてしまいます。

 

ホテルに行って、マスクを付けたスタッフに接客された経験がある方はおそらくいないでしょう。ラーメン屋やカレー屋、焼肉屋でも、マスク付きの人が注文を聞きに来ることはない。

 

マスクを付けている方が衛生的と考える人もいますけれども、調理作業のみを担当しているならばいいとしても、お客さんと直に接する人だとやはりヘンな感じ。

 

 

では、仕事中のマスクをどうするか。そこが今回の考えどころです。

 

book892(仕事でマスクの着用を禁止できる?)

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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