2010/3/29【有給休暇の"使用"日数】




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『竜馬がゆく』を読み始めて、ずいぶんと経ちましたが、今は7巻を読んでいます。

1巻から8巻までの作品ですが、やっと7巻まで到達。

薩長同盟を締結して、幕府を追い払い、、、。というところまで。


龍馬伝を見ていないのですが、どこまで進んだのでしょうね。

レンタルされたらDVDで観ようかと思っています。





■有給休暇の"使用"日数◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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なるべく大きなロットで使うのが良い。
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■"付与"のルールはキチンと決まっている。



労働基準法39条(以下、39条)には有給休暇のルールについて書かれています。

1項で付与について書き、2項で付与日数について書かれています。3項が比例付与、4項が時季変更ですね。

39条を読むと、「有給休暇についてキチンと決めているなぁ」と思えるのですが、ちょっと足りない部分もあるのです。

その足りない部分とは、「有給休暇の使用方法」です。


39条では休暇の付与条件や付与日数については細かく書かれているのですが、「付与された休暇をどのように使うか」という点については特に書かれていないのです。

有給休暇は1日単位で使っていくのが通例なのですけれども、「1日単位で使わなければいけない」とまでは決まっていませんよね。かといって、半日単位で使えるかというと、確かに現場では有給休暇を半日単位で使えますが、条文に書かれていることではありません。

さらには、時間単位で有給休暇を使うことができる会社もありますが、これも条文に書かれていることではないのですね。

実際に39条を読んでみれば、休暇の「付与」についてしか書かれていないことが分かるはずです。


考えると、39条は有給休暇の「付与」については決めているものの、「使用」については、行政の通達で若干の補足がある程度であり、現場の裁量に任せているのが実状なのですね。







■"使用"のルールは労働基準法にはない。



ただ、「付与が1日単位なのだから、使用も1日単位だ」と考えることもできますが、付与が1日単位だからといって、それがただちに「使用も1日単位だ」とは言えないでしょうね。論理がキチンと繋がっていません。理由も無く2つの事柄を結びつけている点で無理があります。2つの事柄を繫げるからには、何らかの接着剤(理由)が必要ですからね。

さらには、「有給休暇をどのように利用するかは労働者の自由である」という建前が法律の世界(判例など)にはあり、法律で「休暇の使用」について制約を設けるのは避けているのではないかと私は考えています。

休暇の使い方に注文を加えることができるのは、39条4項で時季変更権があるぐらいであり、休暇をどのように使うかという点に関しては、労働基準法はあえて踏み込んでいないのかもしれませんね。

法律で休暇の使い方を決めずに、会社や社員という当事者で休暇の使い方を決めるのが望ましいと考えられているとも思えます。


ゆえに、39条で、「どのように休暇を使うか」というルールが欠けてしまう(わざと欠けさせている?)のも納得できるのではないでしょうか。

1日単位で休暇使うのはもちろん良いし、半日単位で休暇を使うのも良い。さらには、1時間単位や2時間単位で休暇を使うのも良いわけです。










■「3日以上の単位で使う」というのもアリ。


私は、なるべく大きな単位で有給休暇を使うのが良いだろうと思っています。

1日単位ではなく、3日単位や5日単位といった連休型の有給休暇として休暇を使うのが良いだろうと思うのです。

つまり、有給休暇を使うときには、「3日以上の単位で利用する」などのようにルールを設けてしまうのですね。

ただ、3日単位や5日単位で休暇を使うとなると、いわゆる「不利益変更」が気になりますが、3日単位や5日単位で休暇を使うと決めても、社員に不利になるわけではありません。休暇の日数が減るのではないのですから。



むしろ大きな単位で休暇を使えるようになれば、歓迎されるのではと私は思っています。



しかし、今の時流は、「より小さな単位で有給休暇を使えるようにしよう」と動いていますよね。

改正された労働基準法では、時間単位の有給休暇を公認しましたから、企業でもより細かな単位で有給休暇を使うところが出てくるのかもしれません。


時間単位で有給休暇を使うことができれば、ちょっとした用事(家事、育児などの需要が多いのでしょうか)に休暇を使うことができるので有り難いと考える人もいるのでしょうね。

確かに、時間単位で休暇を使うことができれば、休暇の利用方法が広がりますから便利なのでしょう。

しかし、時間単位の休暇というのは、もはや「休暇」というよりも「休憩」ではないかと私は思うのです。

有給休暇ではなく、「有給休憩」ですね。

例えば「2時間の有給休暇」を考えてみると、これを「休暇」と呼ぶには少し違和感を感じます。

休暇とは、Vacancesであり、Holidayであり、Vacationなのです。

それゆえ、家事をするために休暇を使うのは、やっぱりヘンなのですね。


時間単位で休暇を使っても「休暇」とは言えず、なるべく大きな単位で使わないと休暇にはならないのではないでしょうか。

ゆえに、3日以上の単位で有給休暇を使うのが良いと考えるわけです。なお、3日未満の休暇が余るときは、端数が余らないように最後の休暇に繰入れてしまえば良いでしょう。残日数5日で休暇を取得するときには、3日で取得してしまうと2日余ってしまうので、5日で取得するのですね。







┏━━━━━━━━━━☆★ 編集後記  ★☆━━━━━━━━━┓



海外ドラマは出演者の生の声を聞きたい。

「韓流」という言葉も古くなりましたが、私は韓国のドラマが結構好きです。


「宮廷女官チャングムの誓い」が特に気に入ってて、女性とはあれほどオゾマシイのかと思ったりします。もちろん、全ての女性がそうであるわけではないのですけれども。

他にも、「ボディガード」(http://www.sun-tv.co.jp/bodyguard/)とか、「インビテーション」(http://www.sun-tv.co.jp/invitation/)は気持ちを込めて観ていました。


韓流ドラマはストーリーが分かりやすく素直な感じがするので、接しやすいのかもしれません。

ときに、テレビで放送されたりすると、日本語に吹き替えられていたりするのですが、私は字幕の方が好みです。なぜなら、出演者の声が聞けますから。

吹き替えだと、日本人が妙な声で話すので、何だか気持ちが乗らないようです。








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