1つの会社で、
1日8時間も働いていると、
他の会社でさらに働くのは難しい。
しかし、
パートタイムならば、
2つの会社で同時に働くのも不可能ではありません。
年次有給休暇は会社ごとに別管理。
一定の勤続年数に達して、
出勤率が8割以上だと、
有給休暇が付与されます。
もし、
勤めている会社が1社だと、
勤続6ヶ月で10日、
勤続1年6ヶ月で11日、
というように
休暇日数が設定されます。
6ヶ月時点で使えるのは10日の有給休暇ですし、
1年6ヶ月時点では11日です。
では、
会社Aで週5日勤務し、
さらに、
会社Bでも週5日勤務しているとすればどうか。
1日8時間勤務だと無理ですが、
1日3時間勤務ならば、
こういう働き方もできます。
出勤日が重なったとしても、
6時間勤務ですから、
無理なスケジュールではありません。
1日3時間勤務で、
週5日出勤だと、
有給休暇の日数は先程と同じになります。
勤続6ヶ月ならば10日。
勤続1年6ヶ月で11日。
会社Aと会社B、それぞれで有給休暇が付与されます。
異なる会社同士では情報は共有されませんから、
有給休暇の日数管理も別々です。
休日に別の会社でも働いて、年次有給休暇が2倍に。
先程のような働き方をすると、
有給休暇の日数は、
6か月時点で10日×2社 = 20日。
1社だけで働くと、
有給休暇の日数は10日ですが、
2社で働くと、
2社分の日数になり、
1週間での出勤日数が同じならば、
有給休暇の日数は2倍になります。
有給休暇の日数で考慮されるのは、
「1週間あたりの出勤日数」です。
そのため、
1日8時間勤務であっても、
1日3時間勤務であっても、
週5日出勤ならば、
どちらも有給休暇の付与日数は同じです。