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マイナンバーカードに対応したICカードリーダーはコレ

マイナンバーカードの設定情報を変更するにはICカードリーダーが必要だが、どのリーダーでもOKというわけではなく、マイナンバーカードに対応していないといけない。

では、マイナンバーカードに対応しているICカードはどのようなものがあるのか、今回はそれを紹介しよう。

とはいえ、マイナンバーカードのためだけにICカードを買うのは何だかモッタイナイ感じがする。できることならば、e-taxとか、電子マネーにも対応していれば使い回しができて良い。

Windowsじゃないと使えないのか、それともMacにも対応しているのか、この点も気になるところなので解説していく。

ICカードリーダーといえばNTTコミュニケーションズ。

www.jpki.go.jp

どのICカードリーダーを選ぶかとなったとき、まず候補に挙がるのがNTTコミュニケーションズとSONYのカードリーダー。

筆者はこのICカードリーダーを2017年から使っているが、Windows10ではもちろん使えるし、MacOSにも対応しているのが良い。2020年時点でMac OS 10.15.7でも利用できているので、OSアップデートで使えなくなる心配はなさそう。

価格が2,000円台で、年に数回使うぐらいなら、これぐらいの予算がちょうどいいのでは。

Amazonのレビューも概ね良好。プラスティック製で、ややチープな感じではあるものの、3年ほど経過してもまだ使えるのだから対費用効果は申し分なし。

オフィス系の電子機器は、WindowsOSをベースにして設計されているものが多く、会社の中で使うプリンターとか業務用ソフトは軒並みWindows向けだったりする。だから、MacBookなどを使っている人がこの手のアイテムを使うとなると、「これ、Macでも使えるのか」と心配になる。

www.ntt.com

IC カード読み取るカードリーダーは、Windows の PC じゃなきゃ使えないと思われがちだが、2021年時点ではMac OS でも使える品物も増えて、この NTT コミュニケーションズの IC カードリーダーもずいぶん長い間使っているがマイナンバーカードを読み取れなくなるトラブルは無し。Windows 10 で使えるのはもちろん、Mac OSでも使えるのでコスパは申し分なし。

IC カードリーダーを使わずとも、iPhone などのスマートフォンでマイナンバーカードを直接に読み取って、確定申告をしたり、マイナポータルにアクセスしたりできるようにもなってきている。

自宅に PC を置いていない人もいるようで、スマートフォンだけでネット接続など必要な作業を済ませてしまう、そういう人たちにとってみれば、IC カードリーダーを使わずにマイナンバーカードを読めるのはありがたい。

外出先でマイナンバーカードを読み取りたい時は、さすがに IC カードリーダーを持ち運ぶなんてことはなかなかないので、スマートフォンから直接にマイナンバーカードを読み取ることができれば便利ではある。

NTTコミュニケーションズのACR39はマイナンバーカードへの対応は問題ないものの、SuicaやWAONなど電子マネーを取り扱えない。残高を調べたり、チャージしたり、そういったことまではできない。あくまでマイナンバーカード専用のICカードリーダーとして使うといい。

使うときには注意点があって、USBハブ経由でICカードリーダーを接続すると、うまく読み込まない、認識しないというトラブルが過去に起こったので、接続するときはPCに直挿しするように。

IC カードリーダーは消費電力が少ないので、USB ハブに接続しても動作してしまうので、ハブ経由でカードを読み取る人も出てくるはず。 IC カードリーダーはUSB ハブ経由でを使わない。これは使った人でないと気づかないポイント。 

NTTコミュニケーションズ ICカードリーダライタ ACR1251CL-NTTCom

NTTコミュニケーションズ ICカードリーダライタ ACR1251CL-NTTCom

  • 発売日: 2016/03/01
  • メディア: エレクトロニクス
 
NTTコミュニケーションズ ACR1251DI-NTTCom

NTTコミュニケーションズ ACR1251DI-NTTCom

  • 発売日: 2016/02/08
  • メディア: Personal Computers
 


ACR1251CL、ACR1251DIの2機種はSuicaとEdyの入金には対応していないので、電子マネー関連で使おうと考えている人は注意。カードを上に置いて読み取るタイプだから、電子マネーもイケるんじゃないかと思いがちだが、どうも電子マネーは取り扱えない感じ。

先程のACR39よりも価格は倍ほどになるけれども、実際の用途は変わらないのでは。使いみちが同じなら値段の安い方を選ぶのが合理的だ。

自宅で電子マネーをチャージ、決済するならSONYのICカードリーダー

ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380

ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380

  • 発売日: 2012/10/10
  • メディア: Personal Computers
 

価格は3,000円ほど。ACR39と同様にリーズナブル。

NTTコミュニケーションズのICカードリーダーはマイナンバーカード専用になっている状態だが、SONYのICカードリーダーは電子マネーにも対応して汎用性はこちらの方が上。

WAONポイントをWAONの電子マネーに振り替える手続きができるようで、これはなかなかポイントが高い。

ソニーのICリーダーは電子マネーに対応している点がハッキリしているので、この点は嬉しいところ。

自宅で電子マネーといっても、QRコード決済が広がってきて、カードリーダー無しでも決済できる仕組みもあったりと、ICカードリーダーがなければ困るという場面は電子マネーでは少ない。さすがにマイナンバーカードを使ってPCでe-Taxとなると、ICカードリーダーは必要だが。

SONYのRC-S380はMacOSには対応していないのが痛いところ。ここがクリアできていたら満点だったが。

MacOSではなくiOSに対応したRC-S390があるが、こちらはモバイルデバイス用。

iPhone、iPadで電子マネーを扱えるのが利点だが、iPhoneにはFelica機能が搭載されているし、「iPhoneから直に読み取れるのでは?」とも思えるが、RC-390でできることは残高と使用履歴だけで決済はできないようなので、必須と言えるほどのアイテムではなさそう。

マイナンバーカードをiPhoneで直接に読み取ってe-Taxを利用できるし、ICカードリーダーを利用せずにスマホで読み取っていくのが主流になっていくと思われる。

PC経由でe-Taxやマイナポータルを利用したい人に限って、NTTコミュニケーションズのICカードリーダーを購入するのが現実的な判断だろう。

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