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マイナンバーカードが保険証に。保険証の受け取り、返却が不要になる。

マイナンバー保険証




マイナンバーカードが保険証に=利便性高め普及促進-健保法改正案

 政府は(2019年2月)15日の閣議で、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにすることを盛り込んだ健康保険法などの改正案を決定した。カードの利便性を高めて普及を促すとともに、受診時の本人確認を確実にし、医療保険の不正利用を防ぐ狙いだ。2021年3月からの施行を目指す。

 新たな仕組みでは、医療機関の窓口に設置する専用機器でマイナンバーカードの裏側のICチップを読み込む。専用機器は、保険診療の支払い審査を行う「社会保険診療報酬支払基金」などとつながっていて同基金がカードの所持者の健康保険証の情報を送信、医療機関が保険資格を確認できるようになる。これまで通り健康保険証も使用できる。

 


やっと実現。マイナンバーカードが保険証に。


2017年頃から、マイナンバーカードが健康保険証になるという話が出ていましたが、やっと実現するようです。

従来の健康保険証だと、健康保険協会や健保組合から会社に保険証が送られてきて、事務を担当する人が本人に渡して、やっと使えるようになります。

退職するときには、会社に保険証を返却する必要がありますが、退職した後に健康保険証を使っちゃう人もいて、後から費用(保険で負担した7割)を回収する手間もかかっていました。


マイナンバーカードを健康保険証として使えば、保険証を発行する費用や手間が不要になりますし、被保険者資格を取得してから保険証を本人に渡すまでの時間もなくなります

被保険者資格取得届を出せば、即日にでも健康保険証の機能を有効化して、マイナンバーカードを病院に持っていけば健康保険を適用できます。

加入者データを書き換えるだけで済みますから、以前のようにカードを発行して、事業所まで送って本人に渡すという作業はありません。

退職時には、被保険者資格喪失届を出せば、すぐに健康保険証としての機能を無効化できます。そのおかげで、退職後に保険証を使ってしまうことも防げます。

 


健康保険証のカードを発行せずに済む利点


マイナンバーカードを医療機関の窓口で読み取り、被保険者資格をネット経由で確認し、健康保険に加入しているかどうかが分かるようになるとのこと。

この仕組みは、私が以前に予想していた内容とほぼ同じです。

保険証の発行・回収が不要。健康保険証を廃止してマイナンバーカードに移行。


保険証を見て確認するだけだと、被保険者資格を持っているかどうかまでは分かりませんでしたが、ネットワーク経由で被保険者資格を確認できれば、健康保険に加入しているかどうかを医療機関で把握できるようになります。


社会保険に加入するときの保険証の受け取り、退職時の返却。この手間が無くなるだけでも十分な利点です。

不正利用を防ぐ目的もあるようですが、一番の利点はカードを発行して手渡しする作業が無くなるというところにあります。

健康保険証を即日発行できない理由。

退職したら裁断して処分してしまうものですし、この発行費用をゼロにできるのも魅力的です。


しばらくの間は、従来の健康保険証も併用できるようですが、2021年3月からは健康保険証を新規で発行することはなく、マイナンバーカードに集約していくのだろうと思います。

これを書いている時点が2019年2月ですから、3年かけて健康保険証からマイナンバーカードへ移行させていくのでしょう。

もっと早く実現しても良さそうな取り組みですが、加入者が多い制度ですので時間がかかるのは仕方ないのかもしれません。

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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