book753(タイムカードのコピーを手に入れる方法。)

給与と一緒にタイムカードのコピーも欲しかった。


勤務時間を記録する手段として最も知られているのは、タイムカードでしょう。ちょっと固い専用の用紙を、これまた専用の機会に差し込んで始業時間と終業時間を印字する。

他にも、ノートに勤務時間を記録するところもあれば、会社が用意した勤務台帳に自分で時間を書き込むところもあります。また、キャッシュカードのような磁気ストライプカードを使ったり、ICカードでゲートを通過して時間を記録するところもあるでしょう。

私が学生の頃、色々とアルバイトを経験しましたが、給与を支給する際に、タイムカードのコピーをくれないものかと何度も思ったものです。

時間と給与が連動している仕事の場合、勤務時間がそのまま給与額に反映されますから、給与が締められた後、合計で何時間働いたかを後から確認したかった。しかし、給与の締め日になると、タイムカードが回収され、本部なり会社の事務担当者なりが計算のために使うので、本人が内容を見れなくなります。

給与明細と一緒にコピーを渡すならばいいのですが、そういう会社はおそらくほとんど無いのではと思います。

もちろん、会社が何かズルいことをしていると邪推するわけではありませんでしたが、なぜ勤務時間を本人が確認できるようにしていないのか不思議でした。


将来的に労働基準法が改正され、労働時間管理台帳が法定帳簿に含まれれば、給与の締め日以降であっても勤務時間を確認できますが、2015年1月時点ではそれは義務化されていないし、任意で作れるものの、まだ作っていない会社も多い。

タイムカードのコピーが手に入らない、労働時間管理台帳も無いとなると、給与の内容と勤務時間を後から照らしあわせて確認するために何らかの手段が必要です。




やっぱり便利だよ、スマホ君。


私が学生の頃は、タイムカードのコピーを会社はくれないし、デジカメは無くフィルムカメラが主力でしたし、ましてやスマホなんて存在する気配すらなかった。

中には出勤するごとに、勤務時間をメモしている人もいました。もちろん、そういう方法もあるけれども、いかんせんメンドクサイ。だから私は記録を保存することを諦めてました。


しかし、今ならば便利な道具があります。それはスマホです。

スマホといっても、LINEだのtwitterだのを使うわけではなく、カメラ機能を使います。ポケットからスマホを取り出し、自分のタイムカードを撮影する。これでコピーの保存は完了です。

何でもかんでもスマフォで解決してしまおうという近頃の風潮には賛否両論ありますが、道具は使う人によって利便性が変わります。

悪い方法で使えば、便利な道具でも有害なものになる。しかし、良い方法で使えば、想像を超える利便性を享受できる。

タイムカードのコピーなり、労働時間管理台帳があれば、あえれスマホを使うこともないのですが、次善の策として上記の方法を使うのが妥当です。


授業中に黒板に書かれた内容をスマフォで撮影する学生が話題になることもありますが、あれはスマホの賢い活用法です。

ノートを取ることは作業ですから、その作業を省き、授業の内容に集中できる。私が学生の頃は考えもしなかった方法ですし、そのための道具もありませんでした。

ノートは自分の手で書いてこそ意味がある、覚えられる、理解できる。そういうタイプの人もいらっしゃいますが、ノートを取ることそのものに意味はなく、単に記録しているだけと考える人もいます。


自分が持っている道具をどのように使うか。仕事も学習も、工夫次第です。




山口正博 社会保険労務士事務所
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