2010/12/31【育児には期限がある。しかし、介護には期限が無い。】



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オンラインクーポン サービスが最近は活況だ。

グルーポン(GROUPON)がこのサービスの先駆け的存在で、テレビCMも放送している。

オンラインクーポンの仕組みは、割引前の価格をなるべく定価にちかい水準に設定しておいて、クーポンの効果で大きく割り引き、さらに、定価を基準にすることで割引による影響を緩和させているのが商売上手なところ。元の価格が高いほどお得感を生み出だしますし、利益額の減少も低く抑えることができる点が一石二鳥だ。クーポンではないけれども、1年前か2年前か、サンプルを配って集客するという手段もあった。広告の代わりにサンプルを提供して認知してもらう手法で、これも人にお得感を抱かせる仕掛けがある。要するに、「サンプルを広告化している」わけだ。

人は「半額」というオファーに弱くて、夜のスーパーでも商品を半額割り引きで売っているところも多い。オンラインクーポンでも、ほとんどが50%以上の割引率で、人を誘引する力が強い。ウェブサイトによっては、秒単位で販売終了時間を表示することで切迫感を演出している。そのため、さほど求めていない商品やサービスでもつい買ってしまう。特に、美容サービスや食べ物系がクーポンの対象になっている場合が多いと思う。

雑誌やチラシで広告するのではなく、クーポンという形態に変化させた(クーポンを広告化させる)ことで消費者が行動を起こしやすくなっているのでしょうね。昔からクーポンという販促手段はあったのですが、広告をクーポンに変えるだけで人の印象は随分と変わる。広告には旨味がないけれども、クーポンには旨味がキチンとあるので、「買わなくっちゃ!」という人の気持ちをうまく引き出しているわけだ。

オンラインクーポンは人の感情を心地良くするサービスなのかもしれない。



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■育児には期限がある。しかし、介護には期限が無い。
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■介護と育児は同じようで同じではない。



介護と育児は似たもの同士として扱われることがある。

社会保険では、介護の制度と育児の制度はお互いに隣接分野として扱われる傾向があります。

例えば「育児介護休業法(育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律)」では育児と介護をセットで扱っている(ちなみに、子の看護休暇についても扱われている)。ここでは、育児休業と介護休業には共通点があって、同じルールで括ることができると思ってしまうような構成になっています。

また、雇用保険でも、育児と介護はお隣さんとして扱われています。雇用保険の雇用継続給付というもので、雇用保険法61条にまとめられています。つい最近(といっても、8ヶ月ぐらい前だったのではないか)、育児休業基本給付金と育児休業者職場復帰給付金が一本化されたことをご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

社会保険労務士も、育児の制度と介護の制度をセットで理解している人が多く、さも両者は似た制度であるかのように思ってしまいがちです。ただ、制度的には育児と介護はセットで扱われる傾向があるものの、実際には両者が同じものとして扱われているわけではありません。育児は乳幼児を対象にしたものであるし、一方で、介護は病人や高齢者を対象にしたものであり、両者は同じではないのですね。






■介護はいつ終わるの?



育児と介護の最も違う点は、「期限の違い」です。

つまり、育児休業は期限が分かり易い(1歳までとか、3歳までとか)が、介護休業は期限がいつまでなのか分からないということです。

保育園や幼稚園に入園するまで休業すれば、おそらく育児休業は大方終わるのではないでしょうか。自分の子どもを保育園や幼稚園に通わせるということは、親は仕事をしている可能性が高いですよね。特に、保育園を利用している場合、フルタイムに近い勤務スケジュールで母親は働いているのではないかと想像します。


幼稚園と保育園の違いについては、長い期間にわたって議論があって、どっちがどうという話が延々と続いている気がする。

幼稚園の方が帰る時間が早いというのはよく知っています。随分と昔ですが(高校を卒業して浪人していた頃)、浪人といっても一日中勉強だけでは退屈なので、ラーメン屋チェーンで働いていた。その店のスタッフの中に、幼稚園児の子どもがいる主婦の方がいて、お昼ぐらいに自分の子どもをお迎えに行く人がいた。毎日午後の13時頃になると迎えに行くようで、「そんなに早くお迎えに行くものなのかな?」と思ったもの。ちなみに、私は幼稚園ではなく保育園に通っていましたので、お迎えは夕方の16時頃が普通でした。昼過ぎに帰るのは土曜日だけだったんじゃないかと記憶しています(ちょっと曖昧な記憶です)。

辞書の定義では、幼稚園はいわゆる学校として位置付けられていて、その後は小学校に続いている施設として定義されている。一方、保育園は、児童福祉法による児童福祉施設として定義されている。一方は学校、もう一方は児童福祉施設のようだ。幼稚園の方は、心身の発達をはかり、集団生活に慣れさせることを目的としているようだが、これは保育園も同じです。保育園でも集団生活に慣れさせられるし、心身の発達をはかられる。真冬に乾布摩擦をしたのをよく覚えている。タオルを結んでコブを作り、そのコブが背中に来るようにタオルを体の後ろに回し、ゴシゴシして体を温めていた。もちろん、室内でやるわけではなく、真冬の室外で摩擦活動に勤しむ。

他にも、運動会があり、お遊戯会があり、ソロバンもあり、結構盛りだくさんの内容だったと記憶している。幼稚園と保育園にはお互いに優劣があるのではなく、単に管轄の違いでしかないのだろうと思う。幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省が管轄しているという違いでしかなく、お互いのサービスの内容はほぼ同じなのでしょうね。


話を元に戻すと、育児は期限が設定しやすいが、介護はそうはいかないということ。

もし、何らかの理由で介護をすることになったとしたら、その期間はどのくらいで足りるのでしょうか。

6ヶ月でしょうか、1年でしょうか、3年でしょうか。育児だと2歳や3歳くらいかなと予測できるのですが、介護だと先の予測がしにくいですよね。






■介護休業に対して積極的になりにくい企業。



「いつ介護は終わるのか」が不明なので、育児よりも介護への仕組みが作りにくいのですね。

最大まで期間を想定すれば「被介護者が死ぬまで」が休業期間になるわけです。これでは、育児休業のルールを設計することはあっても、介護休業のルールを設定することには消極的にならざるを得ないかもしれません。

介護に対しても他の場合と同様に休業を設けたいとは考えているけれども、条件の設定がうまくいかないのではないでしょうか。

どのような条件を満たせば介護休業の対象になるのか。また、介護休業の対象になったとして、その期間はいつからいつまでなのか。この条件と期間の設定が悩みどころなのでしょうね。


休みを設定するのではなく、介護手当を支給して、その手当で介護企業のサービス(居宅介護サービス)を利用してもらい、仕事を続けてもらう方がいいのではないかと思います。介護を始めると、いつまでもその状態が続くと思われてしまい、会社を辞めなければいけなくなることもあるでしょうし、介護も仕事も対応しなければならない本人にも負担でしょう。

それゆえ、介護サービスを購入する費用の一部を補助することで、介護と仕事を両立させるのが妥当な線なのではないかと思います。







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