有給休暇を消化する単位は、
1日単位
半日単位
さらに
1時間単位で有給休暇を使うことも可能になっています。
付与された休暇のうち、
5日分を限度として、
時間単位で有給休暇を与えられるのですね。
1時間単位ではなく、10分単位でもOK?
1時間単位で小刻みに有給休暇を使えるならば、
「じゃあ、10分単位で使ってもいいのでは?」
とも思えます。
より細かく切り刻んで使おうというわけです。
ただ、
時間単位で有給休暇を使うことは可能ですが、
さらに細かく、分単位で有給休暇を使うことは
認められていないんです。
より細かい単位で使えれば、
それは労働者に有利だからいいんじゃないか。
そういう考え方もあります。
しかし、
細かい単位で有給休暇を使えることが
必ずしも労働者にとって有利なのかどうかは
判断が分かれます。
1日分の有給休暇は何時間相当?
問題です。
1日分の有給休暇を時間単位で使うとして、
有給休暇1日分は何時間に相当するでしょうか。
「1日分だから、8時間じゃない?」
「所定労働時間と同じだから、必ずしも8時間とは限らないのでは?」
「日によって勤務時間が変わる人なら、どうなるの?」
このように色々な答えなり疑問が出てきます。
有給休暇を時間単位で分解すると、
「1日 = 8時間」とはならない場合もあるんです。
毎日、所定労働時間が同じ人ならば、
有給休暇を時間単位で取っても、
1日を変換した後の時間数は同じでしょうから、
問題は起こりにくいでしょう。
しかし、
日によって勤務時間が異なる人、
パートタイムで働く人だと、
1日分の有給休暇を何時間に換算するか
定まらないんですね。
雇用契約を参考に、
1日あたりの平均勤務時間を
使うのも1つの方法ですが、
何だかシックリ来ない。
有給休暇はなるべくまとめて取る方がいい。
時間で細切れにすると、
残日数管理に手間がかかります。
また、
細かくチョロチョロと休暇を使って、
まとまった休暇を取りたいときに
日数が残っていないなんてことも。
半日単位や時間単位と、
有給休暇を細かく刻むのが流行していますが、
中途半端に休むぐらいならば、
スパッと丸1日休んだほうが気が楽でしょう。
会社は、休暇の残日数を管理しやすい。
社員は、途中で退社したり、昼から会社に行ったりしないでも良い。
有給休暇は最低1日から。
できれば、3日まとめて、5日まとめてなど、
ドバっと使っていったほうが満足度は高いです。
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