1月になると、
法定調書や給与支払報告書、確定申告
について考える機会が増えてきます。
昔は、紙に色々な数字を書いて確定申告の書類を作っていて、
郵送のための大きな封筒も糊付けして自分で作るんです。
山折り、谷折りと指示が書かれていて、
これがまあめんどくさい。
そして、ペタペタと糊を貼り付けて作った封筒に書類を入れて郵送。
今でも確定申告の書類を郵送している方がいらっしゃるはず。
2004年から開始されたe-Taxでは随分と便利になって、
封筒を糊で作る必要はありませんし、
書類も、PCで入力して印刷せずに、
そのままデジタルデータを送信できるようになりました。
ただ、ネットで確定申告を済ませるには、ICカードリーダーという道具が必要です。
カードに金色のICチップが付いたものがICカードで、
そのカードを読み取ってネット経由で使えるようにするために、
ICカードリーダーが必要というわけ。
確定申告に使うならどのICカードリーダーがいいの?
ICカードリーダーといっても、1種類だけでなく、何種類かあります。
こういう機械を使う時に心配なのが、
「自分のパソコンでも使えるのか?」
という点。
「Windows10を使っているけど、このICカードリーダーはチャンと動くのかな、、、」
「ワタシはMacBookを普段から使うんだけど、Macでも動くICカードリーダーはあるの?」
ICカードリーダーを購入するにあたって最も心配するのはココでしょう。
"相性"がありますからね、外部接続する機器には。
ここは事前に知りたいところなんです。
Windows10でもMacでも動くICカードリーダーは?
こういう機器はWindowsに合わせて作られているものが多く、Macでは動かないものがあります。
以前、マイナポータルにログインするためにICカードリーダーを探したんですが、
その時に購入したのがこのカードリーダー。
筆者も使っているICカードリーダー。Amazonでもベストセラーになってます。
Windows10で動くのはもちろん、Mac OSでも動作するところが決め手でしたね。
カードリーダーをMacに接続して、
マイナンバーカードを挿し込むと、
キチンと読み取れるんです(対応しているから当然ですけど)。
もちろん、マイナポータルへのログインも可能。
重量、接続ケーブルの長さ。
カードリーダーの重さは51g。
想像しているよりは軽く、手に取ったときはオモチャのような感じでした。
オモチャといっても、キチンとICカードリーダーとしては機能しますからご心配なく。
また、パソコンと接続するケーブルの長さは1060mmです。
確定申告ならNTTコミュニケーションズのICカードリーダーで
電子マネーへのチャージはできませんが、
それ以外の用途では満足しています。
電子マネーにも対応したICカードリーダーだと、
SONYのカードリーダーがあります。
SONYのカードリーダーは電子マネーも使える
こちらはWindowsのみに対応しており、Macユーザーは使えないのが欠点。
使い回しし易い点でICカードリーダーを選ぶならば、
やはりNTTコミュニケーションズのものが良いです。
レビューも多く、他の人が使えているかどうかも知りやすいですから安心です。
ICカードリーダーがなくてもe-Taxで確定申告できるようになった
以前はマイナンバーカードを読み取るにはICカードリーダーが必要でしたが、2024年時点ではスマートフォンのマイナポータルアプリでマイナンバーカードを読むことができるようになりました。
マイナポータルは色々と言われているサービスですが、カードリーダーの代用として使う機能はホントに便利です。もうICカードリーダーを使う気持ちを失ってしまうぐらい。
ICカードリーダーがなくてもマイナポータルアプリで読み取って確定申告のデータに電子署名をつけることができます。
ですからICカードリーダーを購入する必要はもうなくて(嬉しいポイント)、スマートフォンのマイナポータルアプリでカードを読み取って電子署名をつければ、確定申告のデータをe-taxで送信できます。操作感も申し分なく、ススっと認証を通過できます。
USB Type Aの差込口がないコンピューターも増えてきました。差し込めるのはUSB-Cだけというものも。となると、ICカードリーダーはUSB Type Aなので、もう使いたくても使えない状況になりつつあります。