book677(「生理休暇」という名称。コレなんとかなんない?)




■使おうと思っても使えない。


労務管理には休暇というものがあって、よく知られているのは有給休暇でしょうか。他にも、慶弔休暇とか、資格取得休暇、アニバーサリー休暇などというものもありますね。

2014年2月時点では、「失恋休暇」というものもあるようで、まあ多種多様な休暇があるもんですね。

(参考)
「失恋休暇」を制度化した理由 美容院経営のチカラコーポレーション
http://news.livedoor.com/article/detail/8541487/


休暇の中には、「生理休暇」というものもあって、これは女性社員が利用する休暇なのですけれども、この名称は未だに使われているのでしょうか。

体に負担がある生理現象ですから、休暇を設けることはいいとしても、名称については何とかならないものかと思案しています。


例えば、会社で、女性部下と男性上司が同じ職場で仕事をしていて、この女性部下は生理休暇を取得できるのかどうか。

男性の上司に生理休暇を申請するとなると、気持ちに抵抗感があるのではないでしょうか。私は男性ですから、女性の気持ちを全て理解することはできませんけれども、心理的な抵抗感は想像できます。

生理休暇という名称を何か別の名称に変えれば、心理的な抵抗感を低減できるのではないか。そう思います。




■名称を変えても一緒か。それとも効果があるか。


例えば、「女性休暇」とか、「スマイル休暇」とか、生理を想像させにくい名称に変えたらどうでしょう。

しかし、「女性休暇と名称を変えても実質は生理休暇なのだから、一緒でしょ?」という反応もありそうです。

確かに、表面的な名前を変えているだけであって、どういう理由で休暇を取得したかは分かってしまう。これは欠点ですね。


現実には、生理休暇を申し出るのではなく、普通に「風邪をひいたので休みます」と偽って休む人もいるのではないでしょうか。休めればいいわけですから、あえて生理休暇という名称を使わずとも、他の理由で休めばいいと判断するのです。

ただ、生理休暇は特別扱いされている場合があって、毎月1日までならば有給で休める会社もあるのではないでしょうか。

有給であっても、「給料なんて要らない。生理休暇という名前を使って休むのがイヤ」と考える女性もいそうです。


ここまで敏感に考える必要もないかもしれませんが、こういう問題で悩んだりする人もいるかもしれません。


名称を変える以外に、女性限定で有給休暇を加算しておくのもいいかもしれない。具体的には、毎月1日分だけ特別に有給休暇を加算しておいて、翌月以降に持ち越さない休暇として扱えば、実質的に生理休暇を代替できるのではないでしょうか。有給休暇ならば使用目的をゴマかせるので、良い方法だと思います。

しかし、男女に差が生じると、差別とも言われかねないのがネックです。女性限定で有給休暇を加算するとなると、男女で待遇に差を設けていると指摘されるかもしれない。ただ、性差を埋める手段として考えれば、必ずしも差別とまでは言えなさそうですが、どうでしょうね。


男性の私がこんなテーマで話を展開しても説得力が乏しいのでしょうが、生理休暇という名称はもうそろそろ何とかしないといけないんじゃないかと思います。





山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所