book674(「Employee handbook」とは何でしょう。)




■フォーマルとカジュアルの違い。


Employee handbookというのは、英語圏の就業規則のことです。

Employee handbook以外にも、Company Policy、Staff Handbook、Employee Manualなどという名称もあるようです。

WikipediaにEmployee handbookのページ(http://en.wikipedia.org/wiki/Employee_handbook)がありますので、興味のある方は見てください。


就業規則がHandbookというと、ずいぶんとイメージと違いますよね。就業規則というと、濃紺のスーツを着た重役みたいな感じで、近づきにくい。そういう感覚を抱く方もいらっしゃるはず。

一方、Employee handbookと表現されると、すごいカジュアルなイメージに変わる。チノパンに襟付きシャツぐらいのイメージで、いわゆるスマートカジュアルな感じがします。


就業規則ってツマンナイ。読みたくない。面白くないから見たくもない。これが普通の人の素直な感想です。「就業規則大好き! もう就業規則のことを考えたら夜も眠れない!」もしそんな人がいたら、そりゃあちょっとヘンです。


クレドという小さなハンドブックを作っている会社もありますが、あれも一種のEmployee handbookです。使命や行動指針、社是などが書かれた名刺サイズぐらいのカードのようなものがクレドとして知られているようです。リッツ・カールトンホテルのクレドが有名ですね。


就業規則を普通に作ると、まず社員さんは読みませんし、見もしません。入社時に就業規則のコピーを配布しているとか、ファイルに綴じて誰でも読めるようにしているとか、イントラにPDFファイルでアップしているとか、色々と方法はあるのですが、それでも就業規則のつまらなさは変わりません。だから、読んでもらえないし、見てもらえない。

つまらないといっても、会社にとって、また社員さんにとっても大事なことが書かれているので、「別にいいじゃないか。読まなくても。見なくても」と放置するわけにもいかない。


じゃあ、どうすれば読むのか。見るのか。何らかの工夫が必要ですよね。






■マンガで就業規則のハンドブックを作ったら読むだろうな。


朝礼のときに就業規則の一部を強制的に読ませるという方法もありますが、つまらないものを読まされるのは苦痛ですから、クレドを別途で作って、それを朝礼の時に唱和している会社もあるのではないでしょうか。

クレドには法律で規制されていないので、自由に体裁を決めれます。就業規則のように条文をズラズラと箇条書する必要はないし、就業規則の内容を全てクレドに網羅する必要もない。

しかし、それでもまだ読みたくない、見たくないという人もいそうです。


近頃、マンガを使って解説する方法が普及しているようで、公的な制度やウェブサービスの使い方、スマホアプリの遊び方などもマンガで説明されているのではないでしょうか。特に、スマホアプリとマンガならば、相性も問題なさそうですから、マンガでスマホアプリを説明するのは良い方法でしょうね。

就業規則も同じようにマンガで作れば、読まれる可能性が高まりそうです。

とはいえ、就業規則の本体をマンガにするわけにはいかないので、本体は今までどおりの体裁にしておきます。そこに追加して、就業規則の内容を土台にして、漫画を書くのが上手な人に就業規則の内容を漫画として書き起こしてもらう。

そうすれば、就業規則の本体とそれをベースにした漫画が出来上がりますから、就業規則のコピーと漫画をセットにして配布すれば、より内容を理解しやすくなるでしょう。


漫画を書くのが上手な人は「就業規則の書き起こし」を商売にできるはずです。プロの漫画家でなくても上手に漫画を描ける人はいますから、そういう人たちの仕事としてパッケージ化すればいいんじゃないかと思います。

例えば、イラストサイトのpixiv(http://www.pixiv.net/)が「漫画を書く人」と「就業規則を書き起こしたい企業」をマッチングさせるサービスをすれば面白いと思うんですけどね。


どうですかね、こういうアイデア。






山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所