2009/2/25【一時帰休や休業の時に他社で働く】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■┃  本では読めない労務管理の「ミソ」
□□┃  山口社会保険労務士事務所
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━ (2009/2/25号 no.66)━



こんにちは。山口社会保険労務士事務所の山口正博です。


このレポートは、定期的に、コラム形式で、
労務管理に役立つ内容を配信するレポートです。

興味本位で読むのもよし。
就業規則を作る前に読むのもよし。
つまみ食い感覚(?)で読むのもよし、です。

どうぞ、ご自由にご活用下さい。


===========================
今日のTOPIC
1: 一時帰休や休業の時に他社で働く
>>>あっても機能しないルール

2: 編集後記

===========================





■■  一時帰休や休業の時に他社で働く
■■  あっても機能しないルール
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





■「兼職禁止」は有名無実?



会社の就業規則を見てみると、



「会社の許可を受けることなく、在職中のまま自ら
事業を営んだり、会社を設立したり、他の会社の役員に
就任したりすることを禁止します」

「会社の許可を受けることなく、在職中のまま他社の
従業員として労働契約を締結してはいけません」


このような文言が記載されていることが多いですよね。



ただ、実際には、兼職禁止のルールがあっても、副業を
している社員さんがいたりして、さらには、会社の人も
特に非難したりはしないこともありますね。


最近だと、休業や一時帰休を実施する会社では副業を
認めてしまったりしています。


考えると、兼職禁止というルールは、会社にとって
そんなに重要なルールではなかったのかもしれませんね。








■夜に水商売で働いたら懲戒解雇なのか。


自社の社員さんが夜にホステスとして働いていたとか、
キャバクラで働いていたからという理由で懲戒解雇にした
会社も過去にはありました。


ただ、「水商売=ダメ」というような価値観が働いていた
ような感もありましたので、私の感覚では行き過ぎではない
かと思っています。



水商売で働く人にも理由は色々あって、経済的にやむなく
夜に水商売で働いているという方も決して少なくありません。


やましい動機ではなく、経済的な理由で働いている
としたら、会社にはその点も勘案して欲しいですよね。


本業に支障が出るほどの勤務スケジュールだとか、
朝出勤してきても何だか眠そうにしているとか、
何らかの悪い結果がもたらされれば会社も対応せざるを
得ないでしょうが、いつも通りに勤務できているならば
あえて「夜に仕事するな」と言う必要もないでしょう。







■就業規則に「兼職禁止」を決める必要はもうないかもしれない。


就業規則を作る時には必ずと言っていいほど、「兼職や
副業を禁止するルールは必要ですよね?」などと聞かれる
ことがありますが、



私の場合は、

「必ずしも必要はないですし、ちょっとしたバイト程度ならば
多くの人が行っていますから、むしろ兼職禁止規定は無くても
よいかもしれません」


と答えることが多いですね。


「副業をさせて重大なトラブルが起こった」などという
話は聞いたことがありませんから、厳格に考える場面では
ないのではと思います。




会社の都合で休業や一時帰休を実施するならば、社員さんも
兼職や副業ぐらい認めて欲しいと考えるのはごく普通の感情です。



ですので、最近は、就業規則を作る時には「兼職禁止」に
ついて書き込まなくなりました(お客さんも納得してくれ
ています)。




他には、「競業避止義務」というルールも同様ですよね。


競業避止義務とは、退職して一定期間は同業他社に就職して
はいけないというルールです。


このルールも就業規則に書かれることが多いのですが、
果たしてどれくらい守られているのでしょうか。



広告代理店を退職した人はまた広告代理店に行くでしょうし、
証券会社を退職した人はまた証券会社に行くでしょう。

銀行から銀行。外食業から外食業。IT企業からIT企業。



ほとんどの人は、退職後にはまた同業で働くことが多いはず
ですよね。

これが普通なはずです。


ですから、実際は破り放題のルールなわけです。




となると、「競業避止義務」というルールも往々にして
形だけのルールとなりがちです。




ゆえに、兼職禁止にしても、競業避止義務にしても、
「実際に使うルール」というより「社員さんを牽制するため」
の役割を担っているだけなのかもしれません。










 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


>>編集後記



郵便物の転送サービスは有り難い。


遠くの郵便局に取りにいかずに近くの郵便局で受け取る
のが私の通例。


最近、取りにいくのをうっかり忘れて、
配置期限を3日も過ぎて取りにいったら、ありました。

もう送り主に返送されてしまったかと思っていましたので。



「早く取りにきて!」という督促の手紙も来たりしていた
ようで、ノコノコと取りにいってもキチンと置いてくれて
いました。


ああ、なんと優しい郵便局。

メルマガ以外にも、たくさんのコンテンツをウェブサイトに掲載しております。

労務管理のヒント

http://www.growthwk.com/entry/2014/04/07/135618?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_2

ニュース

http://www.growthwk.com/entry/2014/03/12/082406?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_3


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ┃本では読めない労務管理の"ミソ"山口社会保険労務士事務所 発行
┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃メルマガの配信先アドレスの変更は
http://www.growthwk.com/entry/2008/11/28/122853?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_4

┃メルマガのバックナンバーはこちら
http://www.growthwk.com/entry/2008/07/07/132329?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_5

┃メルマガの配信停止はこちらから
http://www.growthwk.com/entry/2008/06/18/104816?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_6


┣*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*

┃労務管理のヒント
http://www.growthwk.com/entry/2014/04/07/135618?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_7
┃仕事の現場で起こり得る労務の疑問を題材にしたコラムです。

┃ニュース
http://www.growthwk.com/entry/2014/03/12/082406?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_8
┃時事ニュースから労務管理に関連するテーマをピックアップし、解説やコメントをしています。

┃メニューがないお店。就業規則が無い会社。
http://www.growthwk.com/entry/2007/11/01/161540?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_9

┃山口社会保険労務士事務所 
http://www.growthwk.com?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_10

┃ブログ
http://blog.ymsro.com/?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_11

┃『残業管理のアメと罠』
┃毎日8時間の時間制限だと柔軟に勤務時間を配分できないので、
┃月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、
┃平均して8時間勤務というわけにはいかない。
┃しかし、仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、
┃ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
┃それを実現するにはどうしたらいいかについて書いています。
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=mailmagazine&utm_medium=cm&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_12

┃電子タイムカード Clockperiod
┃始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計。
┃できれば勤怠集計の作業は随分とラクになるはず。Clockperiodは、
┃出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカードや出勤簿で
┃勤務時間を管理している企業にオススメです。
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_13


┣*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*
┃Copyright(c) 社会保険労務士 山口正博事務所 All rights reserved

┃新規配信のご登録はこちらから
┃(このメールを転送するだけでこのメルマガを紹介できます)
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_15

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所