2008/12/3号【社会保険料は税金と同じではない】

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こんにちは。山口社会保険労務士事務所の山口正博です。

今日も、お仕事お疲れ様です。


このレポートは、定期的に、コラム形式で、
労務管理に役立つ内容を配信するレポートです。

興味本位で読むのもよし。
就業規則を作る前に読むのもよし。
つまみ食い感覚(?)で読むのもよし、です。

どうぞ、ご自由にご活用下さい。


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今日のTOPIC
1: 社会保険料は税金と同じではない
社会保険料削減=給与削減

2: 編集後記

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■■  社会保険料は税金と同じではない
■■  社会保険料削減=給与削減
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■節税はしても良いが、、、



経費を減らすという面では、固定費を如何に減らすか
というのは重要です。


オフィス賃料、外注費、税金、社会保険料、リース代、
光水熱費、広告費、、、などなど。


特に、税金や社会保険料の節約というのは、取り組みたい
ポイントの一つです。


ですが、税金を節約する感覚で、社会保険料を節約しても
良いのでしょうか。


この両者は、確かに経費ですが、その性質は異なります。






■厚生年金は人質になっている。


言うなれば、健康保険と厚生年金は、お互いに保険料の
仕組みが違うんですね。


健康保険料は、保険料という名前が付いていますが、
実質は「健康保険税」です。


なぜならば、「負担と便益のバランスが均衡していない」
のがその理由です。


健康保険料をたくさん払っているからといって、意図的に
病気や怪我をする人はいません。

(風邪をひいた時には、「どうせだから、薬はいっぱい
貰っちゃえ」と考える人も一部いるようですが、、、)



にもかかわらず、支払額の多い人では、毎月10万円程度
の保険料を支払っている人もいます。

大きな病気に罹患したり、大きな怪我を負った場合には
確かに助かりますが、負担と便益が均衡していないという
点で、健康保険料は税金と同じと考えれます。




一方、厚生年金の場合は、原則として「負担と便益が
均衡している」と言えますね。


「今後は、逆ザヤになる」とも言われますが、それでも
支払った保険料と受け取る年金は、ほぼバランスしています。



以上のように考えると、健康保険料は節約して、厚生年金の
保険料は通常通りに支払う、としたいところです。

本音では、、、。


しかし、社会保険料は、健康保険と厚生年金の保険料を
セットで徴収しますので、支払い方法を分けることは
できないんですね。


支払額が減ると、厚生年金の受取額が減る。

逆に、支払額が増えると、健康保険の「負担と便益の
バランス」が崩れていく。


うまく仕組まれていますね。





■不利益変更とまでは言えないが、避けるべき。


結論を言えば、社会保険料を税金と同視するのは、適切とは
言えません。


「経費」という意味では、同じ範疇に属するものですが、
社員さんへの影響という点では、税金とは違い社会保険料は
直接的です


高速道路が一本無かったからといって、一個人に対しての
影響はさほど大きいものではありません。

つまり、税金を節約するに際しての影響というのは、間接的
なものに止まるということ。


一方で、「社会保険料(会社負担分も含めて)は給与」であり、
「社会保険料を削減するということは給与を削減することと
同じ」です。


この点は忘れてはいけないところです。




ところで、「給与を削減することと同じだとするならば、
労働条件の不利益変更なのでは?」と思えますよね。


確かに、給与を減額することは不利益変更ではあります。

しかし、今回の場合は、社会保険料の減額であって、給与を
「直接に」減額しているわけではないのです。


社会保険料の削減は、実質的には給与減額だと思えるのですが、
「労働条件の不利益変更である」と指摘できるほどの事実では
ないんですね。


ゆえに、会社側で一方的に社会保険料を削減することができます。



私も、社会保険料の削減についてあまり積極的にアドバイス
しないのも以上のような理由によるものです。


社員さんのモチベーションを下げる提案はしたくないですからね。

それは、会社にとっても不利益ですから。







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>>編集後記


大仁田厚さんのダイエットが凄いです。


以前は、120キロぐらいの体重だったみたいですが、今では
77キロとのこと。


昨日、雑誌「TARZAN(524号)」を見て、ビックリしました、、、

本人が登場していました。



「えっ?病気なのか?」と一瞬思うほどでしたから。

もう、別人ですよ。




「ファイアー!!」と言っても似合わないかもしれません(笑)。


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