2008/09/04【やっぱりやめときます??】


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こんにちは。山口社会保険労務士事務所の山口正博です。

お仕事、お疲れ様です。


このレポートは、定期的に、コラム形式で、
労務管理に役立つ内容を配信するレポートです。

就業規則の作成前に読むのもよし。
就業規則を作った後に読むのもよし。
つまみ食い感覚(?)で読むのもよし、です。

どうぞ、ご自由にご活用下さい。


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今日のTOPIC
1: 内定の取り消し。
やっぱりやめときます??
2: 編集後記

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■  内定の取り消し。
■■ やっぱりやめときます??
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■採用のような採用でないような。


内定というのは、正式な採用と少し違った性質があります。

内定を出してから、1年後なり6ヵ月後に入社し、実際に
働き始めるわけですから、なんとも「微妙」ですよね。



形式的な手続ではないですし、かといって、正式な採用
というのとも少し違う気もする。







■内定は採用決定。


一般に、会社側からの内定の取り消しは、制約されています。

しかしながら、内定というのは採用するという予定を決めた
だけ、と考えることもできる。

また、正式に入社したわけではなく、未定状態といえるので、
取消しても良さそうとも思える。



しかし、実際には、ただの手続というのではなく、雇用契約が
成立したとみなされるのが通例です。

内定も雇用契約と同じと考えられているようです。





■内定者が辞退したらお咎めなし?



いわゆる「売り手市場」の場合には、内定者の方が有利になる
こともあり、内定者側からの内定辞退も多くなるはず。

ここ数年がまさにそんな状況です。



しかしながら、内定した側には特に制約は無い。

会社が内定を取消す場合には色々と制約があるのに、、、。



誓約書を提出まではいつでも断れると思うこともありますし、
内定誓約書などを提出した後も断れると思うこともあるよう
です。


会社としては、内定を出したら、入社後の研修準備に取り
かかるかもしれませんし、その際に費用も発生している
でしょう。


信じがたいのですが、新入社員研修の2日目に、新入社員が
研修施設から脱走したという例もあるようです。

脱走って、、、囚人でもあるまいし、、、(笑)。



会社としては、何ともやり切れない感じになりますね。


会社と内定者を比べると、やはり会社の方が強い立場に
なるので、いくら売り手市場といえども、内定者を守るべき
と考えることができそうなのですが、脱走する人もいるのに

会社は何の対応もできないのかとも思えます。




■内定を契約とするならば、お互いに守る義務がある。


内定誓約書まで提出して、内定を辞退するのは、不可能
ではないにしろ人として非難されるでしょうね。

誓約書には法的拘束力はないと言われていますが、これは
内定者限定ではないかと思えます。

会社側が内定を取消すと、「なぜ取消すのか?」「無責任だ!」
「内定には拘束力がある」と言われる可能性は高いでしょう。

一方、内定者が辞退をしても、それほど非難はなかったり
します。

相手に対しては拘束力があると言いながら、自分に対しては
無いということでしょうか。


辞退をすると、その人の出身大学からは今後は採用しない、
という対応をされることもあります。

後の後輩にとっては随分と迷惑なことですね。


「あなたの学校の学生は内定を反故にした経緯があるから、
今後は採用しません」という態度をとられてしまうかもしれ
ません。


損害賠償を求めるという手段もあるのですが、
賠償してもらえるのは実際に生じた損害だけですから、
現実には会社は請求しないだろうと思います。

数十万円(場合によっては数百万円でしょうか)を請求する
ために、法的手続きを会社が個人に行なうことは考えにくい
です。

手続の費用だけでも、それなりの額になるでしょう。


できるからといって、やるとは限りません。

ただ、何もしてこないと考えて、これに付け込むことは
もちろんいけませんが、、、。




(会社)売りますよと言って、(内定者)買いますよと
応じてくれた。

けれども、後になって、「やっぱり要らない」と買い手から
言われた。


約束は約束ですから、守って欲しいと思うのは自然なこと。
会社の方が可哀想な感がありますね。


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