2009/4/8【1分単位の時間管理は段階的に実施してみる】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■┃  本では読めない労務管理の「ミソ」
□□┃  山口社会保険労務士事務所
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━ (2009/4/8号 no.78)━


こんにちは。山口社会保険労務士事務所の山口正博です。



このレポートは、定期的に、コラム形式で、
労務管理に役立つ内容を配信するレポートです。

興味本位で読むのもよし。
就業規則を作る前に読むのもよし。
つまみ食い感覚(?)で読むのもよし、です。

どうぞ、ご自由にご活用下さい。


===========================
今日のTOPIC
1: 1分単位の時間管理は段階的に実施してみる
>>>一部を1分単位にして、それ以外は今まで通りでも良い。

2: 編集後記

===========================





■■  1分単位の時間管理は段階的に実施してみる
■■  一部を1分単位にして、それ以外は今まで通りでも良い。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




■1分単位の時間管理が理想ですが、、、



今現在は、30分もしくは15分単位で勤務時間を管理している
のが多数だと思います。


例えば、30分単位で時間管理していると、

18時20分終業だと、18時終業に。
18時35分終業だと、18時30分終業に。


また、15分単位で時間管理していると、

18時10分終業だと、18時終業に。
18時20分終業だと、18時15分終業に。



30分もしくは15分という単位で勤務時間を管理するのは
許容されていることなのですが、厳密ではないのは確かです
よね。


つまり、18時までの勤務予定の人を、

18時10分まで拘束しても、
18時までしか時間カウントしないわけですから、「勤務時間の
踏み倒し」が発生してしまうわけです。


この勤務時間の踏み倒しですが、確信的に行っている会社も
ありますので、困りますよね。

「どうせ15分直前までなら給与が付かないから、10分ぐらい
延長してもいいよね」と考えるみたいです。

時給で働いた経験(学生の時のバイトなど)がある方は分かる
はずです。


となると、これではいけないと判断して「1分単位で時間を
管理しよう」という方向に進むわけですが、事務の管理が負担
になるという面も考えなければいけませんよね。


そこで、より時間管理を厳密にしながら、かつ、事務負担を
軽減できる方法を考えることになります。








■いきなり全てを1分単位にしなくても良い。


1分単位で管理すると決めると、全ての勤務時間を1分単位で
管理するのだと決めがちです。



まず勤務時間といっても、いくつかのモジュールに分かれて
いますよね。


・本体時間(9時~18時など)
・時間外勤務時間(1日8時間を超えた勤務時間)
・所定外労働時間(会社が決めた範囲外の勤務時間)
・深夜勤務時間(22時~翌5時の勤務時間)
・休日勤務時間(法定休日の勤務時間)


などなど大きく分けて5つになります。


とすると、1分管理といっても、これら全ての時間を1分で
管理する必要はありません。


例えば、本体部分の時間管理は現行のままに維持して、本体以外
の時間を1分管理にしていくのも良いでしょうし、深夜と休日
だけを1分管理にするのも良いですね。


現状では、勤務時間を1分単位で管理することは義務では
ありませんので、会社ごとに工夫をする余地があるわけです。


社内のオペレーションを勘案しながら、徐々に対象範囲を広げて
いくことが可能ということです。


「まずは残業時間だけキチンと管理してみようか」というのも
良い案なのではないでしょうか。






■細かいことほど気にする人がいる。


30分だ、15分だ、1分だと考えを巡らしていると、「その程度の
時間ぐらいボランティアで働いても良いのではないか」と考える
方もいるかもしれません。


確かに、数分程度の時間で給与の額が大きく変わることはありま
せんから、「細かいことを言うなよ」という気持ちは分かります。


しかし、私がなぜ1分管理が良いと考えるかと言うと、勤務時間
の踏み倒しを確信的に行っている会社があるからです。

当たり前のように、「はみ出し残業(勤務時間から除外されて
しまう5分とか10分の残業)」を求めてくるというのはちょっと
違うんじゃないのかと思うのです。


時間内に終わらない仕事をわざと与えて、予定の終業時刻よりも
5分~10分遅れて終業させるのは、働く側の気持ちとしては
やっぱりイヤな気持ちになるんですよね。


こんなことをやめて欲しいからこそ、勤務時間の1分管理を
求めるわけです。









 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>編集後記


コンプライアンスは会計の分野に限られるのでしょうか。

法令遵守というと、会計とか財務とか、証券関連のルールを
思い浮かべることが多いのですが、労務管理も法令遵守の対象
ですよね。


ただ、労務管理のルールに違反しても、警視庁や東京地検特捜部
といった組織が動くことはまずありませんから、どうしてもワキ
が甘くなるのでしょうか。


会計や税務はキッチリするが、労務は二の次ということも少なく
ありませんからね。


労働局も監督署も、指導するのが主な仕事ですから、強制力に
欠けてしまうのかもしれません。



メルマガ以外にも、たくさんのコンテンツをウェブサイトに掲載しております。

労務管理のヒント

http://www.growthwk.com/entry/2014/04/07/135618?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_2

ニュース

http://www.growthwk.com/entry/2014/03/12/082406?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_3


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ┃本では読めない労務管理の"ミソ"山口社会保険労務士事務所 発行
┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃メルマガの配信先アドレスの変更は
http://www.growthwk.com/entry/2008/11/28/122853?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_4

┃メルマガのバックナンバーはこちら
http://www.growthwk.com/entry/2008/07/07/132329?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_5

┃メルマガの配信停止はこちらから
http://www.growthwk.com/entry/2008/06/18/104816?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_6


┣*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*

┃労務管理のヒント
http://www.growthwk.com/entry/2014/04/07/135618?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_7
┃仕事の現場で起こり得る労務の疑問を題材にしたコラムです。

┃ニュース
http://www.growthwk.com/entry/2014/03/12/082406?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_8
┃時事ニュースから労務管理に関連するテーマをピックアップし、解説やコメントをしています。

┃メニューがないお店。就業規則が無い会社。
http://www.growthwk.com/entry/2007/11/01/161540?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_9

┃山口社会保険労務士事務所 
http://www.growthwk.com?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_10

┃ブログ
http://blog.ymsro.com/?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_11

┃『残業管理のアメと罠』
┃毎日8時間の時間制限だと柔軟に勤務時間を配分できないので、
┃月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、
┃平均して8時間勤務というわけにはいかない。
┃しかし、仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、
┃ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
┃それを実現するにはどうしたらいいかについて書いています。
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=mailmagazine&utm_medium=cm&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_12

┃電子タイムカード Clockperiod
┃始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計。
┃できれば勤怠集計の作業は随分とラクになるはず。Clockperiodは、
┃出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカードや出勤簿で
┃勤務時間を管理している企業にオススメです。
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_13


┣*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*
┃Copyright(c) 社会保険労務士 山口正博事務所 All rights reserved

┃新規配信のご登録はこちらから
┃(このメールを転送するだけでこのメルマガを紹介できます)
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=mailmagazine&utm_medium=mel&utm_campaign=mailmagazine_mel_HT_15

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所