2009/3/9【4週9日の変形休日制も使える】

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■■┃  本では読めない労務管理の「ミソ」
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こんにちは。山口社会保険労務士事務所の山口正博です。



このメルマガを書いていると、時に感想を頂くことがあり、
送って頂いた感想は全て読ませて頂いております。

「なるほど納得」という感想から、「いや、ちょっと違和感
を感じる」という感想まで、幅のある反応を頂き、有り難く
思っております。


ありがとうございます。

これからも、よろしくお願いします。




このレポートは、定期的に、コラム形式で、
労務管理に役立つ内容を配信するレポートです。

興味本位で読むのもよし。
就業規則を作る前に読むのもよし。
つまみ食い感覚(?)で読むのもよし、です。

どうぞ、ご自由にご活用下さい。


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今日のTOPIC
1: 4週9日の変形休日制も使える
>>>4日は義務だが、それ以上は任意。

2: 編集後記

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■■  4週9日の変形休日制も使える
■■  4日は義務だが、それ以上は任意。
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■4日の休日は守る。


今回は、前回に続いて休日の運用について書きます。


前回は「4週4日の変形休日制度には下準備が必要」という
内容でした。



今回のテーマは、「4週6日」や「4週9日」の変形休日制度も
使えるという内容です。



変形休日について理解を進めると、

「変形できるのは4日が限度なのか?」という疑問を持つ方も
いらっしゃるかもしれませんね。



確かに、労働基準法には「4週4日」という点のみ書かれています
から、4日以上の変形休日は無理なのかと思ってしまいますよね。


しかし、4日を超えるの変形休日制度を作ることも可能です。



変形休日制は「最低で4週4日の休日が必要」

という意味ですから、
それ以上の休日を設定するのは差し支えないですよね。


ならば、法定外の休日を含めて変形休日制度を作れば、4日以上
の休日を変形させることもできるでしょう。







■4日以上ならば何日でも可能。


一般に、「4週で4日の法定休日を確保してください」という
のが変形休日制度です。


つまり、法律で義務としているのは「法定休日」だけであって、
「法定外」の休日(祝日や週休2日の内の1日など)をどのように
運用するかは会社が決めなければいけない(会社に任せられてい
る)わけです。


ですから、休みは法定休日だけという会社もあります(週1日
だけ休みで後は出勤。祝日も出勤という会社です)。



法律で義務なのは、「毎週1日、もしくは、4週4日の休み」まで
ということ。


ならば、「会社が独自に運用する法定外の休日を含めて
変形休日制度を作る」ことも可能ですよね。



何も4週4日に限ることなく、「4週6日」とか「4週9日」と
いう変形休日制度も作ることも検討できます。


まさに、「法定休日」と「法定外休日」を混載した
変形休日制です。






■1ヶ月の間で自由に休みを取ってもらう会社に適している。


4週6日や4週9日の変形休日制度は、1ヶ月間に6日もしくは
9日を上限として自由に休みを取ってもらうというような
会社に適しています。


例えば、営業会社だと、柔軟な勤務体制にしたいという要望も
ありますので、「今週は休めないけど、来週は2日間の連休を
取ろう」というスケジュールを組みたい場面もあるでしょう。


また、会社側も、休日を特定の日に限定せず自由に休みを
取らせたいと考えることもあるでしょう。



そんな場合には、4週4日だけだと変動幅(もしくは選択肢)が
少なくて使いづらいのですが、4週9日などに設定しておけば、
より使いやすくなるのではないでしょうか。


例えば、週休2日制度の会社だと、4週9日が適合するかと
思います。



「法定休日と法定外休日を合体させて休日の仕組みを作っている」
という点が今回のポイントですね。


一方、4週4日の場合は、法定休日だけで休日の仕組みを
作っているということになります。



もちろん、変形休日制度を使う時には、その内容を就業規則に
決めておいて下さいね。

(就業規則に決めずに、変形労働時間制を使うのは避けて
ください)




具体的には、

「法定休日および法定外休日は4週9日の変形休日制とします」

というように書き込むのが簡単でしょうか。


もちろん、他にも工夫した決め方があるかもしれませんね。








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>>編集後記



社会の仕組み(ルール)というのは、「法律」と「会計」に
集約されるのではないでしょうか。



もちろん、他にも学ぶべき事柄というのは多々あるのでしょうが、
「これだけは知っておかなければ」という内容は、法律と会計に
集中していると思うのです。


法律だと、民法と会社法は特に大事ですし、借地借家法
(マンションやアパートの賃貸で使う法律)も大事ですよね。

破産法や出資法も知っていると役立つでしょう。



会計ならば、簿記3級から1級まで網羅的に仕組みを知っている
必要があると思います(3級だけだと、どうも不足感があります
から)。

会計では、「計算処理」よりも「考え方」を知っているのが
キモです。


確定給付企業年金などは、退職給付会計を知らずには取り扱え
ませんからね。



学校を卒業してから学ぶべきことというのは多いなぁ、と
いつも感じています。


民法と簿記は学校で必修科目にして良いのではと私は思う
のですが、なぜかカリキュラムには入らないんですね。


何かに困る人というのは、いつも「ルールを知らない人」
ですから、何でも自分の頭で理解するという気持ちは大事です。

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