2008/11/10【定年後の有給休暇を持ち越す】



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こんにちは。山口社会保険労務士事務所の山口正博です。


寒い中、お仕事お疲れ様です。

室内の方もいらっしゃるかもしれませんが、、、(笑)。


風邪にはお気を付けを。

私も風邪をひく一歩手前です。




このレポートは、定期的に、コラム形式で、
労務管理に役立つ内容を配信するレポートです。

興味本位で読むのもよし。
就業規則を作る前に読むのもよし。
つまみ食い感覚(?)で読むのもよし、です。

どうぞ、ご自由にご活用下さい。


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今日のTOPIC
1: 定年後の有給休暇を持ち越す。
>>再雇用でもリセットされない

2: 編集後記

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■  定年後の有給休暇を持ち越す。
■■ 再雇用でもリセットされない
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■再雇用だから、有給休暇も無くなるよ?


65歳まで雇用を継続するか、定年を65歳にするか、と会社に
よって分かれるところです。
(定年廃止もあるようですが、今回は例外とします)


雇用を継続する際には、「再雇用」と「継続雇用」の2パターン
がありますが、今回は「再雇用の時の有給休暇は継続するのか
否か」がテーマです。


再雇用だと、「条件を変更したのだから、新規雇用と同じ
でしょう?」と会社側は考えそうですよね。


新規雇用とすると、残っている有給休暇が消失しますし、
勤続年数の累積もゼロになります。


再雇用というのは、正社員からパートタイム社員に変更する
ような扱いを指します。

とすると、確かに、契約内容は入れ替わっていると考えることが
できますので、新規雇用としても良さそうではあります。


しかし、同じ会社で、途切れることなく働くというならば、
雇用契約は継続していると思えますよね。


働き方を変えただけで有給休暇がリセットされるのは、
何とも腑に落ちないところです。




■継続しているかどうかの判断。


判例では、再雇用の時に雇用が継続しているかどうかは、
「実質的に」判断するとしています。


通例として、判例は、数値的に根拠を示せない時には
「実質的に判断する」みたいです。


元首相である小泉純一郎さんの、「適切に判断します」に
近いものがありますね。

この言葉、やたら連発していましたよね(笑)。



ここで、ふとした疑問として、60歳から1年経って、61歳で
元の職場に戻ったらどうなるのか。

この場合、雇用は継続しているのでしょうか。それとも継続して
おらず新規雇用なのか。


これを再雇用と考えるかどうかというと、私は再雇用とは
考えません。

なぜかと言われれば、「随分と時間が経過している」という
理由です。


「やけに曖昧だなぁ、、、」と思われるでしょうが、数値的な
根拠がない以上、感覚的に判断せざるを得ないのでしょうね。


・では、6ヶ月ならどうか?
・3ヵ月ならば継続しているのか?


言い出したら切がありませんが、私は判断できません。

6ヶ月でも、屁理屈をこねれば、「雇用は継続している」と
言えそうですし、他の人が考えれば、「雇用は終了している
から、新規雇用だ」とも言えそうですよね。


結論としては、60歳以降に以前の会社で働く場合には、
「継続している」と判断する方が無難です。


その際には、1年空けて61歳で元の職場に戻るような人は
稀でしょうから、さほど気にしなくて良いのかもしれません。


また、期限を示すために、「60歳定年後3ヵ月以内に、勤務
を続けるか否かを申し出るように」というルールを設けるのも
ありかもしれませんね。

つまり、「その期間が経過した後は継続雇用としては扱わない」、
ということです。




■ハッキリと分ける。


再雇用時の有給休暇の扱いをどうするかというのは、社員との
関係をズルズルと引っ張る場合に起こる問題です。


社員さんに居て欲しいならば、スパッと雇用すべきです。
定年ならばスパッと定年とする。


今では、高年齢者雇用安定法により、65歳までの雇用が義務に
なっていますので、今後は今回のような問題は起こりにくくなる
でしょうね。







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>>編集後記



作り置きのたこ焼きを販売された時というのは、いい気分は
しないもの。

べチャっとしていて、生温い、、、
(たい焼きでも同じですよね)



そこで、熱々のたこ焼きだけを売る、「完全受注生産のたこ焼き
屋」さんはどうでしょう。


これは、作り置きのたこ焼きを買いたい人は殆んどいないのでは
ないかという予測に基づいています。


具体的には、電話、ファックス、ウェブの申し込みフォームなど
で受注してから作るという手法です。


すぐに売れないのがネックですが、お客さんは喜ぶのでは
ないかと。

クリスピー・クリーム・ドーナツでもあれだけ列を作るの
ですから、人の「美味しいものを食べたい」という欲は強いの
ではないでしょうか。


安くても、冷めたたこ焼きは食べたくないでしょうからね。

出来立てだと、何でも美味しくなるものですからね。


ということで、「できたてしか売らないたこ焼き屋」
というのもアリなのかなと思います。

「できたてしか売らない」という所がポイントです。


「こだわり」が好かれる時代ですから、いいアイデアかと
思っています。

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