- 「土曜日に出勤したら休日労働だ」という誤解。土日が休日になるとは限らない。
- 休みの土曜日に仕事をしたら、休みは? 休日手当は?
- 年金のしくみ、厚生年金には国民年金が含まれている。
- 厚生年金を途中でヤメたら、保険料は掛け捨てになるの?
- 残業代の計算、36協定の限度時間に有給休暇の時間は入らない。
- 交通費を計算するときの距離の測定。
距離に応じて通勤交通費が支払われる職場だと、自宅から職場までどれだけの距離があるのかを調べないといけません。ただ、調べると言っても、歩いて調べるわけにはいかないですし、逐一計測しに行くというわけにもいきません。そういう時に、どうやって通勤距離を把握するかが問題となります。 - 月給制のオカシさ。働かなくても給与は同じ?
月給制だと、遅刻や早退、欠勤しても、給与は減りませんよね。ならば、勤務時間を延ばしたり、勤務日数を増やしたらどうなるでしょうか。遅刻して賃金が減らないならば、勤務時間が延びても賃金は増えない。そんな判断もできそうです。欠勤しても給与が減らないならば、勤務日数を増やしても給与は増えない。こんな解釈もあり得ます。なんか不思議な感じがしますよね。 - 年次有給休暇の使い方、病欠に有給休暇を使うと困るかもしれない。
- 年休を取って残業に、有給休暇を使うと週40時間を超えてしまうのですが、、
- 半日の年次有給休暇は「半分」なのかどうか
年次有給休暇は、1日単位で付与されるものですから、それを使う時も1日単位でというのが一般的ではあります。中には、年次有給休暇を半日単位や時間単位で使える職場もあります。そこで、半日単位で有給休暇を使うとなると、どこからどこまでを半日とするかが問題となります。単純に「半日= 4時間」になるとは限らないのが悩ましいところなんです。 - 出勤率8割未満の人の休暇
- 土日祝日割増の日に有給休暇を使ったら給与も割増になるか
- 休日が消滅する? 有給休暇を法定休日に入れてしまう
- なぜ時間単位の年次有給休暇を5日までに制約したのだろうか
- 年次有給休暇と休日の関係、長期の有給休暇を取得する場合にも公休は発生するのか
- 病気欠勤に有給を会社の判断で割り当てるのは良いか
- 有給休暇の使い方 病気や怪我で休んだ日に会社判断で年次有給休暇を割り当てた
- 時効の年次有給休暇を活用、ストック休暇という発想
- 半日有給休暇の取り方、半日とは何時間分?
- 年次有給休暇の付与方法 個別付与休暇と一斉付与休暇はお互いに一長一短
- 年次有給休暇の比例付与 週所定労働日数が定まらないときの有給休暇
- 細切れ有休 年次有給休暇の時間単位利用を制約する意味
- 年次有給休暇を取りにくい職場、嘘をついて有給休暇を取得したら
- 有休で給与を増やす? 勤務時間の長い日に有給休暇を取得する人
- やってはいけない 代休の代わりに有給休暇を充当して相殺
- 有給休暇を使えない日がある? 労働義務がある日と無い日の境目。
- 在職中に1日も使えなかった有給休暇を退職時に金銭で賠償請求。
- 現物支給で給与を支払う 現金じゃなく有給休暇が賃金?
- 有給休暇のルール。付与された日数の5日を超える部分か、それとも残日数の5日を超える部分か。
- お盆と年末年始に有給休暇を使う。
年次有給休暇がなかなか利用されず、休暇の消化率が上昇しない。そんな状況を経験している会社もあるのではないでしょうか。その対策として、有給休暇を計画消化する仕組みを導入するところもあるかと思いますが、計画的に休暇を消化するといっても、どう計画したらいいのか、この点で悩む方も多いはず。そこで、夏のお盆と冬の年末年始を利用して、ドバっと休暇を計画消化する方法はいかがでしょうか。 - 有給休暇の計画的付与は、「残日数から5日」ではなく、「付与日数から5日」が正しい。
5日を超える部分の有給休暇は計画的に付与できる。この有給休暇の計画消化についてはご存じの方も多いはず。ただ、どの有給休暇を基準に5日を超える部分なのかについては2通りの解釈があります。付与された日数を基準に5日を超える部分なのか。それとも、有給休暇の残日数を基準に5日を超える部分なのか。労働基準法39条5項を読むと、この2つの解釈のどちらなのかと迷うことがあるかもしれません。 - 時間単位で代休、時間単位で振替休日。これは認められるか。
時間外勤務の割増賃金を節約するためか、何らかの理由で、所定労働時間や法定労働時間の枠を超えた日の勤務時間を帳消しにするために、他の勤務日の勤務時間を短縮するという手段を用いる会社があるようです。つまり、時間の枠を他の日と融通して、残業がなかったかのような形にするようですが、こういう処理に問題がないのかどうか。 - 休暇を廃止して会社独自の有給休暇に集約する。
会社の規模が大きくなり、社員の数が増えると、休暇の種類も増えてきます。結婚休暇、マタニティ休暇、誕生日休暇、出産休暇など、ナンダカンダと理由を付けて休暇は増えていく。休暇が増えれば嬉しいと思うのは確かですが、その管理のメンドクサさは忘れられがちです。日数、条件、取得期限、理由、対象者など、色々と決めて就業規則に書き込む。そのような手続きを一気に解決するのが会社独自に設ける有給休暇です。 - 休暇は1日単位で使うのが良い。半休、時間単位休暇はやめるべき。
有給休暇を半日単位や時間単位で使えると、さも柔軟に労務管理している感覚を抱きますが、メニューを増やすと厄介なことが増えます。 - 有給休暇だけを消化しているときに休日を入れる必要があるか。
在職中に残った有給休暇を退職時にまとめて消化する場合、有給休暇だけをミッチリとスケジュールに入れるべきか、それとも休日も途中で入れながら有給休暇を入れるのか。判断が2つに分かれるところ。1週間に1日の休日は法律で求められていますが、退職すると決まっていて、もう出勤する予定がないなら休日無しで年次有給休暇だけを勤務シフトに入れてもいいんじゃないかと思えます。 - だから時間単位の年次有給休暇なんてヤメるべき
休暇は1日、3日、5日と日数単位で把握するのが普通の感覚ですが、労務管理では有給休暇を半日や時間単位で細かく刻むことが可能です。細かい単位で休暇を使えるとさも便利そうですが、じっくりと考えてみると、思っていたよりも利点は少なく、管理が面倒くさいんですね。 - パートタイマーでも時間単位で年次有給休暇を使える?
パートタイマーは1日あたりの勤務時間がバラバラだから、有給休暇を時間あたりに換算するのが困難。1日8時間勤務で固定されている人ならば、時間単位有給休暇も取れますが、、、。 - 計画的付与の年次有給休暇で連休を作る。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始は長期の休みを取る職場がありますが、休みの途中で平日が入ると連休になりません。そこで、その平日に計画的付与の年次有給休暇を充当して連休を作る方法があります。 - 日付が変わる勤務シフトで年次有給休暇を使ったらどうなる? 1回で2日分を消化
朝の9時から夕方の5時まで働いた場合は、日付が変わりませんから、年次有給休暇を取る場合も、9時から5時までの間に年次有給休暇を取ったと扱えばいい。しかし、22時から翌日の3時まで、日付をまたぐような働き方をしている人が、年次有給休暇を取ったら、どのように処理すればいいのかが問題となります - 午後から半日年休なのに残業してしまったら
半日の年次有給休暇を取ると、1日の所定労働時間も短くなるのですが、半日出勤の日に残業したら割増賃金はどうなるのかが疑問となります。 - 1日2時間しか働かないパートタイマーでも有給休暇はある?
フルタイムで働く社員だけでなく、1日数時間だけ勤務する人にも年次有給休暇はあり、その付与日数は1週あたりの出勤日数に連動しています。 - 副業の年次有給休暇 2つ以上の会社で働いていたら、有給休暇の日数はどうなる?
2つの会社で働けば、年次有給休暇の計算や付与も別扱いになりますから、勤続年数や年次有給休暇の付与日数が通算されたりはしないのです。 - 退職時に有給休暇を全部使いたい。
年次有給休暇は給与に換金できるものですから、退職時に残っていたら全部消化してから辞めたいもの。 - 年次有給休暇の当日に出勤したらどうなる?
- 年次有給休暇よりも先に代休や振替休日を取らないといけない?
代休や振替休日も年次有給休暇と同じように休みの日になりますが、両者の間に優先順位があるのかどうか。 - 深夜割増や日曜割増が付く日に有給休暇を取ったらどうなる?勤務する時間帯によって割増賃金が付くときがありますが、年次有給休暇を取得した日にも割増賃金は付くのかどうか。実際には出勤していないのに割増賃金を付けてしまっていいものか。
- 有給休暇の買い取りは無法地帯。在職中に使い切るように工夫するのが正攻法。
1日分の有給休暇が1円? これでも納得できる? - 水曜日に年次有給休暇を取ったら、土曜日に割増賃金は出る?
平日に年次有給休暇を取ると、その代わりに休日だった土曜日が出勤日になると、土曜日に休日割増賃金が出るのかどうか。休日が出勤日に変わるので、休日出勤になっているように思えますよね。 - 年次有給休暇を取った日は通勤手当が減らされる?
年次有給休暇を取っている日は出勤していませんから、電車やバスを使っておらず、通勤手当が出るのかどうか迷いますよね。通勤定期券を日割りにして返金するのも手間ですし。 - 年次有給休暇を取得した日の給与はどうやって計算するの?
実際に出勤していない日の給与をどうやって決めるか、年次有給休暇を取った日の給与を計算する方法はいくつかあり、悩みますね。 - 退職時に有給休暇を全て使い切るときの注意点。
年次有給休暇は給与に変換できるものですから、退職時に残っていたものは全て消化しておきたいもの。 - 子供が風邪を引いたら、年次有給休暇を使って休むの?
幼稚園や保育園に通う子供が病気になると、親が付いていないといけないので、仕事を年次有給休暇で休むのかどうかが悩むところです。年次有給休暇だけでなく子の看護休暇も制度として用意されており、こちらも使えるように事業所側では就業規則で受け入れ体制を作っておく必要があります。 - 嘘をついて年次有給休暇を取ってもいいの?
- 自己都合退職すると有給休暇が減らされる?
年次有給休暇は、労働基準法に基づいて、出勤率や1週間あたりの勤務日数に応じて付与日数が決まるものです。自己都合で退職するからといって、既に持っている年次有給休暇の日数が減らされたり、退職までに付与される年次有給休暇の日数が減らされることはありませんし、使用者もそのようなことはできません。 - 2つの会社で働くと、有給休暇も2倍?
1人の人間に対して働く職場は1つ。そういう前提で法律は設計されていて、労働基準法も1つの会社だけに所属して働いているという想定で作られています。2つの会社で掛け持ちで働いていれば、それぞれの会社で雇用契約があり、年次有給休暇もそれぞれの会社から付与されます。 - 休業手当の代わりに法定外の有給休暇を使う
- 年次有給休暇の時季変更権、有給休暇の日時をどこまで変更できるか
- 年休を温存、有給休暇よりも欠勤を選択する
- 休日割増賃金、月間所定労働日数を超えたら休日手当が必要?
- 休日労働かどうかの境目、「会社の休日」と「法律上の休日」は違う
- 休日に年次有給休暇を入れたら。長期休暇と休日が重なるのはダメ?
- 日曜日だけが休日じゃない、法定休日の曜日を定める利点と欠点
- 休日は2種類ある、公休と週休どっちが法定休日か
- 休日に仕事をしたら割増賃金は必ず出る。マルかバツか。
- 同じ休日なのに違う。週休と公休を分ける意図は何か
- 大型連休や公休で給与が減ることもある
- パートタイマーの休日はバラバラ。就業規則でどう決めるの?
フルタイムで働く人は週5日勤務で固定されている人が多いのですが、パートタイムだと個々に勤務日数や休日が異なります。週2日で働く人がいれば、週5日で働くパートの人もいますから、就業規則で休日についてどう決めたらいいか迷いますよね。変動する休日にどうやって対応するか。ここが今回の考えどころです。 - 公休と週休の違いを説明できますか?
労働基準法では休日は1つだけですが、会社では休日が2つ存在する場合があります。1つ目は公休で、2つ目は週休です。どちらも休みという点では同じですが、名称が違います。では、公休と週休ではどのような違いがあるのでしょうか。 - 休日に出勤したから休日出勤になる、とは限らない。
休みの日に出勤すれば、それは休日出勤。そう考えている人は多いかもしれません。しかし、労務管理では2種類の休日出勤があるのをご存知でしょうか。「休日に出勤すれば割増賃金が必要だ」と理解していると、間違うかもしれません。 - 休日無しで12日連続で勤務しても法律違反にならないワケ
1週間ごとに休みは1日か2日あるのが普通だと思われていますが、実は12日連続で勤務しても労働基準法には違反しないのです。週休2日が当たり前のような雰囲気がありますから、12日連続で出勤するなんて想像しにくいのではないでしょうか。 - 最も簡単に週休3日制を導入する方法。
変形労働時間制度で所定労働時間の配分を変更すると、週4日勤務で週休3日が可能になります。 - 給与を増やす手段?「休憩は要らない」と言う人をどうするか
働いていて、ある程度の労働時間に達すると、休憩時間を設けないとけない。この点についてはご存じの方も多いはず。法律で決められた時間以上まで働くと休憩時間が必要なのですが、中には「休憩時間はいりません」と言ってくる人がいます。休憩しなければ、その分だけ労働時間に連動した給与が増える、という考えなのでしょうが、こんな場合どうやって対処するのでしょうか。 - 休憩の取り方、「休憩時間は一斉に与えなければならない」というルールは重要?
- 守らない雇用契約に意味無し。自己の都合で休憩を減らし、勤務時間帯を変える
- 5分前、10分前に始業するなら、休憩時間を延ばす。
- 休憩をとったら、通常の労働時間と深夜労働時間のどちらから控除するの?
- 不公平? 非喫煙者よりも喫煙者の休憩時間の方が長い
- 勤務シフトで決めた勤務時間をオーバーして休憩時間が足りなくなったら
- 休憩と小休止の違い。小休止のとき、どこまで休んでいいの?
休憩のようで、休憩じゃない。仕事をしているとそのようなブレイクタイム、小休止があります。正式な休憩時間ではないので、どれぐらいの長さが適当なのか。お茶を飲むだけなのか、外のカフェに行ってもいいのか。さじ加減が分からないときがありますね。 - 半休を取ったら、休憩時間をどうするか。
半日休暇を時間換算すると、4時間勤務に相当します。1日8時間の所定労働時間を半分にパカンと割っただけですが、半休だと4時間だけ休みになります。さて、午前だけ半休、午後だけ半休、というように午前と午後に分けていた場合、昼休憩が1時間入るとちょっと問題が起こります。 - 仕事が始まってすぐに休憩だって? 疲れていないから要らないぞ。
休憩は労働時間の途中に入れないといけないのですが、会社によっては、仕事が始まってすぐに休憩を入れるところもあるようですね。勤務開始直後だと「労働時間の途中」にはならないとも思えますが、始業から1分でも経過していれば、「労働時間の途中」と屁理屈をこねることも可能です。 - 日曜日が祝日になったら翌日の月曜日は休日?日曜日と祝日が重なれば、月曜日が振替休日になるんじゃないか。そう思う方もいらっしゃるでしょうが、職場ではそうならないこともあるんです。
- 休憩時間をカットして、仕事を早く終えて帰れる?
休憩時間には給与が出ません。ならば、休憩時間を無しにして早く仕事を終えたほうがいいのではないかと思えます。では、休憩時間を無しにできるのかどうか、ここが問題です。 - 休憩時間を入れるタイミング。労働時間と休憩の割合をどう決めるか。
仕事が始まってすぐに休憩を入れたり、仕事が終わる直前に休憩を入れたり。そういうことをすると、勤務時間の間に休憩時間を取っていないと判断される可能性があります。始業時間直後に休憩を取ったところでまったく疲れていないわけですし、仕事が終わる直前に休憩を取ったところでもうすぐ仕事が終わるわけですから、その休憩に大した意味はなくなります。働く人がどういう気持ちになるかを考えて取り込むのが労務管理です。 - 休憩中は休憩だけ。仕事に関連することをしない。
休憩時間と労働時間は違うもので、休憩時間中にちょっとだけだからといって、何か仕事をしてもらったりすると、それは休憩してる時間にならなくなり、後々にトラブルとなります。休憩の時はしっかりと休憩時間をちゃんと取れるように使用者は配慮しなければいけないのです。 - 残業時間の計算、1日8時間と1週40時間のどちらを優先させる?
- 残業のルール、36協定と残業代の支払いは別々の事柄
- 残業になるかどうかの境目、「契約外勤務=時間外勤務」か「契約外勤務≠時間外勤務」か
- 残業代いりません? 時間外手当を任意で辞退できる?
- 2つの残業。残業代が付く残業、残業代が付かない残業。
- 残業代未払い、残業した日の時間を早退した日に充当する。
- 知らずに残業、1日に2回勤務して時間外勤務になる。
- 遅刻に厳しく、残業に甘い。摩訶不思議な価値観。
- 残業は3種類ある。割増賃金が出ない残業も。
- 割増賃金の計算方法 0.25を使うか、1.25を使うか。0.35を使うか、1.35を使うか。
- 年俸制に時間外手当を含んでも許されることもある
- 月の途中で退職する時の変形労働時間制
- 労働時間の配分を変える仕組み。変形労働時間制を使える職場と使わない方がいい職場。
- 固定残業代にして、手当に残業代を含めて、残業代をケチろう。
- 週6日出勤の注意点。うっかり残業代が未払いに。
週休2日で働く人は多くなり、1週間に休みの日が2日あるのは当たり前のように感じてしまう方もいらっしゃるはずです。しかし、会社によっては、週休1日で営業しているところもあり、週休2日の会社とはちょっと労務管理で違いがあります。では、その違いは何なのでしょうか。 - 賃金不払残業の是正結果から考える。残業代不払いはこうやって起こる。
- 午前と午後、2回勤務して残業になる。
お店や会社によっては、営業時間が午前と午後の2つに分割されています。歯科医院や皮膚科院、他には飲食店も昼過ぎから店を閉めるところがあります。午前と午後、両方で勤務した場合、勤務時間が8時間を超えることがあります。この場合に、残業になるのかどうか。これが問題です。 - 1週間に休みが3日。固定した変形労働時間制の利点。
1日の勤務時間を10時間に変えると、週休3日にできる。変形労働時間制を使うと、勤務時間の枠を融通できるので、週休3日で働くことも可能になります。 - 残業する前に休憩を取ると、残業代が引かれるの?
労働基準法では、ある程度の時間にわたって働くと、休憩を取る必要があります。何らかの理由で残業するとなると、1日8時間を超えて仕事をすることもあるでしょうが、8時間を超えた場合に休憩をどうするかは法律には書かれていません。じゃあ、どうするのか。休憩を入れるのか、それとも入れないのか。 - 残業しなくても残業代が出る固定残業代のしくみ。
残業代を減らすためではなく、残業を減らすために残業代を固定するならば良い効果も期待できます。 - 残業代はどうやって計算するの?
- 給与や時間給は何分単位で計算するの?
1分であっても仕事の時間ですから給与を計算しないといけません。給与計算ソフトを使えば、1分単位で給与を支給するのも難しくありません。 - 掃除も朝礼も仕事だから労働時間に含まれる。参加させたいなら工夫すべし。
何の見返りもなく無賃労働させられたら納得しないのは当たり前です。参加したくなる動機なり工夫がなければ人は動きません。 - 36協定には限度がある。残業の累積時間、把握できていますか?
36協定を締結して、割増賃金を支払えば、いくらでも残業はできる。これは間違いで、時間外労働の上限を決めるのが36協定ですから、その決めた範囲内で残業をする必要があるのです。 - みなし労働時間制で残業代が未払いに?
- 早出残業とは 朝早く出勤、これも残業?
予定の時間を過ぎて、夜遅くまで働くと、残業になるのですが、予定よりも朝早く出勤しても残業になることもあるんです。 - タイムカードの改ざん? 打刻された時間を後から修正する
- タイムカード、手書きノートや出勤簿もOK、労働時間の管理手段は色々
- タイムカードが改ざんされる? 記録されている労働時間は正しいという思い込み
- 1分でも仕事。労働時間の管理は"1分単位"か"5分単位"か"15分単位"か。
- タイムカードのコピーを手に入れる方法。
給与と一緒にタイムカードのコピーが欲しい。学生の頃は何度もこのように思ったものです。勤務時間と給与の内容を後からチェックできるので、コピーがあると便利なのですが、一度も渡されたことはなかったですね。 - タイムカードのコピーはなぜ貰えないのか。
タイムカードには1ヶ月分の勤務時間が記録されており、働いた記録としてカードは使われています。給与の締め日になるとタイムカードは回収されますが、回収されてしまうと、勤務記録を後から確認できなくなります。締め日の翌日以降に1ヶ月分の勤務記録をチェックできる職場もありますが、一方で、タイムカードを回収されるともう確認できなくなる職場もあります。学生の頃は、「タイムカードのコピーを給与明細と一緒にくれればいいのに」と思ったものです。 - 違いを知らなくても大丈夫、振替休日と代休の違いは微妙
- 振替休日と代休の違い。「あらかじめ」という境界線。
- 振替休日を取れない問題を解決、先に休日で後から勤務するのがミソ
- 振替出勤の疑問、火曜日に休んで日曜日に出勤すると割増賃金が出る?
- 振替休日に有効期限は無い。だから先に休日を取ってから休日出勤する。
休みの日を仕事に変えて、代わりの休みを後日に設定する。様々な理由で、このように休日を振り替える時がありますが、振り替えたはずの休日がいつになっても取得できないという場面はありませんか。具体的に何月何日を代わりの休日にするかを決めずに、休日を振り替えてしまう。その結果、休日が消滅してしまう。振り替えるからには、何月何日と何月何日の勤務日と休日を振り替えるのかを指定していないと、本来なら取れるはずの休日が減って可能性があります。 - 振替休日を実施する際の「あらかじめ」とは時間的にいつまでなのか。
振替休日と代休を分ける基準は、「あらかじめ予定を変えたかどうか」という点です。じゃあ、「あらかじめ」というのは時間的にいつまでなのでしょうか。1週間前? それとも3日前? それとも1日前でしょうか。言葉だけだと分かりにくいので、疑問を抱くところです。 - 先に休む、逆パターンの振替休日。振り替えた休日を取れない問題を解決。
先に出勤日が到来して、後から休日が来る。これが典型的な振替休日です。しかし、先に休日を設けて、後から出勤日を設ける振替休日もあります。どちらも出勤日と休日を振り替えている点は同じですが、時間的な前後が異なります。では、後者の方法で休日を振り替えると何が起こるのか。 - 振替休日の問題(振替休日を取れない)は解決できる。
休日に振替で出勤した後に休日を取る順序になっているにもかかわらず、振替休日をいつまでも取れないという問題が起こるときがあります。いつまでに振替休日を取ればいいのかという問題を解決するキモは、「逆にする」という発想です。つまり、先に休日を取ってから、後から振替で出勤するのです。 - 休日出勤で「休日手当が出ない」、「休みが取れない」を解決する方法。
休日に出勤して、後日に代わりの休日を取るとなると、何かと理由を付けて休日が取れなくなることがあります。先に休日出勤してから、後から振替で休日を取るとなると、休日が取れなくなったり、休日手当が出なかったり、といったトラブルが発生します。休日に出勤するとなった場合は、先に休日をとってから、後日に休日出勤をするという順序にすれば、トラブルが発生しません。 - 休業手当は必要? インフルエンザで休むと、それは欠勤か休業か
- 「代休って休業じゃないの?」という疑問。
- 暇だから仕事が休みに。台風で営業時間を短縮。これは休業か?
- 平均賃金の6割以上でOK? 休業手当として通常の賃金を支払っても構わない
- 副業で収入を増やすため、自社の休業中に他で働く。
- 社会保険料の算定。休業手当は固定的賃金だから、随時改定の対象になる
- 「休業手当」と「雇用保険料・社会保険料・税金」
- 台風で会社を休みにしたら休業補償が必要?
「今日は台風が来るから休みにするか」、「雨と風が強くなってきたから閉店時間を早めるか」このように考える場面も出てきますが、そういう場合の注意点とは何か。働いてもらっていないのに休業手当を払うのは納得いかない。これが使用者の気持ちのはず。 - 【降雪対策】雪が降ったときに従業員を休業させる時の注意点。冬に降雪量が多い地域だと、雪で通勤できなくなったり、お店を開けられないこともあり、従業員を休業させるときにどう対応するかが問題となります。
- 店舗改装でお店が休みになったら、仕事はどうなるの?
ある程度の年数にわたって営業していると、店舗の設備が古くなってくるので、改装をしてお客さんを増やしていく必要があります。しかし、店舗を改装するには、数日間、更にはもっと長い期間にわたってお店を閉めなければいけないこともあり、そうなると職場で働いている従業員の仕事が一時的になくなり、その間の給与は無給でいいのか、それとも休業手当を払わなければいけないのか、ここが考えどころです。 - 火事でお店が営業できない。仕事と給与はどうなる?
火事をわざと起こす使用者はいませんし、かといって無給で休業になると従業員は困りますし、失火責任法でも重過失を除き火事の責任を追求できないものですから、商売でも火災保険に入っている必要があります。 - 保険料が割高? 給与が変動しても社会保険料が変動しないワケ
- どちらに加入するの? 自営業の国民健康保険と会社の協会けんぽが競合するとき
- 残業が多いと社会保険料が増える? 時間外手当が膨らんで標準報酬月額も膨らむ
- 未加入で逃げられない。会社の都合で2年遡及される社会保険
- 健康保険に加入するメリットは何? 目玉の給付は3つある
- 限度額適用認定証は便利。手続きなしで高額療養費制度を使えるようにしたい。
- 家族の健康保険。オトーサンが刑務所に入ったら健康保険はどうなるの?
- なぜ健康保険は国民健康保険と協会けんぽに分かれているのか
- 年金の受給開始年齢 早く受け取るべきか、それとも遅く受け取るべきか。
- 退職したら、任意継続健康保険よりも国民健康保険を選択する?
- 退職後の健康保険を国保にするか任意継続にするか。「任意継続の標準報酬月額上限28万円」と「国保の免除制度」
- 社会保険料の決まり方。昇給と降給が合わさって随時改定
- 公的給付を二重取りできる?「在職老齢年金の調整」と「傷病手当金の調整」との調整
- 休日に健康診断を受ける。これは仕事で、給与は出るの?
会社で働いていると、年に1回、定期の健康診断を受けます。これは労働安全衛生法で決まっており、毎年受けなければいけない健康診断です。健康診断には30分から1時間ほどの時間が必要ですが、この時間が仕事の時間なのかどうか。さらに、休みの日に健康診断を受けるようにしたらどうなるか。給与が出るのかどうか、そこが問題です。 - 【知ってました?】税金に上限は無いが社会保険料には上限がある。
健康保険と厚生年金の保険料を合わせると収入の約30%に達しており、「高いなぁ」と思ってしまいます。しかし、社会保険料には上限があり、その上限を超えると保険料は収入に連動しないようになります。ちなみに、所得税や住民税、法人税には上限がありませんので、社会保険料はむしろ良心的に感じますね。 - 収入が10倍になったら、社会保険料も10倍になるか。
収入に連動して社会保険料は増加しますが、青天井の税金とは違い、社会保険料には上限があります。収入が10倍になったからといって、必ずしも保険料まで10倍にならないのが社会保険料の特徴です。 - 年金に加入せず、健康保険にだけ入りたい。
社会保険は大きく2つに分かれます。健康保険と年金。社会保険というと、この2つがまず頭に浮かびます。社会保険に加入するとなると、「年金に加入したくない。健康保険だけ加入したい」と考える人もいるのですが、会社経由で社会保険に加入すると、健康保険と年金はセットで加入することになります。選ばせてはくれないのですね。 - 月収88,000円で社会保険に加入したらお得なの?
社会保険に加入するパートタイマーの範囲が広がり。社会保険に加入すべきか否か、悩んでいる方もいるでしょうが、加入ラインギリギリの月収88,000円で社会保険に加入したらトクなのかどうか。考えてみましょう。 - 傷病手当金の待機期間に有給休暇を使えるか
健康保険の傷病手当金を受給するとなると、すぐに受給できるわけではなく、いわゆる待機期間が必要になります。その待機期間中に有給休暇を使えるかどうか。ここが今回の話の中心です。 - 社会保険料が変わったら本人に通知するべき?
毎年夏の終わり頃になると、9月から向こう1年間の社会保険料が決まりますし、健康保険料や介護保険料、厚生年金の保険料は毎年のように変更があります。社会保険料が変われば手取りの給与も変わりますので、どれだけ社会保険料が変わったかを知らせるべきかどうか。 - 雇用保険を遡及加入しても怖くないが、社会保険を遡及加入するのは怖い
- パートタイムでダブルワークしているときの社会保険はどうなる?
2つ仕事があれば、収入も2つありますから、どういう条件で社会保険に加入するのかが疑問になります。 - 在職老齢年金への対策で「給与を減らして欲しい」と社員から求められたら、応じる?
厚生年金を受け取りながら働くと、年金収入と勤労収入が一定の水準を超えると、年金が減額されたり不支給になります。そのため、在職老齢年金への対策として、あえて給与を減らすという選択もあるわけです。 - 市販薬でも健康保険を使える?
確定申告での医療費控除は、入院して手術する時や、普段から病気や怪我で通院する機会が多ければ所得控除受けられます。しかし、医療費控除を利用できる金額に医療費が達しない場合は、医療費控除を使えないので、ドラッグストアで自分で対象となる医薬品を購入して対処すると、セルフメディケーション税制によって控除を受けることが可能になっています。 - パートタイマーの人が社会保険に加入するメリットとデメリット。
会社経由で社会保険に加入すれば社会保険料を給与から支払いますが、1号被保険者よりも2号被保険者になった方が、支払う保険料が少なくなる場合もあります。 - 退職したら健康保険を任意継続するか、それとも国民健康保険に入るか。任意継続被保険者になるか、国民健康保険に入るか、退職するとこの2つを選ぶ必要があります。法人を設立して商売をしているならば、自分の会社を経由して健康保険に入るという手もあります。
- 年金? 10年入ったらOKでしょ?
- 心配。ガンになったら仕事を辞めないといけないの?
- 【4月から新入生になる人へ】大学生になったら国民年金に入るの?
会社員だと会社経由で厚生年金(厚生年金に入ると、国民年金にも入っている状態になる)に入りますが、大学生は個人で国民年金のみ加入します。学生納付特例制度を利用すると、国民年金の保険料を後払いにできます。 - 退職すると健康保険証はいつまで使える?
退職すれば、被保険者資格を喪失する手続きをしますので、健康保険から脱退します。退職したあとも手元に健康保険証があるからといって使ってしまうと後から費用を請求されます。 - 扶養されている人(被扶養者)の社会保険料は誰が負担するの?
家庭内の被扶養者が増えれば、社会保険に加入している人の社会保険料が増えるんじゃないかと思えますが、どうなのでしょうか。妻が被扶養者になれば、被保険者である夫の社会保険が増えるのかどうか。 - 3月は退職の季節。退職した後の健康保険をどうする?
在職中は会社経由で社会保険に加入しており、会社に社会保険を丸投げしている状態ですが、退職後は自分で手続をしないといけなくなります。 - 大学生になって国民年金への加入案内が来た。
- 年金の支給開始年齢は「全員が65歳」とは限らない。
年金は65歳から支給される。そう思っている方もいらっしゃるでしょうが、支給開始年齢は生年月日によって個々に違いますから、65歳よりも前から支給される方もいます。さらに、繰上げ支給で年金を申請すれば早く受け取り始められます。 - 国民健康保険に入っていても健康診断を受けられる?
健康診断を受けるというと、会社経由で健康診断を受けるのが一般的かと思いますが、国民健康保険に加入している人でも、市町村が格安で健康診断や人間ドック、がん検診を受けられるようにメニューが用意されています。 - 健康保険の被扶養者でも健康診断を受けられる?
会社で社会保険に入ってる人は、職場の方で健康診断を受けられるように手配してくれますが、被扶養者の場合は、市町村や都道府県の健康保険協会が独自に健康診断を受けられるようにメニューを用意していることがあります。自費で健康診断を受ける前に、市町村や健康保険協会のウェブサイトを調べて、自分でも使えるメニューがないかどうかを探すと良いでしょう。 - 年金、早く受け取るべきか、後から受け取るべきか。
年金を受給する時期を繰り上げて早く受け取ると、年金は少なくなります。一方、受取時期を繰り下げて受け取ると、年金は多くなります。では早く受け取った方がいいのか、それとも遅く受け取る方がいいのか。悩むところです。 - 通勤交通費の距離が変わる。通勤ルートが複数あるときの選択
- 条件が合えばお得で節約も、通勤定期と通学定期の利用ルートが重なる
- 不正受給じゃないぞ。2つの職場に通勤するときの交通費
- 徒歩・自転車通勤と電車・自動車通勤で通勤手当の有無が違う。
- 満員電車に乗りたくないなら、通勤手当と住宅手当を反比例させる。
- 夫の会社から住宅手当。妻の会社からも住宅手当。アリかナシか。
- 交通費全額補助をヤメるべきか否か。通勤手当を廃止して住宅手当を出す。
毎朝の通勤ラッシュ、あれにウンザリしている人も多いでしょう。職場が遠い場所にあると、どうしても通勤時間も長くなる。もし、職場と自宅が近ければ満員電車で押しくらまんじゅうをしなくてもいいはず。「じゃあ、通勤手当をなくしてしまえばいいのでは?」と考えつくのですが、それで解決できるのでしょうか。 - 自転車通勤でも通勤手当が支給される? 自転車にも非課税枠はある。
通勤で使う交通手段というと、電車やバスが多いですが、中には自転車で通勤している方もいらっしゃるでしょう。交通機関や自家用車を利用すると通勤手当が支給されることが多いですが、会社によっては自転車で通勤している人にも交通費が支給されます。 - 切符を買う? 定期券を買う? 通勤交通費の疑問。
ICカード乗車券に統一して、従来の定期券や切符は通勤手当の対象外にすればいいでしょう。ICカード乗車券ならば乗車履歴も見れますから、電車に乗らず徒歩で通勤する不正も減るのでは? - 通勤定期券の良いところ。切符の良いところ。
きっぷを購入して電車に乗るよりも定期券の方が割安。通勤で電車を利用する方はそう思っているでしょうが、切符を毎回購入して通勤する利点もあるんですね。 - 通勤ラッシュと痴漢対策にフレックスタイム制
出勤時間と退勤時間に裁量があれば、電車が混み合う時間を避けて通勤できますから一石二鳥です。 - 帰宅途中の通勤で交通事故(通勤災害)。会社に責任はある?
運転しているのは本人ですから、交通事故の責任は本人にあるのですが、通勤途中の事故となると使用者も責任を負うときがあるのです。 - 自転車保険も義務化 自転車通勤しているのに保険に入っていないの?
- 自転車通勤に交通費(通勤手当)が出ないのはなぜ?
電車やバスで職場に行くと通勤手当が出ることが多いですが、自転車で通勤しても通勤手当が出る職場は少ない。自転車にも維持費がかかりますし、ペダルを漕ぐにもエネルギーを消費しますから手当が出てもいいはず。 - 通勤交通費(通勤手当)を全額支給するな。
- 副業の残業時間、「事業所」ではなく、「事業場」という文言の違い。
- 副業と兼業の境目。働く人全員が個人事業主化していく。
- 副業している会社の勤務時間は通算される?
別の会社同士で従業員の労働時間をどうやって把握するのかが最大の課題。 - 契約書無しなんて論外。雇用契約書は2通作る
- 勤務シフトは契約通りに。雇用契約と実際の勤務内容が違う
- 決めたら守るのが契約。雇用契約の内容がコロコロと変わって困る
- 口約束だけで済ませない。雇用契約書の写しを作る。
- 雇用は契約。雇入れ通知書を作る第一歩とは?
- 両者には違いがある。就業規則は全体適用。雇用契約は個別適用。
- 就業規則で労働時間を表記する? 個別の契約時間は雇用契約で
- 周知する方法は色々ある。就業規則は紙で配布しなくても良い。
- 知らないものには従えない。社員に周知されていない就業規則は有効なの?
- WordじゃなくてもいいtxtファイルでもOK。HTMLで就業規則を作る
- 自主的な仕事こそ付加価値の源泉。「専断的に業務を行なってはいけません」という服務規程。
- 英語圏にも就業規則はある?「Employee handbook」とは何でしょう。
- 雇用契約があれば就業規則は要らない? 当社の就業規則に同意せよ。I agree.
入社時の雇用契約書や雇入れ条件通知書などには名前を書いてハンコを押すのが普通ですが、就業規則にサインしてハンコを押した人はおそらくほとんどいないのではないでしょうか。雇用契約よりも就業規則の方が効力は強いにもかかわらず、効力が弱い雇用契約書には署名して印鑑を押すのに、就業規則にはそうしない。不思議だと思いませんか。 - 離職票と離職証明書の違い。
会社に所属していると、労働保険や社会保険の手続きは会社が面倒を見てくれるので、自分で手続をする場面は少ない。しかし、退職すると今まで知らなかった手続きを自分でやらないといけなくなり、思いのほか混乱しやすい。退職したら扱う書類である離職票と離職証明書、この違いを知っているでしょうか。 - 雇用契約書と労働条件通知書、どちらが正式な書面?
採用時に雇用の条件を書面で示すとき、雇用契約書を作るのか、それとも労働条件通知書を作るのか。似た書面が2種類あると迷いますよね。 - 長すぎじゃない? 試用期間の長さ、どれぐらいに設定する?本採用前に試用期間を設けるとして、その期間は1ヶ月がいいのか、2ヶ月なのか、1週間で足りるのか、3日で十分か。人によって判断が変わるところで悩みますね。
- 労務管理はシンプルに。子の看護休暇の設計もシンプルに。
- 生理休暇という名称を使わない。「女性休暇」の付与単位
- 「生理休暇」という名称。コレなんとかなんない?
- 労務管理は感情管理。美容院の失恋休暇で美容師をヤメないように工夫。
- 金額や計算方法が不明。退職金規程なしで退職金を支払える?
- 不支給とは限らない。懲戒解雇や諭旨解雇でも退職金を支給するとき。
- やっぱ退職はナシで。退職の撤回と相手の期待。
- 同じだが、違う扱いにされている。「契約終了」と「雇い止め」の違いは何だ。
- 未加入者への救済措置。雇用保険の時効が緩和され始めた
- 医療保険や年金保険は売っている、雇用保険は売っていない
- 支払った雇用保険料を回収する手段。教育訓練給付を使っても失業手当は減らない。
- 複業の時代。自営業の人が雇用保険を使うとき
- 給与計算の間違い。雇用保険料の不足を翌月の給与で清算
- 日給制、月給制、日給月給制の3つを分けて理解する
- 一度支給した給与を返金してもらうのですか?
- 一時帰休時に他で働いたら給与を減らす??
- 時間ではなく仕事に報酬を。時給とインセンティブ給を組み合わせる。
- 給与計算ミス。給与の過不足金を翌月清算するのはダメ?
- 銀行振込よりも現金で給与を受け取りたい人
- 学生のアルバイトにも労災保険はある。仕事の怪我なら健康保険を使わない。
- 雇用保険の被保険者証を失くしちゃった。再発行できる?雇用保険に加入すると、小さな紙の被保険者証が会社経由で渡されますが、普段は利用しないものですから、いざ必要となったときに見つからなくなるもの。
- 副業の雇用保険 複数の会社で働いている人の雇用保険はどうなるの?
- 在職中に雇用保険から脱退したら雇用保険料は返ってくる?
保険から脱退すると、脱退一時金が出る。民間の保険会社が用意する保険にはそういうものがありますが、雇用保険から脱退しても、貯金制度ではありませんので、脱退一時金のようなものは無いのです。 - 職場にスマホを持ち込んでもいいの? BYODとMDM。
- BYODとMDM。自分の携帯電話を使って仕事で通話したら通話料は自己負担?
- 会社支給のスマホを使えたらラッキー? 中のデータを他社に覗かれるリスク
中には、連絡用のケータイを支給する会社もありますが、スマホが支給され使えるとなると嬉しい気持ちになるかもしれません。会社が所有しているスマホを使うとなると、中のデータを管理者が見ちゃうんじゃないかと心配になります。 - 労務管理でスマホを活用しよう。タイムカードのコピーも写真で。
便利ですからね。スマートフォンは。ネットだけでなく、写真やビデオも撮影できますし、業務用アプリをインストールすれば仕事にも使えます。 - 個人的な連絡はスマホで。会社のPCは監視されている。
- 学生バイトの採用、高校生の戸籍証明書は戸籍抄本それとも学生証?
- 高校生は残業してもいいの? それともダメなの?
夏休みや冬休み、春休みになると、学生のバイト時間も長くなるかと思いますが、高校生は普通の社員と同じように残業ができるのでしょうか。1日8時間、1周間で40時間を超えると割増賃金が必要な残業になりますが、高校生も残業代(割増賃金)を受け取れば残業をしてもいいのかどうか。ここが今回の問題です。 - 就職のために留年する学生。「第一志望は、ゆずれない」
大学を受験するために浪人する人は昔からいますが、自分が希望する企業に入るために大学を留年する人がいるようです。就職のための留年など以前は聞くことも無かったのですが、今の大学生には選択肢としてあり得るとのこと。ただ、留年すれば、名目上は新卒の身分を維持出来ますけれども、実質は既卒と同じですから、純粋な新卒と同列に扱われるかは分からないところです。 - 実例で解説。Google カレンダーで勤務シフトを作る。
勤務シフトを作るとき、どういう方法を用いているでしょうか。手書きで紙に書く。エクセルで作る。勤怠管理システムに入力して作成する。会社ごとに色々と方法はあるでしょうが、Googleカレンダーでも勤務シフトを作れるんですね。 - 夏休みにガッツリとバイトしたい高校生を雇うときの労務管理
高校生を雇う際には、他の社員さんとは違った注意点があります。 - 「辞めるんなら、代わりの人を連れてこい」という要求を通す方法。
何の見返りもなく人は動きません。人を動かすには、相応のインセンティブが必要で、働く人を集めるときも動機が必要です。 - パートタイマーとアルバイトはどこが違うの?
学生はアルバイト、短時間勤務の人はパートタイマー。表現を分けて両者を区別しているのですが、労務管理での違いはどこにあるのか。 - 留学生のアルバイトを雇う時に知っておくべきこと。
- 職場の臭いニオイは辛い。スメルハラスメント、新登場です。
自分の発する臭いはあまり気にならないけれども、人の発する臭いは思いのほか気になるものです。汗のニオイ、香水のニオイ、ワキのニオイ、柔軟剤のニオイ、ニンニクのニオイ。例を挙げればたくさんありますが、自分では何も感じなくても、周りの人は不快な気持ちになっているかもしれない。ニオイに関することは、相手に面と向かって言いにくいものですから、労務管理の問題として公式に対処する。そんな時代になったのかもしれません。 - 産休、出産、育児に関する社会保険と労働保険からの給付のまとめ。
- 介護と育児の共通点は? 似ているところ、違うところ。
- 産休中(産前産後期間)に年次有給休暇を使える?
出産する前と後に産前産後休業制度があり、約3ヶ月間、出産のために休む期間がありますが、その期間中に年次有給休暇を使ってもいいのかどうか。 - 次の勤務まで何時間空けたらOKなの? 勤務間インターバルとは。
22時頃まで残業をして、翌日は6時から仕事。このような働き方をしていらっしゃる方もいるはず。家に帰って、寝て、またすぐに出勤。これだと休むための時間が少なくなります。当日の勤務が終ってから、翌日の勤務が始まるまでの時間はどれだけ空けていれば良いのか。法律には決まりがなく、悩むところですね。 - マイナンバーカードに対応したICカードリーダーはコレ
ICチップが内蔵されたカードが使われていますので、カードリーダーを使って色々と操作ができます。カードリーダーは1種類だけでなく、マイナンバーに対応したものが何種類かありますので紹介します。 - マイナンバーカードを普及させるにはどうすればいいか
マイナンバーカードの申請、終わりましたか? 緑の紙に個人番号が印字された通知カードは手元にあるでしょうが、カード本体を申請した人はまだ少ないようです。「マイナンバーを慎重に取り扱わないといけない」と色々な人が言ったり、書いたりするものだから、腫れ物に触るかのように扱われてしまい、普及が遅れてしまう。あとは、運転免許証の存在も大きいでしょう。 - ICカードリーダーでマイナンバーカードを利用してみる。
役所の窓口に行ったり、郵送で書類を送ったり、そういった手間を省いて手続きができるのがマイナンバーカードの良いところです。 - 保険証の発行・回収が不要。健康保険証を廃止してマイナンバーカードに移行。
被保険者資格を取得すると健康保険証を発行して本人に郵送する。退職したら、被保険者資格を喪失させて保険証を回収する。マイナンバーカードだとカードのやり取りがなくなり、手間と費用を省けて、カードは常に手元にありますので安心です。 - そろそろ確定申告シーズン。ICカードリーダーはどれを選ぶ?
WindowsだけでなくMacでもマイナンバーカードを読み取って確定申告できるICカードリーダーを選ぶといいですね。 - 確定申告が苦手な人は「全自動洗濯機」を使うべき。
洗濯物を手洗いでする人はあまりいないのでは。洗濯機にポイッと服を入れて洗ってしまう方が大半でしょう。確定申告も電卓とボールペンでヒーコラ言いながらやるものではなくなっています。 - 人事労務の疑問をネットで検索しない。社会保険労務ハンドブックで時間を節約。
職場の人事労務で分からないことがあると、まずはネットで検索するものですが、情報は玉石混交で、調べても時間を浪費するだけで終わることも。 - 「頭を動かす前に手を動かせ」という困ったアドバイス
- 自主的に動くのが仕事。「勝手に判断するな」という悩ましいアドバイス
- 小さい会社でも例外無し。社長1人、社員1人でも労働基準法は適用される
- 固定勤務とフレックスタイム勤務のミックスはダメ。
- フレックスタイム制のメリット。15分単位、30分単位でフレックスタイムを制御する?
- フレックスタイム制の運用方法。短いフレキシブルタイムでもOK?
- 自分の服が没収される。自己負担で購入したユニフォームを返還するの?
- タダ働きさせても会社は得しない。ロッカーの掃除は仕事ですか?
仕事をする前に服を着替える。そういう職場は多いですよね。着替えるためには更衣室が必要ですが、長く使っていると汚れてきますので、掃除をする必要があります。その掃除を始業前や終業後にやるとなると、仕事になるのか、それともボランティアなのか。給与も出ないのに掃除なんてやりたくないものですからね。 - 釣り銭の計算テストにはコツがある。小売や飲食のレジ業務を始める人へのアドバイス。
レジ業務の人材募集に応募すると、入社する前に釣り銭を計算するテストをする会社があります。お客さんが1,000円を出したとして、所定の購入金額に対していくらのお釣りが出るか。それを延々と計算するテストです。ただ、このテストにはコツがあって、そのコツを知ると、このテストが「計算」テストではないと分かります。そのコツをお教えします。 - 第三者行為が原因の災害。職場の同僚に殴られて労災保険を使う。
- 救急はまず7119に電話。休日に病院に行くと料金が割高になる。
- ユニフォームのクリーニングは誰がする? 自分で洗わないといけないのか。
会社で仕事をする際には、何らかの制服なりユニフォームを着る方も多いのではないでしょうか。もちろん、私服で仕事をしている方もたくさんいらっしゃるでしょう。仕事で着るユニフォームを会社でクリーニングに出すか、それとも自分で持ち帰って洗濯するか。この点について、会社によって違いがあるのではないでしょうか。 - 勤務シフトはいつまでに作成するのがいい?
パートタイムで働く人がいる職場だと、勤務スケジュール表を作成しているはずです。社員さん本人から希望の勤務シフトを出してもらい、それに沿って勤務スケジュール表を作る。では、勤務シフトの設定期間はどれぐらいが適切でしょうか。1ヶ月? それとも1週間や2週間でしょうか。 - 給与振込の手数料は会社負担か本人の負担か。
振り込みサービスを利用するには手数料が必要ですが、給与を会社が振り込むとき、その手数料を負担するのは誰でしょうか。会社が負担するのか。それとも本人が負担するのか。わずか数百円の手数料ですから、「どっちでもいいじゃないか」と思えますが、この点について疑問を抱く方が現実にいらっしゃいます。 - 着替えの時間を勤務時間に含めない3つの理由。
着替えの時間まで労働時間に含めるように要求する人もいますが、何か納得しがたいんですよね。含める派 vs. 含めない派の戦いが始まる。着替えに給与が出ると、着替えが早い人と遅い人で給与が変わります(誤差程度ですが)。 - 健康保険料のモトを取る。健康診断やインフルエンザ予防接種で補助が出る
会社経由で健康保険に加入している。もしくは健康保険組合に加入しているならば、人間ドックや脳ドック、さらにインフルエンザの予防接種でも費用補助が受けられます。これは使っておきたいですね。 - レジのお金が足りない? 「じゃあ、お前の自腹で補填しろ」と言えるか?
個人のお金を職場に持ち込むと、個人と会社のお金が混ざり、不正行為の温床になるので、違算が発生しても個人負担にしてはいけないのです。 - 年末年始、シフトが埋まらなくて人が足りない。
繁忙期に何の工夫もしなければ、勤務シフトに穴が空きます。忙しくても暇でも給与が同じならば、忙しい年末年始に出勤はしたくないもの。 - 雇用調整助成金が不正受給される理由 絶対に休業を偽装してはいけない
休業していないのに休業したとの申請書類を作ったら不正になります。休業したとの内容で出勤簿や賃金台帳を作り、雇用調整助成金の申請書に添付する行為は、2008年末のリーマンショックの頃に雇用調整助成金の申請が増えた頃にも起こっていました。 - 男女共用トイレしかないお店や職場は労働安全衛生規則違反に。
トイレは男性用と女性用を別に設けるのが通常ですが、職場によっては男女兼用のトイレになっていて使いにくいところがあります。労働安全衛生規則には便所に関するルールが定められていて、トイレは男女別にしないといけないんですね。 - 会社を休むときの診断書、それ本当に必要?
どういうときに診断書を求めるのか。求めたとしたらその費用は会社負担になるのか。風邪でも診断書が必要なのかどうか。上司の気分で診断書をもって来いとは言えないものですから、考えないといけないところです。 - 人間がやるべき仕事。やってはいけない仕事。
- まだタイムカードを使っているの?
- 労務管理をスピードアップする方法とは?
- 電車の遅延証明書をスマホから会社に送る
電車が遅れたことを証明する遅延証明書を受け取るために、駅で行列を作る必要もないんですね。 - 職場でのタバコ休憩。喫煙者の言い分 vs. 非喫煙者の言い分休憩時間ではなく勤務時間中の一服が不満のもと。
- 「年末年始に出勤する人が集まらない」と嘆く前にやるべきこと。
普段と同じ条件では、年末年始に出勤したくないと思うのは当たり前。人が集まらないならば、相応の魅力を提示して、勤務シフトに入ってくれる人を集めないといけませんね。 - 忘年会の幹事をやるとご褒美がある。工夫で幹事役が取り合いになる。
- ワタシの給与が未払いに。チャンと払ってもらえる?
- フレックスな感じが無いフレックスタイム制。
- 働き方改革とは。職場がどう変化するのか。
残業や休日や年次有給休暇、そういったものをどのようにして運用していくかを工夫するのも労務管理のうちに入ります。使用者と労働者の感情をどのように調整していくか、これが労務管理の核心部分です。 - 医師の診断書。どういう基準で求めるか。
病気や怪我で仕事を休むとき、会社から病院で診断書をもらってくるように言われることがあるかと思いますが、あの診断書はどういう基準で要求されているのか。ただの風邪でも診断書を持ってこないといけないのか、インフルエンザのような感染症の時だけ診断書を要求するのか。さらには、その診断書を発行してもらう費用を会社が負担するのか、本人が負担するのか。そういったルールが曖昧になりがちで、就業規則に何も決めていないと判断に迷います。