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1年に1回の厄介事 確定申告を簡単に済ませる方法とは?

 

自分で確定申告

 

確定申告は難しい?

左手に電卓、右手にボールペンを持って、計算して数字を申告書に記入していく。そうやって、確定申告を手作業でやって行くのが以前は当たり前でした。

けれども、普段から税制度に接してない、1年に1回しか確定申告の作業をやらない、大半の人はそのような立場ではないでしょうか。

それゆえ、なかなかその作業に精通する機会や時間がないわけです。

1年に1回の作業のために、所得税や確定申告の仕組みを学びたいなんていう人は、おそらくいないのではないかと。

いや、そういう人はゼロではないのかもしれませんけれども、まぁ、好き好んでやる人は稀でしょう。

所得税が実際にどれだけかかるか、というのを確定させるのが確定申告の目的です。ならば、所得税に詳しくなければ、確定申告ができないのか、というと実はそうでもないのです。

確定申告は税金に関する手続きだから、「難しい」と感じている方もいらっしゃるでしょうが、どういう手段で、確定申告の書類を作るかによって、その難しさは変わります。


税理士に依頼するよりも自分で確定申告をやったほうが早くて安上がり。

税金の手続きだから税理士の人にやってもらえればいいんじゃないかと考える方もいらっしゃるでしょう

確かに、税理士は、確定申告の書類を作ることができますし、依頼を受けて確定申告の書類を作成して、提出することもできます。

しかし、税理士の方を使うとなると、当然ながら、それに伴う費用が発生します。

税理士の人に、確定申告の作業をやってもらうとなると、1件あたり3万円程度かかります。

自分で作業する必要はないし、全部丸投げできる、というメリットがあって、時間も節約できますから、その費用を出せる人にとっては、価値があります。

お金よりも時間のほうが価値が高いですからね。

しかし、人によっては、3万円も出すぐらいだったら、自分で申告手続きをやりたい、という人もいるわけです。

では、そういう人は、手作業で申告書類を作らなきゃいけないのか、というと、確かに、昔はそうでした。

まさに、電卓とボールペンが必要な時代だったのです。

ですが、今は、確定申告用のクラウドサービスがあり、それを使うと、税金に関する専門的な知識はいらないですし、税理士の方に依頼しなくても、自分で確定申告書を作ることができます。

さらに言うと、確定申告書を作って、その場で税務署へ e-tax で申告書のデータを送信することまでできます。

税務署まで行く必要はありませんし、郵送で確定申告書を送る必要もありません。夜遅くでも、朝早くでもデータを送信できます。

それができてしまうのが、今の時代なのです。

電卓をガチャガチャやって、計算して、その結果をボールペンで記入していく。そして、出来上がった書類を大きな封筒に入れて、税務署に送る。

こういうやり方は、もちろん今でも可能ですが、わざわざ不便な方法を選択しなくてもいいのではありませんか。

もっと簡単で、もっと楽で、もっと便利で、もっと安い費用で、手続きができるわけですから。そちらを選びたいでしょう。

確定申告のクラウドサービスで、本人がやることといえば、収入の入力と支出の入力が主です。

後は、社会保険料の入力や、固定資産の減価償却関連の入力、こういった部分は、さすがに手作業が必要ですが、特段、専門的な税務に関する知識は必要ありませんし、淡々と入力していくだけですから、多少の時間があれば、確定申告書を作ることは十分に可能です。

やることは数字の入力ですからね。これができないという方は、おそらくいないのでは。
確定申告ソフトの費用は、月額1,000円程度ですし、税理士に依頼するよりも金銭的な費用は少なくて済みます。

僅かな費用で、多大な手間と時間をカットできるわけですから、コストパフォマンスは申し分ないのでは。

思うのですが、税理士に確定申告などという事務作業をやらせるのは、失礼なのではないかと。

事務作業であっても、仕事ですから、それを引き受けて、やるというのも、選択肢としてはあるのでしょう。

しかし、税理士だったら、もっと高度なこと、もっと高付加価値なことに対して時間を使った方がいいのではないでしょうか。

こういう場合には、こういう制度があって、このような特例があるので、こういう風な対応した方が良いのではないかと。

税理士でなければできないところに、時間や労力を使っていく方が、税理士としての付加価値を発揮していけるだろうと私は考えます。

税理士に確定申告の手続きをやってもらうなど、表現は荒いですが、能力の無駄遣いではないでしょうか。


手洗いで服を洗濯しているのですか?

確定申告ソフトを使ったことがないという方は、まさに「食わず嫌い」ならぬ「使わず嫌い」と言っていいでしょう。

例えば、初めて自動洗濯機が登場したとき。それをすぐに使い始めた人は、そう多くはなかったのではないでしょうか。

新しいものに対して、否定的な態度をとりがちです。人間は。

洗濯をする時、服やタオルなどを洗う時、あなたはどうやって洗っているでしょうか。

タライに水を張って、洗濯板を用意して、その洗濯板に、ゴシゴシ、ゴシゴシ、服やタオルを擦り付けて洗濯してるのでしょうか。

それとも、洗濯機の中に、洗濯物と洗剤を放り込んで、ピッとボタンを押してるのか。

どちらでしょう。

おそらく大半の人は、というかほぼ全員が、後者では。つまりは、自動洗濯機で洗濯しているはずです。

これと同じなのです。手作業で確定申告の書類を作るというのは。

例えるならば、手作業で洗濯をするようなものです。やりますか? こんなこと。

手作業で洗濯はしないはずなのに、手作業で確定申告の手続きをやっちゃう。

これって、おかしいでしょ。すでに全自動洗濯機に相当するようなものがあるのに、手作業で計算して、確定申告書にペンで記入するなんて。


手を抜くために人間は技術を進歩させてきた。

確定申告する際には、青色申告だと複式簿記で記入しなきゃいけないし、各種の計算書も用意しなきゃいけない。そんなのね、もう素人には無理ですよ。いや、素人じゃなくても、嫌じゃないかと。

本当ね、手作業でやると、ものすごく面倒くさいですよ、確定申告は。

確定申告のソフトを使う場合も、売上や経費、固定資産の情報など、単純な入力作業は本人がやらなきゃいけないですけど、それ以外の計算だとか書類の作成は自動でやってくれるんです。

入力作業だったら、さすがにできるでしょう。所得税の知識はいらないですし、カチカチ、ポチポチ、入力していけばいいだけですから、あなたが専門家じゃなくてもいいのです。

今や、スマホでも確定申告ができるようになったようです。

あんな小さな画面で、確定申告用のデータを入力していくなんて、ちょっと驚きですが、
申告内容が少ない方ならば良いのでしょう。

取引の件数が多い場合は、スマホで入力していくのは時間がかかるかもしれませんが、副業でやっている仕事だったら、スマホで取引内容を入力して、確定申告を済ませることができるのかもしれませんね。

いかに手間をかけないか。これが重要です(というか超重要)。

手抜きが大事なわけです(というか超大事)。

確定申告の作業で、本気になったところで、得るものといったら、何ですかね、特にないでしょう。

普段の仕事が税金に関係するものだったら、それはまあ、収入が伴うわけですから、ある程度本気でやるんでしょうけども、そういう仕事をしていない方だったら、そんなマニアックな作業というか、確定申告なんて、できることならばやりたくないわけですよ。

何かと「手を抜くな」と言う人もいますが、手の抜き方を知るのは大事です。

いかに手を抜き、楽をするか。そのためには、どういう道具があったらいいか、技術があったらいいか。これを考えてきたのが人間であって、それこそが人類の進歩です(ちょっと大袈裟ですけれども)。

自動洗濯機なんて、まさにそうです。手洗いで洗濯なんかしてれば、時間はかかるし、水は冷たいし、手も荒れるでしょ。

さらに、洗濯してる間は、ずっと付きっきりでたらいの前にいなきゃいけないし、ゴシゴシ、ゴシゴシしなきゃいけないわけです。手洗いだとね。

自動で洗濯してくれる機械があれば、他の事に時間を使えますし、手が荒れることもないんです。洗って、すすいで、脱水して、さらには乾燥までしてくれる洗濯機があります。ですから、これはもう、労力や時間を相当に省いてくれているのです。

いかに手抜きをして、可処分所得を生み出していくか。人間の進歩は、まさにここにあるのです。手抜きのために、技術を革新する、新しい道具を作り出す。

今までやってきたやり方が正しいんだ、と。これからも、このやり方でやるんだ。と。

そういうこだわりも、場合によっては必要なのでしょうし、大事なのでしょうけれども、そういうこだわりが必要ない場面もあります。

人間が持っている時間は有限ですから、どこに力や時間を注いで、どこを手抜きしていくか。その切り分けは大事です。


不得意なことをしない。得意なことだけやる。

得意なことに力や労力を注いでいく。得意なことをもっと得意にする。そうすれば他者からの評価は高まります。

しかし、得意じゃないことを無理やり克服しても、良い結果にはなりにくいもの。

よく言われるのは、「苦手を克服しましょう」という言葉ですが、もっともらしいお話ですけども、苦手を克服したところで、おそらく得意にはならないでしょう。

まあ、人並みぐらいにできるようになったかな、というぐらいで終わっちゃうのがオチです。

苦手を克服するというのは、その程度の結果しか出ないのです。

普段から、税金の仕事をしてるわけでもないような人がですよ、所得税や確定申告について詳しく学んで、学習して、熟練度を上げていくなんて、無駄でしょう。明らかに。

1年に1回しかやらない作業なのに、手作業でヒーコラ、ヒーコラさせられて、さらには、ぶつぶつ文句を言いながら、確定申告の書類を作るなんて、もうやめたらいいんですよ。そんなことをする必要もないんですから。

山口正博 社会保険労務士事務所
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