あやめ社労士事務所 - 労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます

餅は餅屋に 確定申告を自分でやらない 得意な分野に持っている資源を投下する

 

可処分時間を増やす

 

手洗いで服を洗濯する人は少数派

服を着た後は、それを洗うわけですが、未だに手洗いで洗濯をしている人はどれぐらいいるでしょうか。

大きい桶に水を張って、洗濯板に服をゴリゴリと擦りつけて汚れを落とす。手洗いと言っても、ここまで古典的な方法を用いる必要はないでしょうけれども、洗面器にぬるま湯を張って、一部の衣類を洗うぐらいならあり得るのではないでしょうか。

ワイシャツの襟だけを手洗いで洗うとか、靴下だけ、下着だけを手洗いするなど。部分的には手洗い洗濯は残っているかと思います。

では、全ての服を手洗いするとなればどうでしょう。洗濯機を使ってはいけないという条件が付いたら。全部、手洗いしますか?

もう洗濯機を使うことに慣れてしまっているため、「手で洗うなんて考えられない」と反応する方が大半、いや全員と言っても過言ではないでしょう。

古い洗濯機は二槽式で、左側の槽で洗って、洗い終わった後は手で洗濯物を引っ張り出し、グイグイと右の脱水槽に洗濯物を入れていく。その後、脱水機をグルグルと回して洗濯が終わる。

全自動洗濯機と違って、洗いと脱水が別系統でしたから、途中で手作業が必要でした。その後、全自動洗濯機が登場すると、脱水槽に洗濯物を引っ張り込む必要がなくなりました。洗濯物と洗剤を入れて、ボタンを押せば、脱水まで自動でやってくれるように。

全自動洗濯機でも、さすがに乾燥して干すところまではやってくれませんけどね。

その後、ドラム式洗濯物が登場し(技術は日々、進歩しているんですね)、脱水までではなく、乾燥まで済ませてくれる機種まであります。人によっては、乾燥が終わった服を干さずに、洗濯機から取り出して着てしまうことも。

洗濯機の登場により、洗濯物を手で洗う必要はなくなり、脱水も機械がやってくれるようになりました。さらに、技術が進歩し、服を乾燥してくれるまでになり、もはや干すという過程すら省けるようになっています。

考えてみてください、手で洗って、洗ったものを絞って、物干し竿に干す、これらにかかる手間と時間を。

一方では、洗剤と洗濯物を入れて、ボタンを押せば洗いから乾燥まで済ませてくれる。人間がやることと言えば、洗剤と洗濯物を投入するぐらいです。

一時期、服を自動で畳んでくれる装置が登場しましたが、「まさか乾燥の後に、服を畳んでくれる機能まで洗濯機に搭載されるのか?」と思いましたが、さすがに高コストだったのか、技術的に困難な部分があったのか、市販されるまでには至っていません。

洗濯機が進化して、人間が洗濯に投入する労力、手間、時間を大幅に減らせました。

全て手作業でやっていれば、毎日、洗濯するために1時間ぐらいは要していたのではないかと想像します。

洗濯機に洗濯してもらうと、おそらく必要な時間は15分ぐらいまで短縮できているのではないでしょうか。

1時間が15分に変わるですから、大雑把な見積もりではあるものの、効率は4倍になっているわけです。

 

自分が得意なことに特化する。得意ではないなら徹底してやらないという選択

洗濯が得意な人ならば(そんな人いるのか?)、手洗いも苦ではないのでしょうけれども、そうではない人には苦痛以外の何物でもありません。

なるべく手間をかけず、少ない時間で、簡単に洗濯を済ませたい。これが大多数の方の気持ちではないかと思います。

生活が変化する過程で、人間は道具で可処分時間を増やしてきたと言っても過言ではありません。

電子レンジは調理する手間や時間を省いてくれますし、炊飯器(セットしてボタンを押すだけ。さすがに土鍋で炊いたご飯には味では敵いませんけれども)はご飯を炊くための手間と時間を減らしてくれます(さらには保温まで)。

冷蔵庫に氷を買って入れる必要はなくなりましたし、氷で冷蔵庫の中が水浸し(?)になるハプニングもありません。

古いタイプの冷蔵庫は定期的に霜取りをする必要があり、電源を抜いて霜を溶かすか、金槌でコンコンと叩いて霜を取っていました。私も霜取りが必要な洗濯機を使っていた経験がありますので、手間がかかる気持ちが分かります。

自動車を持っている方の例だと、車を洗車できても、エンジンのオーバーホールはできない。運転している方の大半はこういうタイプではないでしょうか。

エンジンでトラブルが起きれば自分では対処できず、自動車修理ができるお店でメンテナンスしてもらう。中には自動車に詳しい方もいて、自分の車は自分でメンテナンスできるという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、自動車に詳しくない方が、「よし、自分で修理してやる」なんて身の程知らずなことをすれば、多量の時間を浪費するばかりか、下手をすれば車を壊してしまいかねません。

修理ができるお店に車を持っていけば、短時間で的確に修理してくれますし、自分の時間を失うこともありません。少しばかりのお金はかかりますが、それを支払うことで得られる時間の方が価値があります。

さらに、ガソリンスタンドで洗ってもらえば、洗車すら必要なくなるのです。セルフ洗車で節約という選択肢もありますが、自分の時間と労力はタダではないはずです。「せめて洗車ぐらいは自分でやりたい」という気持ちには反対しませんが。

下手の横好きを否定はしませんけれども、自分が得意とすることに対して集中的に時間を投下する方が他人から評価されやすいですし、他者への価値貢献もしやすいというものです。

 

自転車のペダルを漕ぐのではなく、飛行機に乗る

11月になると、年末調整や確定申告を意識しだす頃ですが、もはやボールペンを持って、電卓を叩くような時代では無くなっているのではないでしょうか、、、などと思うのです。

事務的な書類を作成するときは、ボールペンで書面に記入して、それを窓口にまで持って行って、というのが従来のやり方でしたけれども、手間と時間がかかるのが欠点でした。

洗濯で例えれば、まさに手洗い洗濯です。

2019年10月から消費税が10%になり、購入する品物によっては軽減税率が適用され、そちらは8%の税率が適用されています。


出典:政府広報オンラインより

税率を分けなければいけなくなった

ただでさえ複雑だと感じる税制度ですが、消費税改正と軽減税率の導入によって、また1つ複雑さが増した感があります。

この軽減税率、うんざりしている方もいらっしゃるのでは。「何で税率を分けたんだ」、「面倒がまた増えた(怒)」、「10%と8%を分けて税務手続きをするなんて厄介な」と。

イートインの扱いなんて、もうザルと言っても過言ではないでしょう。持って帰ると装って、イートインスペースで買ったものを食べちゃう。厳密には2%相当の消費税から逃れているのですが、何のお咎めも無し。


出典:政府広報オンラインより

10%なのに8%になるケースも。

とある小規模な飲食店では、税率をすべて10%にして、持ち帰りの場合も10%としているところがあります。

制度としては持ち帰りは8%で良いのですけれども、店側が対応できないため、持ち帰り容器を消費税2%相当で購入しているとみなし、店内飲食も持ち帰りも税率を10%に揃えているようです。

注文金額にもよりますけれども、仮に2,000円分だと、2%で40円ですから、それを容器代と考えたとすれば妥当なところだと感じます。いや、むしろ安いぐらい。

税率は一律で10%にして、後から所得に応じてプレミアム商品券でも配れば良いのではないかと思うのですが、残念ながらもう後には戻れません。軽減税率よりも、商品券を貰ったほうが消費を刺激しそうなのですが。

確定申告では消費税改正にも対応する必要があり、もはや以前のように電卓を叩いて、ボールペンで紙に書いている方法では追いつかないのではないでしょうか。

税理士の方など、税務に精通している方は別として、税制度の素人の方が得意でもない税務作業に投下される時間は一体どれほどのものになるか。

しかも、消費税改正で、10%のものと8%のものを分けて処理しなければいけない。それを手作業で? 御冗談でしょう。

しかも、年に1回しかやらない作業ですから、その作業に熟練するというのも難しい。好きでやっていることでもないですし。

人間にとって最も貴重な資源は何かと聞かれれば、それは時間。お金じゃないですよ。時間です。

お金はまた稼げるのですけれども、失った時間は稼げませんし、取り戻せません。

人には何でも自分でやらなきゃというタイプがいます。優秀なお方に多い傾向なのですが、得てしてこういう方は器用貧乏になりがち。

あれこれとできてしまうと、「自分でやった方が早いな」と考え、他の人にやってもらうという発想が薄れてきます。これは危険信号です。

むしろ、あれはできない、これもできない。さらには、面倒くさがり。こういう人、どうしようもないダメな人間のように思えますけれども、この手のタイプは自分ができること、得意なことに集中する傾向があり、思いの外、成果を出してくるんです。何でも自分でやっちゃうマジメな人には許しがたいでしょうが、それが現実なのです。

 

確定申告を自分でやらないという究極の決断

結論から言ってしまえば、税理士に確定申告をやってもらうのが最も賢明な選択です。最大限に時間を大事にしたい方はこの選択が良いでしょう。

とはいえ、専門家を利用するとなれば、それ相応の対価を支払わなければなりません。その方の時間を買うわけですから、タダというわけにはいきません。

ここで「自分でやればタダだぜ」と勘違いする方がいますが、確かに依頼費用という形での支出はありませんが、自分の時間や労力を費やさなければならず、言い換えれば自分の命を投下して取り組まなければ行けないわけです。

命という表現は大げさな感じですが、自分の時間を使うということは、自分の命を削っているようなものです。

手作業でやるのは時間がかかりすぎるし、税理士に依頼すると時間は節約できるが費用がかかる。

この両者の良いところどりをするのが確定申告ソフト

ソフトといっても、最近のものはインストールする必要はなくなっています。ディスクを購入して、PCに入れて、訳のわからないダイアログが画面に表示され、とにかく「はい」を選び続ける。

インストール無しで使える確定申告ソフトだと、ある程度までの作業(主に数字の入力)はやらないといけないものの、それが済めばススっと確定申告の作業が終わります。

確定申告の一番やっかいなところは計算と書類作成です。ここを確定申告ソフトがやってくれるのが一番のポイント。

利用者がすべきことは淡々と数字を入力するだけです。税務に関する専門的知識を持っている必要はありませんし、複雑な計算をすることもない。書類も自動で作り上げてくれますから、出来上がったデータをe-Taxで送信して、確定申告の作業は終わります。

今まで確定申告ソフトを使ったことがない方は、いうなれば「食わず嫌い」ならぬ「使わず嫌い」と言っていいでしょう。

僅かな費用で多量の時間を節約できる。言い換えれば、格安の値段で売っている時間を買うようなものです。

 

手や足を動かすには限界がある

10秒で100メートルの距離を走れる陸上選手はいますが、それを5秒で走り抜けられる選手はいません。つまり、人間の足には限界があるということ。

10分間で折り紙を使って折り鶴を何羽折れるか。早い人でも4羽ぐらいでは。遅い人だと1羽で終わるかも。つまり、人間の手には限界があるということ。

手と足と動かして努力しても、伸びしろなどたかが知れています。しかし、道具を使えば、限界を超えることも可能です。

早く移動するなら、自転車よりも自動車、自動車よりも飛行機と、人間の足よりも遥かに早く移動できる手段があります。東京から北京まで、走って行く人はいませんよね。

どの手段を用いるかによって結果は変わります。手作業で確定申告をするのか。自動で計算して申告書類を作成してくれるソフトを利用するのか。両者の間には、徒歩と自動車ぐらい差があるはずです。

 

 

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