労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

iPhoneでマイナンバーカードを読み取れるようになった。

iPhoneにマイナンバー

 

 

証明書は役所ではなくコンビニで発行できる。

2019年11月から、iPhoneでマイナンバーカードを読み取り、マイナポータルを閲覧できるようになりました。

マイナポータルというのは、マイナンバーに紐ついた情報をひとまとめにして閲覧できるウェブサイト。

利用するにはマイナンバーカードが必要で、まだ手元には緑色のマイナンバー通知カードしか無い方はアクセスできません。

緑色のペラペラしたカードは個人番号を通知するカードで、マイナンバーカードとは別物。カードにはICチップが埋め込まれていて、身分証明書としても利用できますし、コンビニで住民票の写しや印鑑証明書を印刷することもできます。

市役所で各種の証明書を発行してもらうとなると、随分と時間がかかるんです。申請書を書いて、券売機で料金を支払い(支払い手段は市町村によって違いがあるかもしれません)、番号札を取って呼ばれるまで待つ。

1枚200円や300円程度のものを発行してもらうのに、混んでいると20分ぐらいは待たされます。

コンビニだと、マルチコピー機を操作して、マイナンバーカードを指定の場所に置き、料金を入れると、必要な証明書がプリントアウトされてきます。申請書を書く必要はなく、待ち時間もありませんからオススメです。

 


iPhoneからマイナポータルに入れるように。

以前は、PCにICカードリーダーを接続して、マイナンバーカードをそこに差し込み、ブラウザーでマイナポータルへログインしていく必要がありました。これがなかなか手間のかかる方法で、カードリーダーが必要なのが面倒なところ。

ずっとPCにカードリーダーを差し込んでおけばいいのですけれども、そうそう頻繁に使うものではないんです。ICカードリーダーというものは。

マイナポータルに入るときやe-Taxを利用するとき、あとは電子マネーに関する操作をするときぐらいで、利用頻度は低め。

マイナポータルAPのアプリ

マイナポータルAPというアプリをiPhoneにインストールして、「スマホでログイン」をタップする。すると、利用者証明用電子証明書のパスワードが要求されるので、それを入力する。

スマホでログインをタップ

マイナンバーカードを発行する際に設定したパスワードを入力。

マイナンバーカードを発行する際に4つのパスワードを設定しているはずですが、利用者証明用電子証明書のパスワードはその1つです。

パスワードを入力した後、カードを読み取る動作に入り、iPhoneの背面にカードを接触させると、利用者のページに入れる。

カードに端末をかざす。

読み取り完了。

このマイナポータルAPのアプリに対するレビューは低調(確認した時点では星2.1)のようで、ログインできないという声が多いですけれども、私の端末では何らのトラブル無く、すんなりと利用者ページに入れました。

特に複雑な操作は必要ないのですが、相性があるんですかね。何か不具合でもありそうかなと警戒していたものの、何のことはない、快適にアプリは動いています。

まさか緑色の通知カードを読み取ろうとしている人は、、、いませんよね。あれはただの紙ですから読み取れません。ICチップが入ったカードでないと反応しませんし、パスワードが間違っている場合もログインできません。

iPhone7以降の端末が必要ですから、iPhone6SとかiPhoneSEは対象外です。

 


雇用保険に加入できているかどうかを確認する方法

2019年11月時点で、マイナポータルの利用者ページにはさほど有益な情報は掲載されていないのですが、掲載する情報の一例として、雇用保険に加入できているかどうかをここで確認できると良いのではないかと思います。

条件を満たせば、会社は従業員を雇用保険に加入させないといけないのですが、実は会社が加入手続きをしていなかった、なんてことが稀に起こります。

会社員の場合、公的な手続きは、会社経由で手続きするのが主ですから、雇用保険に関する手続きも会社に依存しています。

その会社が手抜きなり、手続きを忘れていたなどとなれば、本来入っているはずの雇用保険に加入できておらず、働く人としては、これは困るわけです。いざ雇用保険から給付を受けようとしたら加入データが無い。失業時にこれが発覚したとなれば、パニックになるのではないかと。

そこで、雇用保険に加入できているかどうかを確認する手段として、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」というものをハローワークに出すと、加入状況を確認できます。

ただ、この手続、ハローワークへ直接行くか、簡易書留で紹介票を郵送する必要があり、やや手間がかかるのです。

雇用保険に入っているかどうかを確認するだけですから、パパっと済ませたいところなのですが、そうもいかないのが実情です。

こういう場合に、マイナポータルで雇用保険への加入状況を確認できれば、これは手間と時間を省いてくれるわけですから、有益な情報となるはずです。

マイナンバーと雇用保険の被保険者データを紐つけておくと、iPhoneからマイナポータルに入って、「あぁ、ちゃんと雇用保険に入っているな」と確認できるわけです(まだ実現していませんが)。

ちょっと確認するだけの場面では、やはりスマホでマイナポータルを利用するのが最適です。ICカードリーダーにカードを挿入して、ゴニョゴニョするとなると、「まぁ、いいか」と確認する気が失せてしまいますから。

 

 

マイナポータルはもっと活用できる。

他にも、入院して手術する際に申請する限度額適用認定証も、マイナポータルから申請できるでしょうし、さらには、認定証を送らずとも、マイナンバーカードを病院で提示すれば限度額適用を受けられるようにもできるはずです。

健康保険証としてマイナンバーカードを利用できれば、保険証を発行、退職時に保険証を回収、という手間と費用がなくなります。

また、健康保険の被保険者資格を喪失した後に、保険を利用するケースも防ぎやすくなります。資格喪失の処理が早くなり、健康保険証としての機能を無効化するのも早くなるでしょう。

資格喪失後に健康保険を利用すると、保険で給付された費用を後から回収しないといけませんし、1件あたりの金額も少額で、回収コストが割高になります。

データベースを書き換えて資格の取得と喪失を切り替えできるなら、即日、もしくは数時間で、被保険者資格の取得と喪失の手続きを完了できるのではないかと思います。

他にも、市町村で実施している健康診断の受診日や結果が出る日を通知したり、予防接種の案内をマイナポータルで流すのもいいでしょう。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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