労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

保険証が手元に無かったが病院で療養費の手続きをしてくれた話。

ワンストップ

 



保険証を持たずに病院に行くのは不安なもの。

会社を退職すると、社会保険の被保険者資格を喪失しますから、保険証を会社に渡さないといけなくなります。

退職後は、市町村の国民健康保険に加入する、もしくは在職時の健康保険を任意継続する。この2つの選択肢があります。

ちなみに、無保険の状態だと保険料はかかりませんが、後日、加入するときに遡って保険料を請求されます。「加入したくなったら入ろう」と考えても、あとからドカンと請求が来ますのであまりオススメできません。

仮に、健康保険を任意継続するとして、手続きをしても保険証が届くまで1週間から10日ぐらいはかかります。

僅かな期間ですが、普段から定期的に通院してる方や、何らかの事情で病気や怪我をすると、保険証が必要になります。

しかし、保険証はまだ手元に無いわけですから、保険証無しで病院に行かざるを得ません。

そのような場合に、療養費という形で後から健康保険で支払われる分を還付してもらえる仕組みがあります。

病院の窓口で10割を支払い、後から7割を還付してもらうというもの。

 

病院の窓口で療養費の手続きを済ませることができた。

ただ、先に10割の支払いが必要ですし、療養費申請書を書いて送るという手間もかかります。普段から療養費申請書を書いている方ならば何ということもありませんが、1度もそういう申請書を書いたことが無い方の方が多いはず。

随分前のことですが、親戚の方が退職後、健康保険の任意継続被保険者になり、保険証が無い期間に病院に行くことになりました。

そこで療養費申請書を用意して、記入も手伝っていたのですが、病院の窓口で療養費の手続きをしてくれたのです。

本人が手続きすると思いきや、病院の窓口で療養費の請求手続きをやってくれるところもあるようです。全ての医療機関で同様に対応してくれるかどうかは不明ですが。

療養費申請書を用意しておいたのですが、病院に持っていくと、あちら側で処理してくれるとのこと。つまり、保険証が無くても3割負担でOKだったわけです。

どこの病院でも同じ対応をするとは限らないでしょうが、「あぁ、こういう対応をしてくれるところもあるのか」と知った次第。

これは患者側としてはありがたいもの。慣れない書類を書いて、健康保険協会に郵送する必要がありません。

手続きというのは実際にやってみないと分からないこともあって、想定していた通りではなく、意外と融通が利くこともあります。

マイナンバーカードを保険証として使えるようになれば、カード1枚で療養費や高額療養費の手続きが可能になるのではないかと思います。

保険証を発行したり、退職時に回収することもなくなり、任意継続被保険者への切り替えも迅速化するはずです。

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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