労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

難しい確定申告をいかにシンプルにするか。ここに価値が生まれる。

確定申告

 


どれだけ説明されても、やはり難しい。


毎年、1月後半になると、確定申告の話題が増えてきます。

 

医療費控除がナンタラカンタラ。
住宅ローン控除がどうのこうの。

 

ネットで検索すれば、こういったことがウェブサイトでこれでもかと説明されていますし、ニュースでも「○○控除で○万円オトクに」という類の情報が流れています。

確定申告に対して興味がある方ならば、「ふーん、どれどれ」と思い、そういう情報に接していくわけですけれども、読めば確かに内容は分かるものの、そこで得た知識を実際の申告手続きに反映できるかというと、話はそう簡単ではないんです。

「知る」「実際に行動する」、この両者の差は想像よりも大きいもの。


普段から税制や会計に精通している方ならまだしも、税金のことなんて年に1回、もしくは数回程度しか接する機会が無い方だと、

「訳がわからないし、理解したくもない」
「コンコンと説明されても頭が受け付けない」
「何でこんなに面倒で複雑なんだ」

このように感じるのが普通。


頭で理解していても、行動に移せるかどうかは別問題。確定申告について、断片的な知識を持っていても、じゃあ自分で確定申告の書類を作成できるかというと、、、。

教えられても、できないものはできない。それが確定申告なんですね。

 


難しいことを簡単にする。これがプロ。


難しいことを難しいままにする、さらに厄介なパターンとしては、難しいことをさらに難しくしてしまう。そういう人がいます。

「アイツがしゃしゃり出てきて余計にワケが分からなくなった」

いるんです、こういう人。


難しいと感じると、人はそれを避ける傾向があります。わざわざ辛くて苦しい環境に突っ込んでいく人はそういませんからね。

ズバリ書いてしまうと、事を複雑にする人は嫌われるんです。


自分では厄介で難しいことでも、他の人なら簡単にやってのける。そういう場合は、人にやってもらうのが一番。

意地を張って、得意ではないことを自分でやるのは賢い判断ではありません。

税金に詳しくもないのに、自力で確定申告をやってやろうなんて決断すれば、膨大な時間と労力を浪費する結果を招きます。

 

 

複雑なことを簡単にしてくれるサービスや製品には価値がある。


ボールペンを持って、電卓をカチャカチャして計算するのが確定申告の作業でしたが、今ならそういう道具も要らないんです。

ラクに確定申告ができるサービスを利用すれば、記帳作業をやらなくても、複式簿記の仕組みを知らなくても、確定申告ができます。手間がかかりそうな青色申告であっても専門知識は要りません。


自分でやる作業としては、主に収支の数字を入力していくだけ。

どれだけの収入があって、どれだけの支出が発生したか。これをコツコツを入力していくと、確定申告に必要な書類が完成します。



1.1年間の収入を入力していく。
いつ、どれだけの収入があったかをポチポチと入れていきます。主に日付と金額を入力していくところですから、特に知識らしいものは不要でしょう。

 

2.経費を入力していく。
ここでは、いつ、何にお金を使ったのかを記録していきます。交通費や燃料費、事務用品など、事業で支出した1年分の経費を入力していきます。手間はかかりますが、単純です。

車やバイクなどの固定資産を購入しているなら、これも経費になります。もちろん、固定資産の経費処理も自動でやってくれますから、減価償却の仕組みを知らなくてもOKです。いつ、どういう固定資産をいくらで買ったかを入力すれば、経費は自動で計算されます。

 

3.社会保険料控除などを入力。
これはハガキでお知らせが来ていますから、それを見ながら入力できるでしょう。

他にも住宅ローン控除や生命保険料控除などの入力もありますが、専門的な知識が無くても<確定申告ソフトがサポートしてくれる>ため、複雑さを感じないように配慮されています。


単純な数字、ざっくり分けると「支出」と「収入」、この2つを淡々と入力していくと、確定申告用の書類が完成します。

自分自身は入力するだけですから、専門知識は要らないのです。

 

税金に詳しくなくても、ソフトが自動で正しく計算してくれます(電卓要らず)し、簿記で習う記帳作業もいりません。さらに、複式簿記の仕組みも知らなくて大丈夫。

「あれもこれも知らなくて大丈夫なの?」と心配になるぐらいですけれども、やることは数字の入力ですからね。PCの画面を見ながら、淡々と入力していけばOKです。

毎月、毎週、コツコツと収支状況を記帳していなくても、少し時間はかかりますが、収支帳簿などを見ながら1年分の収入と経費を入力していけば、一気に確定申告を終わらせることも可能です。

 

1年分を一気に終わらせるため、相応の時間はかかりますが、想像しているよりも早く確定申告の作業は終わるはずです。

普段からこまめに会計ソフトに収支を記録していけば、確定申告の時期にはスッと申告手続きが終わるでしょうが、大半の人はそういうことはしていないはず。

年明けの1月、後半頃になって、「あぁ、確定申告の時期だなぁ、、」とちょっと憂鬱な感じを覚えながら、対応を始める。100人いれば、90人ぐらいはこういうタイプではないかと思います。

 

 

 

素人に使ってもらえるかどうかがキモ。


製品やサービスに対して一般的に当てはまることですが、玄人を相手にするサービスは伸びないもの。

知っている人は使えるが、そうではない人は使いこなせない。そういう製品の市場はあまり大きくならないんです。もちろん、限られた人に提供するものですから、高単価で高付加価値なものを販売できて、利益も多いため商売としては成立するでしょう。

ですが、世の中の大半を占める素人を相手にするならば、難しいことを簡単にしてくれる製品やサービスが受け入れられます。

税金の素人には難しい確定申告を、特段の専門知識を必要とせず、数日で終わらせてくれるサービスがあるなら、これはもう使う他ないでしょう。


素人が自力で確定申告作業をすれば、なんだかんだで早くても1週間ぐらいはかかるのでは。慣れない専門用語や計算にも接して、イライラしながら悪戦苦闘して申告書類を完成させる。

もちろん、人生に1度ぐらいはそういう経験をしてもいいでしょう。「確定申告とはこういうものか」と知ることができますし、いかに面倒な作業なのかも理解できます。

ですが、多くの時間や労力を投入してまで取り組むことなのかどうか。ここはよく考えないといけません。

 

あなた自身が税金や会計に関連する仕事をしているならば、こういう作業は自分自身の資産になりますし、ゆくゆくは商売道具にもなるでしょう。

しかし、素人にとっては、苦痛以外の何者でもなく、得た税金の知識で商売をするわけでもない。

ならば、自分で取り組まずに、他者が作ってくれた製品なりサービスを使って、時間を買うのが賢明な判断です。

 

 


確定申告を簡単にする環境は揃っている。


確定申告をサポートしてくれるソフトを使って出来上がった確定申告書類は、印刷せずデータのままにして、e-Taxで送信できます。

e-Taxを利用するには、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要でしたが、他の方法としてIDとパスワードを使った方式も開始されています。

e-Tax利用の簡便化の概要について(国税庁)

マイナンバーカードとICカードリーダーを使う方式は利用した経験がありますが、事前準備がややマニアックなところがあり、プラグインだの証明書だのをインストールする必要があります。

初期設定がややこしくてe-Taxに挫折した方もいらっしゃるでしょう。

そういう方は、税務署で確定申告用のIDとパスワードを発行してもらい、それを使ってe-Taxで確定申告データを送信できます。この方法なら、マイナンバーカードを発行してもらっていない方(緑色の通知カードを持っている方)でもe-Taxを利用できますね。


e-Taxを使わない方には、確定申告書類を印刷して郵送する選択肢もあります。

さらに、自宅にプリンターがなければ、コンビニで印刷できます。USBやSDカードに申告書類のデータを入れて、コンビニのマルチコピー機で1枚あたり10円で印刷できます。

もうプリンターも買う必要がないんですね。

すぐにインクが無くなるのが嫌で、もうずいぶんと前にプリンターを使わなくなりました。用紙も使えばなくなりますし、購入して補充するのが手間だと感じてしました。

コンビニのマルチコピー機なら、インクや用紙はお店で補充してくれますからね。

 

自分で確定申告をすれば、お金はかかりませんが、時間と労力が必要ですし、慣れないことに対するイライラが生じます。

一方、確定申告を簡単にしてくれるソフトを利用すれば、少しばかりお金はかかるものの、時間と労力を減らし、精神的な負荷も少なくなりますから、支払った代金を上回る価値を回収できます。

お金はまた稼げば取り戻せますが、失った時間はもう取り戻せませんからね。

 

 

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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