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飲食店は助成率アップ中 受動喫煙を防ぐ設備を設けて助成金。

 

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これはカワイイ。


受動喫煙をなくしていくための啓発の一環として一般公募で決まった
受動喫煙のない社会を目指すイメージを表したロゴマーク。

出来上がったのは2016年で、もう随分と前ですが。

受動喫煙防止のロゴマークを募集 - スマート・ライフ・プロジェクト



煙が顔の周りでモワモワしている意匠なんですが、
初めてみたとき、ミスタードーナツのポン・デ・ライオンを思い浮かべてしまった。

 


喫煙者にはドンドンと肩身の狭い社会になっていくのですが、
喫煙しない人にとってタバコの煙は嫌なもの。


喫煙マナーが良ければ、私はさほど反対派ではないのですが、
歩きながら、自転車を運転しながら、さらに吸い殻をポイ捨て。

そういう人を見ると、喫煙に対して厳しい態度をとるのも無理のないこと。

 

 

 


受動喫煙を防ぐ設備に助成金。


お店や職場でも、
禁煙や分煙になっているところがありますが、

まだ受動喫煙対策を講じていない事業所には助成金が用意されています。


受動喫煙防止対策助成金(厚生労働省)


労災保険が適用されている事業所で、
中小企業であれば、助成金の対象になる可能性があります。


受動喫煙を防ぐ設備の具体例としては、

  1. 喫煙室を設置する(もしくは現状の喫煙室を改修する)。
  2. 屋外の喫煙所を設置する(現在の屋外喫煙所を改修してもOK)。
  3. 換気装置を設置する(宿泊業、飲食業が対象)。


これらの設備にかかった費用の半分が助成金として支給されます。

なお、上限額は100万円です。


例えば、

喫煙室を新規に設置して、
費用が200万円かかったとすれば、

その半分の100万円が助成され、
事業所の費用負担は半額の100万円になります。


タダで喫煙室を設置できるわけではなく、
かかった費用の半額(上限は100万円)を補助するものです。

 

さらに、

飲食店に限って、2018年度は助成率が2/3に引き上げられています

 

助成の上限額は100万円のままですが、

150万円程度の設置費用を出せば、
助成額は約100万円になりますので、
飲食店の負担は50万円で済みます。


飲食店向けに助成率を上げているということは、
飲食店での受動喫煙対策がまだ十分に進んでいないのでしょう。

 

助成は事業場単位ですので、
1企業で1回ではなく、

事業所が10箇所あれば、それぞれで助成を受けることができます。

 

 

受動喫煙を防止する設備には条件あり。


なお、喫煙室なら何でもいいというわけではなく、

「喫煙室の入口で、喫煙室内に向かう風速が0.2 m/秒以上」
という条件が付きます。

喫煙室の外に煙が出ないように、
室外から中に風が入る必要があるんですね。

入り口のドア上に送風装置(エアカーテン)を付けたり、
換気扇を付けて風の流れを作る方法もありますね。


屋外喫煙所も、
灰皿をドーンと置くだけの簡素なものでは助成金の対象外です。

周りが囲まれていて、部屋になったような喫煙所である必要があります。

 

 

小規模な飲食店ならば、換気装置の設置がオススメ。


小さい飲食店には、
新たに喫煙室を置くほどの余計なスペースが無いことも。

そういうお店には、
換気装置を設置して助成金を受けるのもアリです。


換気装置には、

【喫煙区域の粉じん濃度が 0.15 mg/m3 以下、

または

必要換気量が 70.3 ×(席数)m3/時間 以上】

という条件がありますが、


喫煙室のように場所を取りませんし、
壁に穴を開けて取り付けるものならば、
小規模な飲食店でも実施可能でしょう。


喫煙できるお店であることを維持しつつ、
お客さんや働いている従業員の受動喫煙も防ぐ。

その目的を達成するならば、
換気装置を設置するのも一つの方法でしょう。

 
受動喫煙防止対策助成金(厚生労働省)

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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