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空港に閉じ込められて職場に行けなかったら休業手当は出る?

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台風による高潮で海水が滑走路に入ってきて、
空港につながる道路と鉄道が通る連絡橋に
タンカーが衝突する。

何だか冗談のような出来事だが、
いやはやこれが関西空港で起こった現実なのだと。



過去には、台風がやってきても、

大阪に近づく頃にはもう

「ヨレヨレ台風」

になっていて、


テレビでは「厳重な警戒を」と伝えていても、

「まぁ、いつも通り、大したことないんだろう」
と油断していたが、

昼過ぎからの突如とした暴風には驚かされた。


昼頃まで軽く風が吹く程度だったのが、
ものの数分で暴風に変わるのだから、
油断するのも当然。



 

 


関西空港から出れなくなる。


関西空港には何度も行ったことがあるし、
ターミナルの建物も頭の中に鮮明に思い浮かべられるほど。


そのターミナルに
高潮で滑走路に海水が入ってきて、
飛行機が離発着できなくなり、

さらに、

燃料を運ぶタンカーが関西空港の連絡橋に衝突し、
車や電車で空港を行き来できなくなった。


台風が来れば、飛行機が飛ばないのは想定できるから、
乗る飛行機が欠航になるのは仕方ないところ。

しかし、

車と電車が通る連絡橋にタンカーがぶつかるなんて想定していた人はいない。



あの連絡橋が使えないとなれば、

自家用車はバスは通行できないし、
南海電鉄のラピートも通れない。

泉佐野を抜けると、
連絡橋から海が見えて綺麗で、
いつも窓の外を見てしまうほど。

連絡橋の上側が道路で、
その下に線路が通っていて、
道路と線路が共用している橋になっている。


空港が使えないとなれば、
仕事にも影響があるはずで、

「今日中に帰らないと、明日の仕事に間に合わない」
「空港まで来たのに、大阪市内に行けない」

なんてことも起こる。

 

 


東京防災

 

空港に閉じ込められても休業手当は出ない。


使用者の責任で労働者を休ませると、

仕事をさせていなくても、
休業手当という名目で給与を支払う必要があります


例えば、

「今日は台風で暇だから休みにして」とか
「雨が降ってお客さんが少ないから早退して」

使用者が求めると、

その場合は「休業」となり、

労働基準法26条に基づいて休業手当が必要になります。


丸1日休業としたら、1日分の給与が必要ですし、

早退させた場合は、
通常通り勤務した場合との差額を
休業手当として支払います。



天候が悪い日に勤務シフトを調整するには、

他の日と出勤日を振り替えるなり、
他の出勤日の勤務時間を延長するなりして、

休んだ日や早退した日を補填します。

 

飛行機に乗れない、
空港に閉じ込められた、

となれば、

これは使用者の責任ではないため、
26条の休業ではありません。


欠勤になるか、
公休や週休のような休日になるか、

他には、

有給休暇を使うのもアリです。

 

 


自衛隊防災BOOK

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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