労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

もはや出勤は不可能。台風の影響で朝から電車が止まる。

 

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台風21号の接近に伴い、明日(9月4日)、京阪神エリアにおいては、早朝から一部列車の運転を取り止め、各線区で概ね午前10時までには全ての列車の運転を取り止める予定です。

また、台風の影響によって、以降の運転を終日見合わせる可能性があります。
詳しい運転計画については、分かり次第お知らせいたします。

 近畿エリア 運行情報:JR西日本列車運行情報

 

 

9月4日の朝から台風の影響を受けると予測されており、
3日の時点で、すでに運休するとのお知らせが出ています。

 

午前10時で全ての電車を止めるとのことですが、

「朝早くなら電車が動いているだろう」
と思っても、

帰りの電車がありませんので、
帰宅時の交通手段に困ります。


電車が動かないとなると、
職場と自宅を移動する手段がなくなる方もいて、

「当日の仕事はどうなるんだ?」
と思っていらっしゃる方もいるのでは。

 

夜の22時から朝の5時ぐらいまでの時間帯、
電車が動いていない時間に台風がやって来れば、
さほど通勤に影響は出ないんですけどね。

今回は朝から夜にかけてやって来るようですので、
「さて、どうしたものか」
と考えてしまうところ。

 

 


台風で会社やお店を休むときの労務対応は?


「電車が動かないなら、休みにすれば?」
と思うところですが、

使用者側の都合で休ませると、
休業手当という名目で給与を支払う必要があります


「でも、台風だし、電車が動かないのは使用者の責任じゃないでしょ?」

確かに、そういう解釈もできます。


ですが、台風が来ても、電車が動かなくても、
お店や会社を開けることそのものは可能なはず。

となると、

営業できるにもかかわらず、
休業したと判断し、

使用者の責任で休業させたと解釈される余地は残っています。


とはいえ、
判断の境目は微妙ですけどね。


台風は自然災害だし、
電車を運行させるかどうかは鉄道会社が決めることだし、

これらを使用者の責任と判断されるのは
行き過ぎな感じもあります。


しかし、

台風や電車の運休を理由に、
ポンポンと従業員を休ませたり、早退させると、

雇用契約で決めた出勤日や勤務時間が確保されず、

契約内容をキチンと履行できなくなります。

 


自衛隊防災BOOK

 


台風が来る前に、勤務シフトを振り替える。


「いや、自然現象だから、仕方ないじゃないか」
と思いたいところでしょうけれども、

雇用契約は約束ですから、
約束した通りに働けるように
使用者は契約内容を履行しないといけません。

 


とはいえ、

風がビュービュー、
雨がザーザー。

電車も動いていない。

そんな中、
強引に出勤してもらって、
働いてもらうというのも危ないですし、
移動手段がなければ無理な話です。

 


そこで、

台風当日、
JR西日本エリアならば、9月4日ですが、
この日を休みなり短縮勤務にするならば、

他の日に代わりの出勤日を設定する

もしくは、他の日の勤務時間を増やす



出勤日なり勤務時間が減ったので、
その代わりに他の日に出勤するなり、
勤務時間を延長して補填する。

こうすれば、
台風がやってくる当日は休業になりませんし、
働けなかった分を他の日で取り返せます。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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