メールのCCに上司のアドレスを入れず解雇される。

 

 

 


とある会社で、

メールを社内の業務連絡で使っており、

 

メールを送信する時は、

CC(カーボンコピー)に

上司のメールアドレスを入れておくように決めた。

 


ところが、

とある社員がメールを送信する際、

CCに上司のアドレスを入れずに送信していた。


そこで、上司、さらには社長も出てきて、

「CCに上司のアドレスを入れて送信するように」

と注意、さらにその後、命令までしたものの

メールの送信方法を改めなかった。

 


その結果、

その社員は解雇され、

その後、解雇無効を争う裁判になったものの、

解雇は有効となりました。

 

ちなみに、

このトラブルは裁判例として公開されているものです。

 

 

 

 

メールを使う職場。SNSを使う職場。


仕事に関する連絡をするとき、どのような通信手段を使うか。

 

  1. 直接、会って伝える。
  2. 電話で連絡。
  3. メールを送信。
  4. LINEなどSNSを使って伝える。
  5. 文書共有サービスで連絡。

思い浮かぶのは、主にこの5つではないでしょうか。

 


会社によっては、

専用のメールアドレスが従業員別に発行されていて、

「myname@example.co.jp」

のようなアドレスが個人ごとに使えるようになっています。

 


直接に会うか、電話で連絡する。

この方法の方が手っ取り早いですし、
メールを嫌う人もいます。

「何でもかんでもメールで連絡する奴が増えた」
と不満を言う人もいるぐらい。

 


しかし、

 

メールにも良いところがあって、

それは

「内容が残る」

という点です。


会って話したり、電話だと、

その場限りで内容は消えますけれども、


メールならば、
後からメールボックスを検索して

過去のメールを調べられます。

 

 

職場での連絡では、
メールが今でも使われています。


LINEなどのSNSを普段から使っていると、

「今時、メール?」

なんて思う方もいらっしゃるでしょうが、

 

SNSのアカウントを持っている人の数よりも、
メールアドレスを持っている人の数の方が多いですから、

2018年現在でも、仕事の連絡ではメールが使われています。

 

サッと連絡するならば、
メールよりもLINEの方が早いですけどね。

ただ、

自分がLINEを使っていても、
相手が使っていないとメッセージを送信できません。

 

 

 


上司に情報が流れないと、解雇もある。


仕事に関する情報を自分で抱えてしまうと、
他の人がそれを把握できず、

 

後々、

「なぜ伝えなかったんだ」

とモメる場合があります。

 


そのため、

業務連絡のメールを送る時は、

「全てのメールのCCに上司のアドレスを入れておくように」

と決めている職場もあります。

 

先ほどの例となった会社だけでなく、
他にも同じことをしている会社は多いでしょう。

 


同じ送信内容をほかの人にも送っておく。

そのために使われるのがCC、カーボンコピー。


何度もメールを送る必要はなく、

1度で複数人に送れるため、
便利な機能です。

 


とはいえ、片っ端からメールをCCで流せば、
上司のところに情報が溢れますし、

あえて見なくてもいいメールまでジャンジャンと
送られてきます。


「とりあえずCCで送っておく」

そういう軽い気持ちで送信させているのでしょうが、

メールを開いてチラッと読むだけであっても、
それが多量に及べば、

馬鹿にならないほどの時間を使ってしまいます。

 


どれぐらい流して、
どこからは遮断するのか。

その匙加減は本人次第ですけれども、


全てのメールのCCに上司のアドレスを入れるのは、
やはり「無駄がある」と思わざるを得ないでしょう。

 


「とりあえず」感覚だったら、

「そもそも送らなくていいんじゃないか?」
と考える人がいても不思議ではありません。


しかし、

CCに上司のアドレスを入れていないと、

最初に書いた裁判例のように、

解雇されてしまうケースもあります。

 

 

 

 

カーボンコピーを使わないで情報共有する。


メールだと、

「送信者が受信者を選んで」

送信する必要があります。


他方、メーリングリストを作れば、

1回の送信で、リストに登録された人全てにメールが届きます


とはいえ、

小さなグループで小刻みにメーリングリストを
作っていくのはなかなか面倒なもの。

 

LINEならば、

グループというものを作って、

メッセージを送ると、
そのグループ全員が見れるのですが、

これもメーリングリストと似たようなものです。

 

他には、

Google ドキュメントで情報を共有する方法もあります。


1枚の文書シートを作成し、そのシートを他の人と共有すると、


共有者は文書を読んだり書いたりでき、
他の人がいつ何を書いたのかも履歴で分かります。

 

今まさに他の人が文章を書いていると、
文字が書き込まれたり、消えたり、動いている状況が見えます。

 


文章が残るという点ではメールのようなものですし、

リアルタイムで内容が更新されていくのは、
チャットのようでもあります。

 


Googleドキュメントならば、

こちらからメールやメッセージを送信する必要はなく、

見たい人がアクセスしてくる形にできます。

 

「報告する」というスタイルではなく、
「自分で見に来る」というスタイルになるため、

「なぜ報告しなかったんだ」とはなりにくい。

 

書いておけば、後は見てもらうだけですから、
情報をより共有しやすくなります。


ただ、会社に設置されているパソコンは、
外部ネットワークに接続していないものもあります。

メールだけは外部とやり取りできるが、
それ以外の通信は遮断されている。

そういう職場では、Googleドキュメントは使えません。

 

 

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山口正博 社会保険労務士事務所
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