以前は、年金に25年以上加入していないと、
受給権を得られなかったのですが、
平成29年8月以降は、
10年以上、年金に加入していれば、
受給権を得られるようになりました。
対象者は約67.6万人。
年金に10年以上25年未満の期間、加入している人で、
新たに支給対象になるのは
約67.6万人。
去年、2017年8月までに、年金請求書は本人に送付されており、
8月以降は請求手続きもできるようになっています。
対象者は約67.6万人で、
実際に請求手続きを済ませたのは、
そのうち約46.9万人。
初回の支給が、平成29年、2017年の10月で、
その次の支給月である12月までの間、
この10月から12月の間に、
年金が新たに支給されたのが約46.9万人です。
約3割がまだ請求手続きを済ませていない。
全体の約7割が請求手続きを済ませていますが、
残りの約3割がまだ手続きを済ませていない状況です。
全員がすぐに手続きを終わらせるわけではなく、
時間が経つにつれて、ジワジワと手続きする人も増えるでしょう。
年金請求書が届いて、
すぐに手続きをせず、しばらく忘れていたとしても、
時効は5年ありますから、後からでも請求手続きはできます。
なお、後から、遅れて手続きした場合、
過去の分も遡ってまとめて支給されます。
年金請求書の記入欄は多く、
住民票などの添付書類もあって、
面倒ですけれども、
請求しないと支給されないのが年金です。
保険料は、放っておくと積極的に催促してくるのですが、
年金を受け取るとなると、やや消極的になるのが特徴ですね。
あと、年金事務所に請求書を持っていく時は、
必ず予約してから行ってください。
「ガラガラでも1時間待ち」にならないように。