【新制度】準救急隊員の休憩は、自由利用の適用除外。

 

 

 

平成30年、2018年の4月から、「準救急隊員」が救急車に乗って
業務を開始します。

 

この準救急隊員は、2017年4月に制度が出来上がり、
任用が開始されるのが2018年4月から。


救急車に乗るのは救急隊員ですが、

救急隊員だけだと人が足りないため、

過疎地域や離島では準救急隊員という立場の人を
救急隊員の代わりに含められるようになりました。


以前だと、救急車1台に救急隊員が3人。

それが、「救急隊員2人と準救急隊員が1人」という構成でもOKに。

 

 


休憩時間は自由に利用できるのが原則だが。


休憩中に電話に出たり、
お客さんの注文を聞いたり、
出来上がった料理を持っていったり。

 

そういうことをしないように、


労働基準法34条3項(以下、34条3項)には、
休憩時間を自由に利用できるとの決まりがあります。

34条3項
使用者は、 -(中略)- 休憩時間を自由に利用させなければならない

 
いわゆる「手待ち時間」は休憩時間ではなく、
仕事から完全に開放されている時間が休憩時間というわけです。

それゆえ、例えば、

トラックに乗って、信号待ちしている時間

は休憩時間ではないんですね。


とはいえ、どうしても休憩を離脱しないといけない状況ならば、
離脱した時間だけ休憩時間を延長して対応する場合もあるでしょう。

そういう場合はあくまで例外として、

「休憩時間中は仕事をしない」

のが決まりです。

 

 


救急隊員は自由に休憩を利用できない。


休憩時間を自由に利用できる。

これが原則ではありますが、

救急隊員はいつ呼び出されるか分かりません。


お昼に担々麺を食べている時に呼び出されることもあるでしょうし、
ウトウトと寝ている時に叩き起こされるなんてこともあるのでしょう。


「今、担々麺を食べているから、出動できません」

なんてことは言えず、

お箸を置いて、救急車に乗り込んで現地に行かないといけない。

 

そして、帰ってきたら、麺が伸びて、スープも冷めている。

そういうこともあるのでしょうね。悲しいですけれども。

 


平成30年4月1日から業務を始める準救急隊員も、
救急隊員と同じように、

休憩時間を自由に利用できる原則は、適用を除外されます。

 

 


救急車を呼ぶべきか否か、これが悩ましい。


これ、ホント、判断しにくいですよね。

体調が急変したとき、移動手段が無いとき、
そういう時は救急車を呼んでも良いのでしょうが、

「コレぐらいで呼んでもいいんだろうか」

と逡巡してしまうんですね。


呼吸困難、体がしびれる、意識が薄れる、
そういう状況ならば119番で救急車を呼べるでしょう。

 

私も、夏の暑い時期、室内で熱中症になり、
救急車を呼んだ経験があります。

熱中症なんて自分はならないだろう。
室内は大丈夫だろう。

と思っていたんですが、、、。


熱中症になると、

急に息苦しくなって、呼吸が困難になり、

冷や汗がドッと吹き出して、顔が青白くなる。

私はこんな症状でしたね。


熱中症になれば、なった人の気持ちが分かります。

「あぁ、こりゃあ死ぬ人もいるだろうな」と。


大袈裟な話ではなくて、亡くなる人の気持ちが分かります。

熱中症に一度なれば、「あんな怖い思い、もうしたくない」と。

 


私の経験ですが、

ポカリスエットを飲むと、
隨分と症状が軽くなったのをよく覚えています。

 

救急車を電話で呼んで、来てもらうまでに飲んだんですが、
救急車が到着した頃には少しラクになっていて、
歩けるぐらいには回復していました。

 

あの時、ポカリスエットが無かったら、
ホント、どうなっていたか分かりませんよ。

それ以来、夏になれば、
ポカリスエットをそばに置いています。

 

しかし、

まだ少し気持ちに余裕があるけれども、体調が悪い。

そういう時、救急車を呼ぶべきか、それとも様子を見るべきか。

判断しにくいもの。


そこで、

「#7119」に電話を掛けると、

救急相談センター

に電話が繋がり、

今の症状に合わせて、対応方法を相談できます。

 

さらに、スマートフォンアプリもあります。

全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)総務省消防庁

『Q助』という名前のアプリで、

表示された項目を選択していくと、

症状の緊急度を判定できるとのこと。

 

救急車を適正に利用するよう宣伝されていますが、

中にはタクシー代わりに救急車を使う人もいるのでしょうけれども、

「呼ぶべきか、ヤメておくべきか」

その判断基準(救急相談センターやスマホアプリ)があると助かる人もいるでしょうね。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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