2018年2月2日、第3四半期の年金資金の運用状況が発表されました。
平成29年度第3四半期運用状況 年金積立金管理運用独立行政法人
2017年の10月から12月までの3ヶ月間で、
収益率は、3.92%のプラス
収益額は、6兆549億円のプラス
となりました。
2001年から2017年までの通算での収益は、
収益率は +3.39%
収益額は、+69.0兆円
となっており、17年間の通算でもプラスとなっています。
17年間の時間の中では、収益がマイナスになったときもあります。
最近だとリーマンショックの頃(2008年前後)はマイナスが続きましたし、
2014年と2015年にも収益がマイナスになっています。
このように、一時的にはマイナスになるときもありますが、
長期的な運用ではプラスを維持しており、
年金資金の運用は順調です。
「14兆円ものマイナスになった」とか
「10兆円もの損を出した」と
運用収益がマイナスになった時を狙ってメディアは報道しますが、
単年度なり、一四半期で決算を迎えるものではありませんから、
一時的にマイナスになることはあっても、
資産を売却しない限り損は確定しません。
収益がプラスになるとメディアはほとんど報道しませんが、
マイナスになった時は
<鬼の首を取ったように報道する>
のが通例になっています。
年金の資産がシッカリとプラス収益を生み出す理由は、
『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵』
で分りやすく説明されています。
こちらにも興味がありませんか?