学生が働くルール(労働法)を知るためのアプリが登場。

 

 

 

 

働くときのルールや法律を理解するきっかけを作る
学生向けのアプリがあります。

厚生労働省が作成したスマホアプリ(実際は業者に依頼して作ってもらったものだが)で、『RJパトロール』というアプリ。

 

「労働条件(RJ)パトロール!」が提供開始されます


 


最も身近なメディアはスマホ。


今や最も接触頻度が高いメディアといえば、スマートフォン。

本を読むよりも、
ラジオを聴くよりも、
テレビを観るよりも、

スマートフォンの画面を見ている時間の方が長いのではないでしょうか。


何か伝えたいことがあるならば、スマートフォンに流す。
テレビと違ってポケットから取り出せば見れるので、
本当に手軽です。


特に若い人ほどスマートフォンの画面を見ている時間が長いですから、

「じゃあ、スマホアプリで働くときのルールを周知すればいいんじゃないか」

と思うのは自然なこと。

 

 


どんなアプリなの?


アプリストアでダウンロードできるようになったのは2017年の11月。

 

 

会社という場所で、どういう問題が起こるか。
何が問題なのか。
どこがマズいのか。

こういう点をクイズ形式で当てるというアプリ


会話形式で、

会社側の人(部長や課長、主任など)

従業員(スタッフや学生など)
のやり取りを見て、

どの部分に問題があるかを指摘するのがクイズの中身。

 

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職場での会話から問題点を指摘する。



 

 


「ここがダメだ」と判断したら、
その会話の吹き出し部分をタップして、
緑色に反転させる。

 

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不適切だと思う会話を選択すると緑色に変わる。



 

その後に、解答をチェックして答え合わせ。

指摘した内容が正解していればステージをクリアできる。

 

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解説もチャンと表示される。

 

一例としては、

「じゃあ、辞める2週間くらい前までに変わりの子、
見つけてきてね。
あなたの後任を見つけてからじゃないと辞められないのよ、
うちの会社は」

という部分。

 

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これはダメな部分で、指摘する必要があるところ。

 

 

 

 

代わりの人を探すには、「従業員紹介制度」を作る。


「辞める代わりに他の人を連れてきて」
と言うだけでは、人はヤル気になりません。

会社が新しい人を募集すべきなのに、
その作業を辞める人にやらせているのですから、

そりゃあ、「代わりの人を連れてきて」
言われた方は嫌な気分です。


こういう場合は、

「従業員紹介制度」

というものを利用すると良いでしょう。


従業員紹介制度というのは、
新しく働いてくれる人を連れてきてくれたら、
紹介者に紹介報酬を支払うというもの。


例えば、学生でアルバイトとして働いている人がいて、

その人に
「新しい人を連れてきて、採用されたら1人につき3,000円の紹介料を払うよ」
と案内する。

 

会社が紹介者に報酬を払うのですから、
これならば「じゃあ、新しい人を連れてくるか」
思えます。

何の見返りもなく「代わりの新しい人を連れてきて」と
要求されてもウザいだけですが、

紹介料が貰えるならば、俄然ヤル気が出ますよね。


さらに、紹介された方にも3,000円払うのも良いでしょうね。

人材系の会社では「お祝い金」という名称で通っているものですが、
それを出すわけです。


人材募集のチラシを撒いたからと言って、
必ずしも応募があるわけではないですし、
結構なお金がかかります。チラシというのは。

チラシを撒くとすれば、数万円は必要ですからね。

僅か数千円の紹介料で確実に人を連れてきてくれるのですから、
従業員紹介制度はチラシを撒くより効率が良いのです。

 


採用された後、一定の定着期間を条件にするのも良いですね。

例えば、採用されて3ヶ月以上在籍していれば、紹介料を追加で2,000円支払う。
さらに、在籍期間が6ヶ月以上になれば、さらに追加で3,000円を紹介料として支払う。

採用時に3,000円。在籍3ヶ月時点で2,000円。6ヶ月時点で3,000円。合計で8,000円になります。

この紹介料を紹介した人に払うか、
それとも紹介されて入社した人にも払うのか。

さらに、金額の配分をどうするか。


3,000円といっても、
紹介した人に1,500円、紹介された人に1,500円
というように分けてもいいんです。


他には、

採用時には1,000円だけを紹介料として払っておき、

在籍3ヶ月時点で3,000円。
在籍6か月時点で4,000円。

というように配分を変えてもいいでしょう。


紹介される人だけでなく、
紹介する人も同時に在籍していることを条件に含めると、
OJTもやってもらえます

「オレの代わりにお前が入ったんだから。頼むぞ」
みたいな感じで新しく入った人に仕事を教えてくれます。

 

さらに、お互いに紹介料を貰えるとなれば、
そう簡単には辞めません。

学生だと辞める時期(2月や3月に辞める人が多い)が分かりやすく、
退職する半年前から紹介を始めるのも難しくありません。


ここらへんの設定は自由ですが、

「人に何かしてもらうには動機が必要」

という大事な原則というか鉄則は忘れてはいけないところです。


ここまで読めば、

何の「ニンジン」も用意せずに、
「代わりの人を連れてきて」
などと要求するのが

いかに図々しく、セコいのかが分かるはずです。



学生が多い職場ならば、この従業員紹介制度を回すだけで、
途切れなく人が入ってくるのではないかと思います。

学生同士ならばLINEで連絡しあって、
「うちの会社でバイトしない? 紹介料が貰えるよ」
みたいに気軽な感じで人を呼べます。

 

 

 

アプリのお話に戻ります。


全部で6章まであるクイズアプリですが、
1章あたり10分もあればクリアできます。

 

私には難しくないものでしたが、
人事労務関連の話題に興味が無い方には
ちょっと難しいのかもしれませんね。

 

解説ページが充実していますから、
もし分からなくても、
解説を読んでいくと理解できます。

 

学生が労働法を理解できるスマホアプリ『RJパトロール』

 

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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