家族がインフルエンザ。自分は元気なのに会社を休まされる?

インフル家族

 

 

 


今年、2018年の1月は例年よりもインフルエンザにかかる人が多く、
毎年1月中旬ごろに最も多くなります。

【大流行】インフルエンザ、例年よりも発症数は多く。

これを書いているのが1月27日ですから、一年で最もヤバイ時期なんですね。

 

 


元気なのに「会社を休め」と言われた。


他の人に感染するのがインフルエンザの特徴で、
インフルエンザになると周りの人から隔離されるんですね。

私は幸いにもインフルエンザになった経験がありませんけれども、
実際になった人の周りには人が近づかないようになります。


自分自身がインフルエンザになれば、
それはもう仕事どころではなくなりますし、
会社も休むはず。


ところが、自分は健康でピンピンしていても、
家族がインフルエンザに罹患したとなると、
警戒する人がいるんですね。


家族がインフルエンザになると、
あたかも自分までインフルエンザになっているような対応をされるんです。

 


確かに、感染力がありますし、家族がインフルエンザなら、
その人もウィルスは持っているでしょうから、
ある種の「危険人物」なんでしょうね。

健康な人でも少なからずウィルスを持っていますが、
発症するかしないかの違いです。


会社によっては、
「そうか、息子さんがインフルエンザか。じゃあ、君も休みたまえ」
なんて言われる可能性もあります。

熱も出ていないし、体もだるくない。息子は確かにインフルエンザだけど。

「こんな状況でも休まされるの?」

と思えてしまいますよね。


<インフルエンザになる可能性を減らしておく>

これは会社側の対応としては正しいのでしょうが、
健康に問題ない人を休ませるのは問題ないのかどうか。

 

 

 

インフルエンザにかかっていない人を休ませると休業になる。


家族がインフルエンザになっていて、本人は元気な状態。

この状況で、会社の命令で本人を休ませると、

「休業」

という扱いになります。


休業とは、会社の命令で社員を休ませることを意味します。

「そうか、息子さんがインフルエンザか。じゃあ、君も休みたまえ」
と言われて休んだとすれば、これは休業です。

 

もし、本人がインフルエンザになって休む場合は、これは休業ではありません。
(インフルエンザになったら仕事なんてできませんからね)

しかし、本人はピンピンしているのに、会社側の命令で休ませてしまうと、
これは使用者の責任で休業させたことになり、
給与を支払わないといけなくなります


「休んでいるのに給与が出るの?」

そう思う方もいらっしゃるでしょうが、
休ませると会社は給与を払わないといけないんです。


「働いていないのに給与が出るの?」

ええ、そうです。

労働基準法 第26条
 使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。


本人はインフルエンザにかかっておらず、元気な状態ならば、
休業の原因は本人にありません。

となると、

「使用者の責任で休業させている」

ことになり、

<休業手当を支払わないといけない>

んですね。

 

ちなみに、
休業手当を支払う代わりに、「特別有給休暇を与えて休ませる」のもOKです。

平均賃金の60%以上が支払われるならば、休業の形式は問いませんので、
特別有給休暇を与えても労働基準法26条で求められている内容を満たせます。

休業手当を支払った経験がある会社は多くないでしょうが、
有給休暇ならば普段から扱っているため馴染みがあります。

 

そのため、休業手当を支払う場合は、
<扱いやすい特別有給休暇で対応する>
のも一案です。


休業手当を支払ってまで元気な人を休ませたいのかどうか。

ここは会社ごとに違いがあるでしょうね。

 

 

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山口正博 社会保険労務士事務所
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