仕事で使うユニフォーム これ自分で洗うの?

 

 

 

 

自分で洗うかクリーニングに出すか。


私服で仕事をする職場がある一方で、専用のユニフォームに着替えて仕事をするところもありますね。

例えば、飲食店だと、エプロンやコック服、靴や長靴も用意されているところがあります。コンビニ、ガソリンスタンド、銀行、商社など、それぞれの仕事着があって、それを着て仕事をしていますね。

ユニフォームも着ていれば汚れてきますから洗います。その場合、自分で洗うのか、それとも会社経由でクリーニングに出すのか。この点で違いがあります。

私の経験だと、クリーニングに出すところがあれば、自分で洗うところもありました。


ユニフォームは会社の備品のようなものですから、この点から考えると、会社で洗うべきなんじゃないかとも思えます。しかし、着ているのは自分なのですから、自分の服と同じように洗うべきなんじゃないか。そう考えることもできます。

 

 

 

タダで人を利用してはいけない。


クリーニングに出せば、費用がかかります。月に2回、1着で500円かかるとすると、1人あたり毎月1,000円のクリーニング代が必要です。

もし、従業員が20人いれば、毎月2万円です。

これを毎月繰り返すとなると、1年で24万円です。積もればなかなかの金額になりますよね。

仮に、着ているユニフォームを自分で洗ってもらえば、このクリーニング費用はゼロです。


私の経験だと、会社経由でクリーニングすると自分のものが無くなるんです。自分のサイズに合ったコック服で、まだキレイな服だったのに、クリーニングされた後は他のコック服と混ざってしまい、他の人が着てしまう。これが厄介なんですよ。

「あれー、こんなに汚れてなかったのにな〜」と、クリーニングする前は白かったのに、クリーニングした後は何だかすごく黄ばんでる。他の古いコック服と入れ替わっているのですから、そりゃぁ当然です。

ランドリーボックス(クリーニングして欲しいものを入れるところ)に入れると、どこに行ったのか分からなくなるので、もう自分で洗濯していましたね。洗濯機に入れて一緒に洗うだけですから、さほどの手間ではなかったですけれども。

ユニフォームだけでなく、ダスター(雑巾のようなもの)を持ち帰って洗うように求める会社もあります。作業テーブルを拭く際に使うフキンですけれども、これを会社で洗わずに従業員に持って帰らせて洗わせるんですね。

洗うと言っても、1人あたり3枚か4枚ぐらいですから、タオルを洗濯機に入れて洗うのと同じです。洗濯物が少し増えても洗濯は1回で終わりますから、費用は大したことないんです。

ただ、これも仕事のうちであって、やってもやらなくてもいいものではないはず。だったら、何らかの報酬は必要です。

仕事だけに限りませんが、タダで人に何かをさせてはいけない。そういうことをすると、後からツケを払うことになります。

人に何かを聞いたり、教えてもらったり、何かを貰ったりするけれども、自分は相手に何も与えない。少数ですが、そういう人がいます。これは、いわゆる「taker(テイカー)」という人たちのこと。

取るだけ取ったら後は知らん。そういう人をtakerと言います。自分の利益を優先して、他社の利益を考えない。そういう人は村八分にされるものです。


会社でも、従業員の人に洗濯をしてもらったら、会社としては得をするのですから、得した分を従業員に還元しないといけない。

ユニフォームやダスターを自分で洗濯してくれる人には、手当を出すとか、買い物券をプレゼントするなど、何らかの見返りが必要です。

ユニフォームを自分で洗濯してくれれば、月に1,000円を節約できる。ならば、毎月300円の洗濯手当を出す。もしくは、自分が働くお店で使える買い物券やお食事券を300円分プレゼントする。

自分で洗濯すればご褒美が貰えるとなれば、これはもう積極的に洗濯したくなる。

大きなニンジンじゃなくて、ほんの些細なニンジンを用意するだけで人の気持ちは変わります。


何をすれば人は感情的に快適だと感じるのか。まさに労務心理学と言うべきものですね。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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