「さぁ、今日は休暇で休みだ」と思っていたら、LINEでメッセージが。読んでみると、急用で出勤してほしいとのこと。
さて、どうするか。
すでに休暇は取っているし、というよりも今日が休暇の当日であって、すでに休暇は開始されてしまっているのだから、出勤要請をシカトするか。
それとも、「こりゃあ、何かあったか」と思い、身支度をして出勤するか。
まず、すでに休暇が始まっているとなれば、当日の労働義務はないので、LINEのメッセージをスルーしてもいい。これはこれで1つの選択です。
他方、休暇を取りやめて出勤した場合は、当日の有給休暇は取得したことにはならないので、取り消しとなる。
時季変更権を行使せず、当日になっていきなり出勤を求めて休暇を取り消すとなると、反則技なのだけれども、現実にあり得ないことではないでしょう。
取り消しといっても、そのまま雲散霧消するわけではなく、他の日程に振り替える必要があります。こうなると時季変更権ソックリですが、実務ではそうならざるを得ません。
また、休暇を取りやめて出勤したとして、仮にその仕事が数時間、3時間ほどで終わったとしても、当日に休暇を取ったことにはなりません。時間数に関わりなく、途中で休暇を一部でも中断したとなれば、丸々1日分の休暇を別の日に設定しなければいけません。
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