フィードバックできない。
勤務時間を記録する代表的な手段はタイムカードです。硬い紙で作られていて、片面で半月分、両面を合わせると1ヶ月分の勤務時間を記録できます。
そのタイムカードを使って勤務時間を記録するのですが、カードは給与の締め日になると会社に回収されてしまい、本人の手元からはなくなります。締め日の翌日からは新しいカードが用意されるので、古いカードを見ることはできません。
学生の頃、「給与明細と一緒にタイムカードのコピーもくれたらいいのに」と私の友人は言っていたが、まぁ確かにそうですよね。自分の勤務時間が記録されているのですから、その記録内容と給与の内容がキチンと合っているかどうかを確認するためにはタイムカードのコピーが必要です。
しかし、勤務記録は本人のものですが、タイムカードは会社に所属する書類なり情報です。そのため、ホイホイとコピーを渡しにくい事情があるのでしょう。また、コピーを渡す義務はないし、必要も無いので、給与明細と勤務記録をセットで渡す会社は稀ではないかと思います。
タイムカードのコピーが無い以上、私が学生の頃は会社を信頼するしかなかった。中には、メモ帳に当日の勤務時間を書いて持って帰っている人もいたが、面倒くさかったので私はやらなかった。仕事が終わるときに、自分のメモ帳にメモるんですが、キチンと記録するのは良いと思ったが、何よりメンドクサイ。
もっと簡単に勤務時間をフィードバックできる方法がないかどうか。ここが考えどころです。
スマホのカメラがここでも活躍。
2015年の今ならば、スマホのカメラが手段として最も適しています。カメラならば、コピーする手間が不要だし、紙もインクも要らない。常に持ち歩いている。とても便利な道具です。
スマホのカメラ機能をメモ代わりに写真を撮影することも多いですが、これは良い方法です。スマホの性能がアップするまでは、コンパクトデジタルカメラを使っていたが、今はずっとスマホだけです。
学生が黒板やホワイトボードの内容を撮影してノート代わりにする。メモや名刺をスマホで撮影して保存する。食べたものを撮影して記録する。景色や人間を撮影するのがカメラの主な使い方ですが、記録手段としても主役級の活躍をします。
コピーの代わりに、スマホのカメラで自分のタイムカードを撮影しておく。この方法ならばタイムカードを持って帰る必要はないし、メモ帳に書くこともなければ、コピーしてもらう必要もない。
締め日にタイムカードが回収されるので、それまでにカードの裏表をスマホで撮影しておく。これが最も簡単で効率が良い方法でしょうね。
他にも、締め日の翌日以降にチェックする期間を設けるのもアリです。1ヶ月分の勤務記録を紙に印刷し、それを本人に確認してもらい、サインなり印鑑を押してもらう。
例えば、20日に締めて、月末に支払うならば、21日から24日まで、勤務記録を本人がチェックする期間を設ける。これならば、コピーしたり、カメラで撮影する必要はなく、間違っていれば修正することもできる。
どのような方法でも構わないのですが、1ヶ月分の勤務記録をチェックできる仕組みを作っておくのがオススメです。
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