お盆シーズンも「社畜」は通常営業! 振り回される就活生「お盆に面接入れるとかまじ死ね」
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お盆というのはそれほど特別なものなのでしょうか。毎年8月15日前後がお盆の時期ですが、お盆に休みたいという気持ちが私には分からない。真夏真っ盛りの時期で、人が大移動し、道路では渋滞が起こり、レジャーランドで乗り物に乗るために1時間も待つ。
8月の中頃は休むには適していない時期であるにもかかわらず、昔からの慣習というか惰性というか、そういうもので8月の中頃に休む人が多い。
少しだけ時期を前後にズラせば快適です。7月に1週間の休暇を取るとか、9月に休暇を取れば、どこに行っても人は少ないでしょうし、暑さもマイルドです。
どうしてお盆になると一斉に休むんですかね。交代で休暇を取れば、連休に影響を受けずに商売を続けられるので良さそうです。ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始と、連続で休む時期が年に数回ありますが、何も皆が一斉に休まなくてもいいのではないかと、ずーっと思っていますが、変わる気配は無さそうです。
労働基準法の休憩も一斉が基本です(労働基準法34条2項)。一斉に休憩を取らなくても、交代で休憩を取れば、仕事を中断する必要はなくなります。昼休憩の時間に電話番をする人もいるようですが、交代で昼休憩を取れば、休憩中に電話番をすることもなくなります。
みんなと一緒じゃなきゃ不安と感じる人もいるのかもしれませんが、休暇まで一緒に取ると不都合なこともあります。
道路の混雑はもちろんですが、一斉休暇の時期はどこに行っても混んでいるような気分になります。ビジネス街は閑散として快適かもしれませんが、その他の場所は人が多くなる。
さらに、宿泊料や運賃が高いのも厄介なところです。電車や飛行機、ホテルなど、連休になると需要が盛り上がるため、割引は無く通常料金を請求されます。何もない平日だと、色々と割引を設けて集客しますが、お盆の時期は何もしなくても人がやってきますから、お得な割引がなくなります。
お盆の時期に旅行に行くことはあまり無いのですが、冬の時期は旅行に行きます。
冬はツアーでスノーボードに行きますが、ツアーといっても、添乗員が旗を持って「こちらですよ~」と団体を引き連れるようなものではなく、飛行機や宿泊代、リフト券などがパックになっただけのもので、実質は個人旅行と同じです。
ツアーは日程によって料金に差があります。内容は同じですが、出発日によって料金が異なります。例えば、年末年始は2泊3日で10万円ぐらいの料金ですが、1月や2月になると、2泊3日で5万円ぐらいの料金に下がります。ここでは2倍だが、場合によっては3倍ぐらい値段が違うこともあります。
年末年始の時期に設定されたツアー料金は懲罰的とも思えるほど高くて、繁忙期に旅行へ行くのは損だとよく分ります。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など、人が休むときは動かずに、人が動いていない時に動くのが賢明です。
お盆の時期に面接のスケジュールが入って不満らしいですが、学生ならばお盆の時期をズラしてどこにでも行けるでしょう。お盆じゃなきゃお爺ちゃんやお婆ちゃんに会えないわけではないので、7月末から8月初めとか、夏の終わり頃の8月末、大学生ならば9月の初めまで夏休みなので、涼しい9月に入ってから帰省するのも悪くない。
私は今までお盆にこだわったことがありません。大学生の頃も、7月末に東京から大阪に帰省していたので、時期は早かったものの、それでも中央道は混んでいました。大学1年の頃は東海道新幹線で帰省していましたが、7月末だとまだ混雑している感じはなかったです。
お盆にお墓参りする人もいますが、とんでもない。お墓へお参りするために行くのではなく、渋滞に巻き込まれるために行くようなもので、お盆の墓参りにはロクな思い出がありません。サービスエリアは混んでいるし、飲食店も混んでいる。お盆の墓参りというと厳かな感じがしますが、実査は落ち着いた感じなど微塵もありません。
お盆は淡々と仕事をするか、休みであっても自宅でオガラを焚いて、きゅうりと茄子で精霊棚を用意し、茄子の牛・きゅうりの馬も作る。最近は、プラスチック製の茄子やきゅうりを使った牛や馬も販売されているので便利になったものです。
本当は出かけたいけれども、人が多いので諦めている。そんな人もいるでしょうが、休みの時期をズラせば諦めることもない。
労務管理では、8月15日前後を休みにしなければいけない義務はないので、お盆の時期も通常通りに営業して構いません。8月中旬を避けて、7月に連続休暇を設定するとか、9月や10月も。他にも休みを取れる時期は多々あります。
こういう時に有給休暇を積極的に使ってもいいですし、有給休暇とは別に無給休暇を作ってもいいでしょう。お盆は1週間程度なので、7日の休暇を用意し、それを交代で取得する。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始には通常どおり営業し、その代わりに、それらの日数に相当する無給休暇を別途で用意し、時期をズラして休暇をとる。これだけでも休暇としては快適さが増します。