「有給休暇の消化を企業に義務付け」というタイトルだが、具体的な施策の内容は何なのかは書かれていない。日本では有給休暇を取得しにくいだとか、ヨーロッパの例を示して比較するなど、有給休暇のよくある概説程度の内容。
義務付けるならば、具体的にどんな方法で義務付けるのか。そこを書かないと、意味が無い気がするが、他の人が書いた文章だから、そこは置いておく。
企業が主導して有給休暇を消化するとなると、手段としては、有給休暇を計画付与する方法になる。社員本人がこの日に休暇を取ると決めるのではなく、企業側でこの日は有給休暇にすると決めるのが計画付与の有給休暇。
「義務付けるといっても、その内容は今まであった有給休暇の計画付与ではないのか?」と思うのですが、おそらくそれと大差ない内容になるでしょう。
ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始は、大型連休の時期になる。ただ、大型連休といっても、隙間に平日が入り込んだりして、連休が中休みになり、言わば「穴あき連休」のような状態になり、連休という感覚が薄れるときがあります。
連休に穴が開いたとき、この穴あき部分に企業がスケジュールを決める計画有給休暇を入れ込んで、連続休暇に変える。これが厚生労働省が実施しようとしている有給休暇の消化を義務付ける方法だろうと思います。
これは随分と前から話されてきたことであって、つい最近始まった話ではありません。