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2010/10/22【なぜ週休・公休という名称を使うの?】



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どうして一括で複数のメルマガを配信するのかという意見がありました。

今現在、まとまった時間を作って、メルマガをまとめて書いているので、配信もまとめて行っているので、メルマガの到着もまとまってしまっています。

確かにまとめて送られると圧迫感があるのでしょうね。


例えば、不在中の新聞も同じで、まとめて読もうと思っても読めないものです。

配達店には、何か勿体ないので、「帰ってきたらまとめて送ってください」と言ったりするけれども、後で日付の古い新聞を読むのかというと、まず読まない。

だから、不在中の新聞は要らないと言うようにしている。要らなければ日割りで料金を引いてくれるし、読めないというストレスも感じないので、不在中の新聞は不要とするほうがいい。

メルマガもまとめて読もうとするとシンドイかと思いますので、今後のメルマガは、まとめて書くことがあっても、配信は小分けに(早くとも2日に1回の配信というように)するように変えます。

これからも、よろしくお願いします。








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■なぜ週休・公休という名称を使うの?
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■休日を何と呼ぶかは自由だけど、、、。



休日を呼ぶときに、「公休」と「週休」という名称を使うことがある。昔は週1日の休みが多かったのだが、ある時から週休2日に変わって、その頃から公休と週休という名称が定着してきたのかもしれない。

そこで疑問が湧くのが、なぜ週休と公休という名称を使うのかという点。

法的には休日は法定休日と法定外休日に分けて把握するのですが、社内的には法定休日と法定外休日という名称ではなく、公休と週休という名称を使っていることがおおい。

なぜ法定外休日と法定休日という名称を使わずに、あえて公休・週休という名称を使うのかが謎です。


ちなみに、週休とは、「1週間のうちに決まってある休日(大辞泉)」と定義されています。

一方、公休とは、「1週間のうちに決まってある休日。同業者などが申し合わせて、一定の日に休むこと。また、その日。公休日(大辞泉)」と定義されています。

週休と公休はお互いに違う概念のように思われていますが、辞書の定義を読み比べてみると、ほとんど違いがありません。公休の定義の前半と週休の定義は全く同じですよね。あえて言えば、公休の方が週休よりも定義の枠が広いと言えるでしょうか。集合で考えると、公休の中に週休が包摂されていると言える。

公休の定義に含まれている「同業者などが申し合わせて、一定の日に休む」というのは、どんな状況なのでしょう。単なる日曜日と考えてしまっていいのか、それとも違うのか。言わば「カルテル的休日」と表現することもできるかもしれない。新聞の休刊日などがこの例でしょうか。あれは同業者が申し合わせたように休刊しますよね。日刊なのに休刊日があるという点がヘンな感じですが。

公休と週休は意味に違いはさほど無いにもかかわらず、分けて使われている。また、法定休日と法定外休日という名称を直接に使って休日をふるい分ければ足りるのに、あえて公休・週休という名称を使っている。


なぜ?





■法定休日はどこにある?



私が考えるに、「公休=法定休日」、「週休=法定外休日」と理解している人は少なくないのではないでしょうか。

公休は公的な休日なのだから法定休日。週休は公的ではない休みなので法定外休日。こんな感覚か。

しかし、公休は法定休日とは限らないし、週休が法定外休日とも限らない。なぜならば、法定休日と法定外休日という名称を直接に用いていないのですから、どちらがどちらに対応するかは実際には分からないのです。公休が法定外休日で週休が法定休日になる可能性もあります。

さらに、「公休は公的な休日なのだから法定休日」という判断もヘンです。法定休日は"法的"な休日なのであって、公的な休日ではないのですから、「公休は公的な休日なのだから法定休日」という判断の流れはおかしいわけです。「公的」の部分を「法的」という表現にすり替えているんですね。


休日労働がある組織だと、どの休日が法定休日で、どの休日が法定外休日なのかを判別する必要がありますよね。労働基準法では、法定休日に働けば休日労働ですが、法定外休日に働いても休日労働ではありません。そのため、どの休日に勤務したかで取り扱いが変わるわけです。ゆえに、どの休日が法定休日で、どの休日が法定外休日なのかを判別しなきゃいけない。ちなみに、どの休日であっても、勤務すればすべて休日出勤として扱っているならば、あえて休日を判別する必要はありません。

どの休日に勤務するかで休日出勤か否かを分けている会社で、法定休日・法定外休日という表現ではなく、公休・週休という名称を使っていると、ちょっと混乱することがあります。







■煙幕を張るために週休と公休という名称を使っているのかも。



あえて公休・週休という名称を使っているとすれば、どの休日が法定休日かを特定させないという目的があるのかもしれない。

つまり、チラホラと休日出勤がある会社だと、法定休日の位置を週休と公休でコロコロと変えて、休日出勤にならないようにしているかもしれない。もちろん、週休と公休の両方とも出勤すれば休日出勤になる(ここでは休日の振替を想定しない)でしょうが、公休か週休のどちらか片方の日に出勤したときには、出勤した方を法定外休日として取り扱い、休んだ方を法定休日として扱うことで、休日出勤にならないように運用することが可能なわけです。

ちなみに、法定休日は曜日を限定することを必ずしも要しないので、毎週曜日を変えていても構わないわけです。法定外休日も曜日指定はありません。そのため、公休・週休という名称を使っていると、どの日が法定休日でどの日が法定外休日なのかを分かりにくくすることができてしまうのですね。

もちろん、上記のような動機などは無く、単に慣例に従って公休・週休の名称を使っているだけという会社もあるでしょう。おそらく、「今まで公休・週休という名称を使ってきたので、現在も使っている」という理由ではないかと思います。


ただ、法定休日と法定外休日という名称があるのですから、あえて公休と週休という名称を使う必要はないはずです。

法定休日の曜日をロックしないようにするという目的があるとしても、公休と週休という名称を使う必要はありません。休日ごとに法定休日か法定外休日かをその都度決めていけば良いのですから、公休と週休で誤魔化すこともない。上記のように、週休2日のうち、勤務した方を通常勤務日にして、休みになった方を法定休日にするのも構わないのですから、素直に法定休日と法定外休日の名称を使っていけばいいのです。

法定休日の曜日を固定しないのはズルいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この程度の流動性はあった方が融通が利いて便利ではないかと思います。















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