労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

book413(非喫煙者よりも喫煙者の休憩時間の方が長い)





■一服は休憩ではない?



喫煙している人は、仕事が一息つくと、ちょっと一服と思い、喫煙所に行って小休止をとることがありますよね。

仕事をしていれば、気分転換のために小休止をとって、コンディションを整えることもあるでしょう。

ただ、「喫煙者の小休止」と「非喫煙者の小休止」ではちょっと状況が異なります。


喫煙の小休止をするの特徴としては、頻繁に喫煙のための小休止を取る傾向があるようです。喫煙には依存性がありますから、ちょっと時間ができれば一服をとなりがちで、1時間に1回、30分に1回という間隔で小休止を取る人もいるのですね。さらに、一服ごとに喫煙所で談笑したりするわけです。

一方、喫煙しない人も小休止を取るものの、自動販売機で飲み物を買って飲んだりして、ちょっとした談笑をする程度であって、時間の間隔も3時間か4時間に1回程度ではないでしょうか。


この喫煙者と非喫煙者の"差"をどう考えるのかというのが問題の焦点です。








■小休止も積もれば休憩だ。



「小休止」という言葉はなかなかの曲者で、休憩時間ではないけれども、休憩に準じた性質を持つ取り扱いに困ることがある存在です。

休憩時間ならば、何時間かの間隔で何分というように設定されているでしょうから、管理に困ることはあまりないのかもしれませんね。

しかし、小休止となると、雇用契約書や就業規則にその内容が書かれていないことがほとんどで、社員の自主性に任せているのが実情かもしれません。

喫煙のための小休止といっても大した時間ではないので、あえて何かを決める必要はないと思えますが、小休止における「喫煙者と非喫煙者の差」には気を向けておいた方が良いでしょう。


例えば、5分の喫煙のための小休止(「一服+談笑」で構成される時間)を、10回取れば、50分になりますよね。50分の小休止となると、もはやこれは小休止ではなく休憩です。さらに、12回取れば、1時間の休憩です。


おそらく、喫煙のための小休止が細切れ時間であるために、実態は小休止ではなく休憩であるにもかかわらず、その実態が隠されてしまっているのではないかと思います。


もちろん、小休止自体を取るべきではないというわけではなく、小休止もその頻度によっては休憩と同視するべき状況もあるということです。喫煙者の小休止は、非喫煙者の小休止に比べて頻度が高いですから。

せめて、喫煙は休憩時間のみとすることで、「喫煙者と非喫煙者の差」を少なくすることができるかもしれませんね。

山口正博 社会保険労務士事務所
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