book370(雇用保険に加入するタイミング)




■すぐに辞めるかもしれないのに、入社してすぐに雇用保険に加入するの?



雇用保険や健康保険、厚生年金といった公的保険は、社員さんが被保険者の条件にあてはまると、社員さんは制度に加入します。

ただ、公的保険への加入で悩ましいのは、入社してすぐに退社する社員への対応です。


例えば、フルタイムで仕事をする人を採用したとすると、入社してすぐに公的な保険には加入しますよね。パートタイムで仕事をする人ならば、加入するしないの判別がありますが、フルタイムだと全員が公的保険に加入するはずです。

ところが、入社して3日ぐらいで辞めることになったり、1週間ぐらいで「仕事が合わないので辞めたいのですが、、、」と申し出てくる人もいます。もちろん、仕事が合わないというミスマッチはやむを得ないのですけれども、保険の加入処理で困ったことになることもあるのですね。


「ああ、、、今度の新入社員さんの保険関係の手続きが今日やっと終わったよ」と思っているときに、「あの、、、辞めたいんですけど、、、」と言われたりすることもあるわけです。






■もし加入手続きが遅れたら、、、



フルタイム社員の場合、公的保険にはすぐに加入するものの、資格取得の手続きまでは少しタイムラグを作ることができます。

「~日まで」というように保険手続きには期限が設定されているので、この期限まで資格取得の手続きを伸ばすのもアリです。

例えば、雇用保険ならば、資格取得手続きは翌月10日までという期日がありますので、現在が2月17日ならば、3月10日までは手続きを引き延ばしておくことも可能です。


ところで、もし期日に遅れたらどうなるのかというのも気にかかるところですよね。

雇用保険の資格取得手続きの期限が翌月10日までと設定されていますけれども、もし翌月の17日になってしまったら、もう雇用保険の被保険者の資格を取得できないのでしょうか。

「期日を過ぎているのだからダメ」と思うかもしれませんが、手続きは可能です。公的保険は遡って加入することもできますからね。


公的保険はなるべく多くの人を加入させるという方針(国民皆保険)がありますから、加入したいと希望している人を拒否することはありません。



もちろん、なるべく期日以内に手続きをするのが望ましいのは言うまでもありません。


山口正博 社会保険労務士事務所
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