2010/2/18【契約期間中に雇用契約の内容を変更する】




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Google Checkoutが日本でも使えるようになると便利でしょうね。

決裁はトランザクションに課金するのが望ましいですから、初期費用や月額費用を要しないGoogle CheckoutやPay Palが決裁サービスとして本命だと私は思います。

初期費用で数百万、月額費用が数十万では採用しにくいですから。






■契約期間中に雇用契約の内容を変更する◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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雇用契約と実態がズレる。
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■契約は1回だけ?



会社に入社することが決まると、ほとんどの会社では雇用契約を締結するはずです。ただ、中には雇用契約というイベントを設けずに雇用を始めたり、雇用契約は締結するが雇用契約書を作らなかったりする会社もありますね。

契約は当事者の意思表示の合致で成立しますから、契約書のような文書を作るかどうかは必ずしも必要なく、口頭でも成立します。そのため、採用を決めた段階で、「じゃあ明日から出勤して」とか、「来月の頭から勤務開始ということで」というように、ちょっと会話するだけで採用手続きが終わってしまう会社もあるのですね。


文書であれ口頭であれ雇用契約を締結することができることはそれでよいとしても、多くの場合、入社のときに雇用契約を締結したきりで、あとは契約を更改すること無く、そのまま雇用関係を継続しているのではないでしょうか。

雇用契約を締結するのは入社の時の1回だけであって、あとはそのまま期限無しの雇用契約(期間を定めない雇用契約とも呼ばれますね)で継続していくことが多いのではないでしょうか。


ただ、仕事内容がいつまでも不変であるのは稀です。時間が経過したり、また会社が成長したりすることで、社員個々人の仕事も変わっていくはず。他にも、社内で部署を移動して仕事をすることもありますから、入社時の雇用契約の内容とはずいぶんと変わってしまうこともあるのですね。例えば、入社時は営業だったけど、1年後には企画に移って、その2年後には財務に移動になったとなると、入社時の雇用契約はほとんど意味をなさなくなるでしょう。


それゆえ、勤務スタイルが変われば、雇用契約を更新して、契約の内容を変える必要があるのですね。ところが、雇用契約を締結するのは入社時だけという会社もあり、ちょっと困るのです。








■途中から雇用契約の内容が変わっていく。



雇用契約には「期間を定める契約」と「期間を定めない契約」があり、どちらの契約でも雇用契約として有効です。

小規模な会社だと、フルタイム社員もパートタイム社員もすべて「期間を定めない契約」で雇用契約を締結し、事務作業を省いているところもあります。期間を定めない雇用契約ならば、契約の期限が切れることはありませんから、期限ごとに契約を更新する必要が無く便利だと思えるのでしょうね。

確かに、「期間を定めない契約」は便利です。


ただ、先ほども書いたように、入社時の雇用条件がそのままずっと続くというのは稀です。

例えば、「週5日勤務で、休日は土曜日と日曜日で、勤務時間は9:00から17:00」という雇用条件が1年も2年も3年もずっと同じという人は意外に少ないように思います。通常は、週5日を週4日に変えたり週6日に変えたりしますよね。また、休日も、曜日を変更するかもしれません。勤務時間も増減する可能性があります。

ゆえに、入社時の雇用契約をそのまま放置するのは便利なものの、時として不都合なものになるのです。


「雇用契約の内容は不変で、雇用実態は変動する」のではどうしても歪みが生まれます。

雇用実態が変動するならば、雇用契約の内容も同時に変動しなければ、釣り合わないのですね。







■お互いに合意していれば良いが、、、。



そこで、雇用実態に合わせて雇用契約を変える必要があるのですが、最初に書いたように、契約は文書でも口頭でも成立させることができます。そのため、雇用契約の更新する際にも、文書を使う場合と口頭で対処する場合に分かれます。

雇用契約を締結するときは、「絶対に雇用契約書を作らないとダメ」というわけではなく、契約書は契約内容をブレさせないようにするアンカーの役割を担うものであって、契約の成立に文書が不可欠なわけではないのです。

となると、利便性を考えて「期間を定めない契約」を締結している会社では、契約内容を変えるときは社員との話し合いで済ませようと考えるわけです。事務作業を避けるために期間を定めない契約を利用しているのですから、なるべく手間がかからない手段で契約内容を変えようと試みるはずです。


もちろん、雇用契約の期間中に雇用契約の内容を変更することはできますし、また、期間を定めている雇用契約であっても、途中で契約内容を変えることができます。

ただ、その変更方法が曖昧なのです。


社内の日常会話で、「今は週3日で出勤しているけど、来月から週4日にできない?」と言われ、「あぁ、いいですよ」と答えたとします。

驚きですが、これで雇用契約が変更されることもあるのです。


会社と社員で合意(当事者で合意)すれば雇用契約は変更できますから、上記のようなふとした会話でも契約内容を変更することができてしまうのです。もちろん、お互いにどの程度本気だったかも斟酌しないといけないでしょうが、あり得ないことではないでしょう。


口頭で雇用契約の内容を変えてしまうと、変更後の契約内容が揺らいでしまい、後になって「契約した内容と違う」とトラブルになっても、会社も社員も解決できない状態になってしまうかもしれません。


ゆえに、雇用契約と雇用実態が乖離し始めたら、契約書を作って雇用契約を更新するという作業を面倒でも行うのが望ましいでしょう。


話の流れで雇用契約の内容を変えたことにしないのがキモです。








┏━━━━━━━━━━☆★ 編集後記  ★☆━━━━━━━━━┓



相手から何かをしてもらったら、何であれお礼をすると、やはり喜ばれる。

大した事でなくとも、何らかの助けを受けたり、何かを貰ったりしたときは、無償であれ有償であれ、お礼を言うのがいい。


私もいろいろと質問を受けることがありますが、その質問に答えても、やはりお礼を言う人と言わない人がいる。

「私は年上で、お前は年下だから、俺はお礼を言わない」とも言わんばかりの人もいますからね。

他にも、一方的に質問しておいて、それに私が答えても、一言のお礼も言わない人もいらっしゃいます。メール1通すら送ってこないのですね。

こういう場面でつき合いたい人間が分かると思う。


年上年下、先輩後輩、夫婦、兄弟、親戚などなどと人間関係はありますが、なにより「人と人との付き合い」だと言うことを忘れないようにしたいですね。


些細な事でも相手がお礼を言うかどうかという審査は、面白い選別だ。





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